知って防ごう!着衣着火による事故
更新日:2025年02月06日
全国で年間約100人が命を落としている「着衣着火」の恐怖
「着衣着火」という言葉をご存知でしょうか?
調理中のこんろの火や、仏壇のろうそく、たき火といった火元が近くにある場合に着ている衣服に着火し燃え上がる現象のことを言います。
特に袖口から着火する場合が多く、重度のやけどや死亡事故につながることもあり大変危険です。
また、高齢者の割合が著しく高いのも着衣着火の特徴の一つです。
〈着衣着火の主な事故事例〉
・料理中にブラウス等のひらひらした袖に着火
・こんろの奥にある鍋を取ろうとした際に衣服の脇の下に着火
・仏壇のろうそくの回りでお供え物を替えようとした際に袖口に着火
・たばこを吸おうとした際、首に巻いていたマフラーやストールに着火
・たき火の火の粉が風にあおられ衣服に着火
主な注意ポイント ~着衣着火を起こさないために~
1. 火を扱うときには、袖や裾の広がっている衣服は避け、燃えにくい素材のもの
(防炎製品(※)のエプロンやアームカバーなど)を身に着ける。
2. ガスコンロの奥に調味料等を置かないようにし、コンロ周りは日頃から整理整頓
しておく。
3. 調理中は鍋の底から炎がはみ出さないように火の強さを調節する。
4. ストーブなどの熱源及び花火やたき火をする時は、火に近づき過ぎないように
する(直火でない電気ストーブも着火源になります)。
※【防炎製品とは?】
防炎性能を有する防炎製品は、小さな火源の炎が接しても焦げるだけですぐには着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。目印として製品に以下のタグやラベルが取り付けられています。
資料提供:公益財団法人日本防炎協会
詳しくは下記の公益財団法人 日本防炎協会のページをご覧ください。
着衣着火 万が一の対処法
1. 万一衣服に着火した場合は、その衣服が素早く脱ぐことができる場合は脱ぐ。
脱ぐことが難しい場合は、着火している部分を叩いたり、水をかける。
2. もし水がないときは決して走り回らず、燃えているところを地面に押し付ける
ように、その場で倒れこみ、左右に転がって消火する。
3. 衣服の火が消えたら、すぐに119番通報!
資料提供:日本消防検定協会
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