

嫌いが好きに 歌が結んだ愛
妻 49歳(筆者) 夫 50歳
出会いは小さな田舎町。保育園・小学校・中学校
は町内に
1
か所しかありません。
1
歳違いですが、物
心ついたときには、お互いのことを知っていたと思い
ます。高校も家から一番近くの学校に進学し、なん
と、卒業後も同じ会社に就職していました。ただ、お
互いに恋愛感情なんて全くありませんし、それどころ
か私はなぜか彼のことが嫌いでした。
そんな二人が急接近したのは、私が仕事で失敗を
したときのこと。急ぎの荷物を発送するのを忘れて、
パニックになっていた私に「運送会社に持ち込めばまだ間に合う!」と商品を準備して大
雨の中、車で一緒に行ってくれたのが彼でした。助手席に座るのは苦痛でしたが、仕方
ありません。そんな時、ラジオから流れてきた曲に、「あっ!俺の好きな歌」「あっ!私の
好きな歌」と二人同時に声をあげていました。いつしか嫌いは好きに変わり、二人は人生
を共に歩み始めることになりました。
心に響くあれこれエピソード
相手を意識しない限り「嫌い」という感情は表れません。「好き」に転じるには
ほんの少しのきっかけだけなのですね。
(
50
代男性)
バイト先の店長の友達に人生初の一目ぼれ。自分探しの海
外旅行前にチャンスは突然やってきました。バイト先の送別
会に彼女がまさかの飛び入り参加。旅立つ前に一緒にお酒を
飲めるとは。高鳴る鼓動と裏腹に彼女からこんな質問が。「好
きな子いないの?」「あなたです」と言いたい気持ちをぐっと
こらえ「います」。「えー!告白したら?海外いっちゃうんでしょ?言ったらなにか変わる
かもよ。私なら告白するな。言っちゃえいっちゃえー」。まさかの本人からの後押し。
よーし。当たって砕けろ!と、メール攻撃。「好きです。海外から帰ってくるまで待っ
ていてください」。今までの僕はこんなことできなかったけれど、彼女だからできました。
運命の出会いってあるんだな。あれから
9
年、今、僕のそばには彼女と息子二人がいます。
猛アタック 大成功
夫 30歳(筆者) 妻 38歳 子3歳、0歳
告白していなければ、結ばれていなかったと思うと、思い立ったらすぐ行動す
る勇気が大切だと強く感じます。恋愛は積極さが必要ですね。
(大学生女性)
審査員から
ここがいいね!
審査員から
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