

素敵な人と巡り合えた喜び
妻 35歳(筆者) 夫 35歳 子 5歳(双子)、3歳
あなたと出会って、私は自分の居場所を見つけました。あなたは、
毎日たくさんの笑顔をくれました。仕事でうまくいかない時、あな
たの前だから素直に泣けました。おなかにふたつの命があることを
知った時、「ラッキーやん」と一言背中を押してくれました。
あなたと一緒にいる自分が、一番好きだと思えるようになりま
した。世界で一番の理解者が一番近くにいる安らぎを知りました。
結婚しようと言ってくれたその日から、私はたくさんの幸せに包ま
れています。これからも支えるから、ずっと守っていてください。
素直な気持ちが綴られ、幸福感が伝わります。こんな風に思えたら、素敵な人
と巡りあえた喜びをいつまでも忘れないでしょう。
(
40
代女性)
約9割の未婚男女がいつかは結婚したいと望む一方、生涯未婚率は年々上昇。「いい人にめぐ
りあえない」「結婚すると自由がなくなる」などの理由から、相手を理想化しすぎてしまうようです。
この作品集には、出会いや子育ての姿がありのままに描かれ、多面的な魅力が伝わるエピソー
ドが集められています。いいこともあれば、つらいこともある、その中で成長し喜び合えるのが
家族の醍醐味。一人でも多くの方に大切な人とともに生きていく一歩を踏み出してほしいです。
審査員長
小崎 恭弘
さん
NPO
法人ファザーリング・ジャパン顧問
審査員
の
声
審査員から
ここがいいね!
応募作品は、有識者、大学生、
市職員で構成する審査会で選
考しました。結婚や子育てに
まつわる審査員からの意見、感想をご紹介
します。
大学生女性
:
いつかは結婚、子育てをしたい
けれど、まずは働いてキャリアを磨きたい。
社会経験が子育てにも役立つと思うから。
30
代未婚男性
:
私たちの世代は結婚を冷静
な目で見てしまいがちです。ハードルを上げ
すぎて、きっかけを逃してしまっているのか
もしれません。
40
代既婚女性
:
子育ては決して楽ではない。
けれど、それ以上の喜びとやりがいがあるこ
とを知ってほしい。子どもの言葉や行動に笑
えたり、励まされたり毎日楽しいですよ。
40
代既婚女性
:
育児休業を取得し、3人の
子どもを育てました。子どもの看病のため休
みたいと、当時の上司に相談した時、「子ど
もは日本の宝だから気にせず休みなさい」と
励まされました。茨木市役所では、女性の育
児休業取得率は 100%、子どもの看護休暇も
既に定着しつつあります。
大学生男性
:
女性が社会で活躍するには、男
性が積極的に家庭進出し家事、育児、介護を
分担できるようにならないと。
20
代未婚女性
:
仕事やいきがいを持ちなが
ら、女性が自分自身の人生をプランニングで
きる今、結婚はたくさんある選択肢のひとつ
であり、すべてではないように思います。