水道水の有機フッ素化合物(PFOS、PFOA等)について
更新日:2025年01月29日
茨木市の水道水源は大阪広域水道企業団(以下「企業団」という)からの受水と自己水(深井戸及び浅井戸)となっています。このうち企業団からの水道水については企業団の各浄水場で有機フッ素化合物の測定を行っており、その結果については令和2年度に国から示されている水質管理目標値(50ng/L)を下回る結果となっています。測定結果については企業団のホームページで公表されています。
茨木市の自己水については、令和5年度より浄水場出口において測定を行っています。その測定結果は以下のとおりであり、測定開始から全て水質管理目標値を下回っています。
【 PFOS及びPFOAの測定結果 】
〇 十日市浄水場送水
十日市浄水場 出口注1) |
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令和5年度 | 令和5年 7月 | 11 | |
〃 9月 | 13 | ||
〃 11月 | 8 | ||
令和6年 1月 | 6 | ||
令和5年度 平均 | 9.5 | ||
令和6年度 | 令和6年 4月 | 6.9 | |
〃 7月 | 11 | ||
〃 10月 | 8.2 | ||
令和7年 1月 | 6.9 | ||
令和6年度 平均 | 8.3 |
〇 企業団水注3)
村野浄水場 | 三島浄水場 | ||
---|---|---|---|
送水1P注4) | 浄水場出口 | ||
令和5年度 | 令和5年 5月 | 9 | 9 |
〃 8月 | 10 | 9 | |
〃 11月 | 9 | 8 | |
令和6年 2月 | 8 | 9 | |
令和5年度 平均 | 9 | 9 | |
令和6年度 | 令和6年 5月 | 9 | 8 |
〃 8月 | 13 | 8 | |
〃 11月 | 10 | 6 |
( 単位:ng/L )
注3)企業団水の測定結果については、企業団のホームページより転記しています。
注4)主に大阪府の北部へ送水しています。
< 各浄水場から送水している配水区域>
十日市浄水場 … 安威配水池、山手台高区配水池、山手台低区配水池、西穂積配水場※
三島浄水場 … 西穂積配水場※、豊川配水池
村野浄水場 … あさぎ系、やまぶき系、泉原系、上音羽系、花園配水場
※ 西穂積配水場へは、十日市浄水場と三島浄水場から送水しブレンドした水を給水しています。
ご自宅の水道水が、どの配水区域に属しているかは給水区域図と配水区域一覧を参考にしてください。
なお、配水管路は複雑に入り組んでいるため、あくまで目安として参照していただきますようお願いします。
有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)について
PFOSは、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PerFluoroOctaneSulfonicacid)の略称、PFOAは、ペルフルオロオクタン酸(PerFluoroOctanoicAcid)の略称で、いずれもフッ素を含む有機化合物の⼀種です。
PFOS及びPFOAは、撥⽔性と撥油性を併せ持つ特異な性質を有していることから、これまで撥水撥油剤、金属メッキ処理剤、水成膜泡消火剤、調理用器具のコーティング剤等様々な⽤途に使⽤されてきました。
PFOS及びPFOAの特徴や⼈への影響について
PFOS及びPFOAは、化学的に極めて安定性が⾼く、⽔溶性かつ不揮発性の物質であるため、環境中に放出された場合には河川等に移⾏しやすく、また難分解性のため、⻑期的に環境に残留すると考えられています。
これらの人の健康への影響については、各国・各機関で知見が集積されつつあります。 現時点では、WHO(世界保健機関)のがん研究機関がPFOAについて、「発がん性がある」に分類していますが、国では、水道水の水質管理目標値を1リットル当たり50ナノグラムと定めており、本市の水道水は水質管理目標値を下回っております。
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茨木市 水道部 浄水課(十日市浄水場)
〒567-0016
大阪府茨木市十日市町16番1号
電話:072-643-6167
ファックス:072-641-2229
E-mail suidojosui@city.ibaraki.lg.jp
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