BOOKガイド

更新日:2025年08月01日

ページID: 62165

 

あきらめません!

垣谷美雨/著 講談社 2022年

 

定年を迎え、育児もひと段落した主人公、郁子。田舎でのんびりセカンドライフを送るはずが、あっという間に政治の世界へ。封建的な社会や男尊女卑を断じて許さないというスピーディーな展開に、読み終えて「よし、もうひと頑張りしてみよう」と力をもらえます。

 

 

 

 

 

 

悩んでも迷っても道はひとつ

マリ共和国の女性たちと共に生きた自立活動三〇年の軌跡

村上一枝/著 小学館 2024年

 

ノーベル平和賞2020年の候補者が綴る、マリ共和国の女性たちと共に生きた30年の支援活動の軌跡のエッセイです。日本の若者たちに向けて「人によっては、インターネットで世界とつながっているつもりになっているかもしれない。でも言葉というのは本来対面で発せられるものだと私は思う」という言葉を述べています。家族や職場など様々な人間関係が希薄になっている現代に是非読んでほしい一冊です。

 

 

 

 

パパの子育て応援BOOK

NPO法人ファザーリング・ジャパン/著 パイ・インターナショナル 2024年

 

国がイクメンプロジェクト等を立ち上げてから10年以上が経過し、父親の育児休業取得率が上がり、育児を夫婦で協力して行う事が当たり前の時代になりました。とはいえ、パパもママも初めての事に困ったり悩んだりの連続です。‟コミュニケーション”と‟楽しむ”は父権主義からの脱却が大前提で、そのやり方を細かく教えてくれます。最後の章の問いかけが心に響きます。「子育てを終えた約20年後、パートナーとどうなっていたい、何をしたいですか?」

 

 

 

 

 

 

あの時のわたし

自分らしい人生に、ほんとうに大切なこと
岡野 民/著 新潮社 2024年

 

雑誌「暮しの手帳」の連載を書籍化。

「自分らしい人生にとって、ほんとうに大切なことは何か。」

まだ女性の社会進出がめずらしかった時代から各分野の第一線で活躍してきた27人の女性たちの言葉。「これから」の生き方のヒントが書かれています。

 

 

 

 

ダーウィンのむすめ

パパとエディのさんぽみち

ローレン・ソロイ/著 まつかわまゆみ/訳 評論社 2025年

 

なんて素敵な親子関係なのでしょう。自然を愛するダーウィンと妖精を夢見る娘のエディ。動植物に囲まれた、サンドウォークと名付けた散歩道を数えきれないほど一緒に歩いて語り合ったのでしょう。パパは偏見や先入観に囚われず親の分別を押し付けたりはしません。それは、おとなが目指すべき理想像だと言えるでしょう。パパもエディも表情が豊かで生き生きとしています。

 

 

 

ジェンダー・ディスカッションブック

SDGsで学ぶ!性別格差がない未来

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン/著 合同出版 2024年

 

近年「ジェンダー」という言葉を耳にする機会が増えました。この本は、イラストを見て女性に向いている職業、男性に向いている職業はありますか?などの質問があり、その質問に対して話し合いながら「ジェンダー」について分かりやすく学べます。

巻末の‟ジェンダー・ディスカッション場面シート”が参考になります。

 

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