第2回川端康成青春文学賞
更新日:2023年07月24日

入賞作品の決定について
このほど、第2回川端康成青春文学賞最終選考会が行われ、入賞作品が決定しました。
大賞に輝いた作品は、大賞作品は中央公論新社の月刊『中央公論』12月号(11月10日発売)に掲載されます。
大賞
「ペイデイの前の日に」
桂 文弱 (57才)福井県
優秀賞
「時を数える」
小田島 比呂 (44才)東京都
佳作
「すべてパステルになる」
わだ としひこ(59才)大阪府
奨励賞
「オハイオ・グラフィティ」
雪乃(非公開)千葉県
応募の状況
令和3年3月1日から10月31日まで募集しました第2回川端康成青春文学賞に、海外を含む全国からたくさんのご応募をいただきました。ここにお礼を申し上げます。
応募総数
931篇
応募者の所在地
東京都170篇、大阪府138篇(うち茨木市32篇)、神奈川県96篇
応募者の年代(上位)
20代285篇、30代178篇、40代122篇
※10代79篇
作品募集について(応募受付は終了しています)
(応募受付は終了しています)受付期間
令和3年3月1日~10月31日
※メール、電子フォームは必着、郵送は消印有効
募集内容
日本語で書かれたオリジナルの未発表小説(ショートストーリー)とし、恋愛、ミステリー、ホラー、SFなど、ジャンルは不問。若い世代の応募を歓迎し、みずみずしい感性で青春を描いた物語を期待します。
応募に当たっては、下記の規定を順守してください。
規定
1.日本語で書かれた未発表作品であること。
2.1人2作品まで。メール、電子フォーム、郵送のいずれかで応募(メール、電子フォームを推奨)。400字詰原稿用紙換算で10枚~30枚とし、原稿の左下に通し番号を記入。鉛筆書きは不可。パソコン原稿の場合は、A4判のマス目のない用紙に30字×40行・たて書きで印字。メール、電子フォームに添付するデータ形式はWord文書のみ受付(様式は下記からダウンロード可)。
3.表紙に題名、氏名(ペンネームの場合は本名も併記)、ふりがな、生年月日、年齢、住所、連絡先(電話番号、あればメールアドレス)、公募を知った媒体名(チラシ、ホームページなど)、パソコン原稿の場合は400字詰原稿用紙換算枚数を明記してください。
4.応募原稿はいかなる場合も返却しません。必要であればあらかじめコピーしておいてください。応募後の原稿の修正はできません。
5.選考に関するお問い合わせには一切応じられません。
6.選外の通知はいたしません。
7.入賞作品の一切の権利は主催者に帰属します。
8.入賞作品は二次利用(脚本化・漫画化など)する場合があります。
9.入賞者の氏名・年齢等については、報道機関に提供することがありますのでご了承ください。
原稿用紙(Word97-2003) (Wordファイル: 22.5KB)
原稿用紙(Word2007以降) (Wordファイル: 14.2KB)
賞及び賞金
大賞(1篇)50万円、優秀賞(1篇)20万円、佳作(1篇)10万円、奨励賞(1篇)5万円
大賞作品は、株式会社中央公論新社の月刊「中央公論」に掲載します(予定)。
選考委員

羽田 圭介氏
小説家。高校在学中の2003 年、17 歳の時に「黒冷水」で第40 回文藝賞を受賞し、デビュー。
2015 年、「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞。
その他の著作に『「ワタクシハ」』『成功者K』『5時過ぎランチ』『ポルシェ太郎』など。
【応募者へのメッセージ】
小説っぽい表現をしようとしなくていいです。
世に在る小説を読むと、思いの外、“小説っぽい表現”は見当たらないことに気づきます。
では“小説っぽい表現”とはどこで出会うかというと、文学賞の選考過程においてです。
“小説っぽい表現”を避けるには、小説をそれなりに読むといいでしょう。

津村 記久子氏
小説家。2005 年、「マンイーター」(単行本化の際「君は永遠にそいつらより若い」に改題)で第 21 回太宰治賞を受賞し、デビュー。2009 年、「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞。2013 年には「給水塔と亀」で第 39 回川端康成文学賞受賞。ほかの受賞歴に、野間文芸新人賞、芸術選奨新人賞、サッカー本大賞など。その他の著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『この世にたやすい仕事はない』『ディス・イズ・ザ・デイ』など。
【応募者へのメッセージ】
小説を書くことは、自分の知る中で最もコストがかからず、喜びが大きい娯楽だという認識は、自分が小説を書き始めてから三十数年以上変わらないこととしてあります。
機会だと思って少し書いてみませんか?

大野 裕之氏
脚本家・プロデューサー、日本チャップリン協会会長。
川端康成ゆかりの茨木高校卒。
2014 年、映画『太秦ライムライト』のプロデューサーと脚本を担当。
ファンタジア国際映画祭最優秀作品賞、ニューヨーク・アジアン映画祭観客賞など国内外13 の賞を受賞。ほか、サントリー学芸賞受賞など。
2019年全国公開の茨木市制施行70周年記念映画『葬式の名人』のプロデューサー・脚本を担当。
【応募者へのメッセージ】
川端康成は、後ろに日本文化の中心たる京都が控え、前には世界と繋がる商都大阪が広がる茨木の地で育ちました。
古典に根ざしつつ前衛を担った川端のように、新しい時代の<新感覚派>が誕生することを期待しています。
発表及び表彰式の実施時期の延期について
当初、令和4年8月頃に入賞作品の発表を予定しておりましたが、本市運営事務局と関係各所との調整作業に想定以上の時間を要し、ご応募いただいた皆様への結果のお知らせが大変遅くなり、ご迷惑をおかけすることになり誠に申し訳ございませんでした。
ご応募いただいた皆様へは、予備選考の結果を4月21日に郵送いたしました。
最終選考は令和5年4月下旬頃より開始し、7月頃に入賞作品が決定する予定となっております。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
茨木市 市民文化部 文化振興課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所南館8階
電話:072-620-1810
ファックス:072-622-7202
E-mail bunka_s@city.ibaraki.lg.jp
文化振興課のメールフォームはこちらから