性の多様性について
更新日:2023年01月16日
性というと、「男」「女」と生物学的な性をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、性のあり方(セクシュアリティ)は、からだの性(生物学的な性)・こころの性(性自認)・すきになる性(性的指向)・表す性(ジェンダー)の4つの要素の視点から見ると、これらの要素の度合いによって、無数の組み合わせがあります。
セクシュアリティは女性か男性かという2つに分けられるものではなく、人それぞれ、多様なものです。
たとえば、「からだは男性でこころは女性、すきになる性別にはこだわりはなくて・・・」というように、性は「男」「女」とはっきり分けられるものではなく、性のあり方は人それぞれ違います。
また、すべての人の性のあり方を表すことばとして、「性的指向(Sexual Orientation)」「性自認(Gender Identity)」の頭文字をとってSOGI(ソジ)といいます。
性的マイノリティとは
女性で女性を、男性で男性を好きになる人や、体と心の性別が異なる人など、たくさんあるセクシュアリティ(性のあり方)のなかで、少数派の人たちのことを性的マイノリティといいます。
そして、その中で代表的な性的マイノリティの4つの頭文字をとってLGBTといいます。
LGBTのLはレズビアン(女性を好きになる女性)、Gはゲイ(男性を好きになる男性)、Bはバイセクシャル(女性を好きになることもあれば、男性を好きになることもある人)・Tはトランスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と異なる性別を生きる人/生きたい人)を表しています。
性的マイノリティの人の割合は、3~10%と言われています。たとえば、左利きの人の割合は約10%です。気が付いていないだけで、あなたの周りにも性的マイノリティの人はいます。
また、LGBT以外の性的マイノリティもいます。下記は一例で、人それぞれ、いろいろな性のあり方があります。
用語 | 意味 |
---|---|
アセクシュアル | 恋愛感情や性的欲求を持たない人 (友達を好きな気持ちや人を大事にする気持ちは別のものです) |
クエスチョニング | 性自認(自分の性別をどう思うか)や性的指向(すきになる相手の性別)を男性・女性どちらかに決めるのが難しいと感じていたり、決めていない人 |
パンセクシュアル | 男性・女性の性別以外の性別も含め、すべての性別の人が恋愛対象となる人 |
エックスジェンダー | 自分を「男性」とも「女性」とも認識していない人 |
性の多様性を尊重するまちづくり宣言
令和4年7月2日、性の多様性を尊重するまちづくり宣言(LGBTフレンドリー宣言)を行いました。
宣言内容は下記リンクからご覧ください。
性の多様性を尊重するまちづくり宣言(LGBTフレンドリー宣言)
いばらきにじいろスペース
毎月1回、性的マイノリティの方や、支援者などが集えるコミュニティスペースを開催しています。
日程等は下記リンクからご覧ください。
性的マイノリティコミュニティスペース「いばらきにじいろスペース」
いばらきにじいろ相談
性的マイノリティ当事者、その家族、学校や職場の関係者、支援者からのご相談を、専門の相談員が電話でお受けします。
詳細は下記リンクよりご覧ください。
そのほかの相談窓口
市の相談先
相談先 | 日時 | 電話番号 |
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豊川 いのち・愛・ゆめセンター | 月~土曜日(祝日、12月28日~1月4日を除く) | 072-643-1470 |
沢良宜 いのち・愛・ゆめセンター | 月~土曜日(祝日、12月28日~1月4日を除く) | 072-635-7667 |
総持寺 いのち・愛・ゆめセンター | 月~土曜日(祝日、12月28日~1月4日を除く) | 072-626-5660 |
男女共生センターローズWAM | 月、水~土曜日(祝日、12月28日~1月4日を除く) 10時~16時 | 072-620-9920 |
人権センター | 月~金曜日(祝日、12月29日~1月3日を除く)9時~17時 | 072-622-6613 |
市以外の相談先
相談先 | 日時 | 電話番号等 |
---|---|---|
一般財団法人 大阪府人権協会 |
【平日】月~金曜日 (祝日、12月29日~1月3日を除く)9時30分~17時30分 【夜間】火曜日 (祝日、12月29日~1月3日を除く)17時30分~20時まで 【休日】第4日曜日9時30分~17時30分 |
06-6581-8634 ファックス(代表)06-6581-8614 【料金】無料 【その他】メール、手紙、面接等の相談も受け付けていますので、詳しくはホームページをご確認下さい。 |
パートナーシップ宣誓制度
令和4年7月1日より、茨木市でパートナーシップ宣誓制度を始めました。
詳細は下記リンクからご覧ください。
公正証書の作成費補助(茨木市パートナーシップ宣誓制度活用補助金)
令和4年7月1日より、パートナーシップを証明する公正証書の作成費を補助する制度を始めました。
詳細は下記リンクからご覧ください。
パートナーシップを証明する公正証書の作成費補助(茨木市パートナーシップ宣誓制度活用補助金)
事業所向け出前研修・啓発リーフレット
出前研修
茨木市内事業所向けに、アライ(多様な性を理解し、支援する人)を育成するための出前研修を無料で実施しています。市から講師を派遣しますので、研修受講を希望される事業所は下記リンクから詳細をご確認の上、お申込みください。
啓発リーフレット
性の多様性に関する事業所向けの啓発リーフレット「だれもがありのままで働けるいばらきへ」と作成しました。
性の多様性に関する理解を深め、職場環境や顧客対応など、いろいろな場面でお互いを尊重するためのヒントになれば幸いです。
事業所向け啓発リーフレット「だれもがありのままで働けるいばらきへ」 (PDFファイル: 4.9MB)
ひとりひとりができること
見た目では判断できないセクシュアリティの違いの理解不足、周囲の誤解や偏見から、差別やいじめをする人がいるため、ありのままの自分を隠して生活している人もいます。
人はそれぞれ違っていてあたり前です。その違いを多様な個性の一つとして認め合える社会は、誰もが生きやすいと思える社会ではないでしょうか。性的マイノリティの理解者・支援者(アライと言います。)になるためにあなたが今すぐに実践できることがあります。
- 差別的な言葉は使わず、ゲイやトランスジェンダー、レズビアンと表現し、性的マイノリティをからかうような言動はしないようにしましょう。
- 本人の承諾なく、その人のセクシュアリティを他の人に教えるのはやめましょう。
- 性的マイノリティを多様な個性の一つとして理解を深め、ありのまま自由に過ごせるよう、あなた自身が人の違いを尊重する姿勢を大切にしましょう。
啓発リーフレット
茨木市では、性の多様性に関する啓発リーフレット「だれもがありのままの自分でいられるいばらきへ」を作成しました。
茨木市内の公共施設や市役所本館2階人権・男女共生課で配布しており、下記からもダウンロードしてご覧いただけます。多様な性について考える機会として活用いただければ幸いです。
掲載内容
- 性のあり方について
- LGBTQってなに?
- セクシュアルマイノリティの当事者がこまること
- カミングアウト、アウティングについて
- 性のあり方に関するみんなの声
- アライ(ALLY)へのチェックリスト
啓発リーフレット「だれもがありのままの自分でいられるいばらきへ」 (PDFファイル: 1.2MB)
性の多様性に関するQ&A
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 市民文化部 人権・男女共生課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号 茨木市役所本館2階(10-2窓口)
電話:072-620-1640
ファックス:072-620-1725
E-mail jinken@city.ibaraki.lg.jp
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