5種混合(DPT-IPV-Hib)ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ
更新日:2024年07月26日
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令和6年4月1日から、4種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)とヒブワクチンが混合した5種混合ワクチンが定期予防接種の対象となりました。
令和6年4月1日以降にジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、ヒブワクチンの接種を開始する場合は、5種混合ワクチンの接種が基本となります。ただし、すでに4種混合ワクチン、ヒブワクチンの接種を開始している人は原則として同一ワクチンで接種を完了させる必要がありますので、引き続き、4種混合ワクチンとヒブワクチンの決められた回数を接種してください。
ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・インフルエンザ菌b型(ヒブ)について
ジフテリア
- ジフテリアは、国内ではほとんど発症していませんが、海外ではところにより流行がみられます。
- かかると重い病気で呼吸困難をおこし、死亡に至る場合もあります。心臓や神経がおかされ、心筋障害や神経麻痺をおこすことがあって、大変危険です。ワクチンで予防できます。
百日せき
- 百日せきは百日せき菌の飛沫感染でおこり、普通のかぜのような症状で始まり、続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせきこむようになります。熱は出ません。乳幼児はせきで呼吸ができず、けいれんがおこることがあります。
- 肺炎や脳症などの重い合併症をおこし、乳児では命をおとすこともあります。
破傷風
- 破傷風は、ケガをしたときに傷口から破傷風菌が入っておこる病気です。傷口が小さくても危険です。
- 破傷風菌の出す毒素は、神経麻痺、筋肉の激しいけいれんや呼吸困難などをおこします。
- 発病した場合は、死亡率が高い病気で、予防はワクチン接種が最も有効です。
- 早めに予防接種を受けて免疫をつけることが大切です。
ポリオ
- ポリオは「小児まひ」とも呼ばれ、ポリオウイルスによって四肢に麻痺をおこす病気です。
- 日本ではワクチンの高い接種率により自然感染による患者発生はありません。
- 一部の国では今でもポリオの流行があり、このウイルスがいつ国内に入ってくるかわかりません。また、それらの国々に出かける際に抗体がないと感染する危険があります。そのため現在でもポリオワクチンによる予防は欠かせません。
インフルエンザ菌b型(ヒブ)
- インフルエンザ菌b型(ヒブ)はヒトからヒトに飛沫感染します。
- 感染すると風邪のような症状を示しますが、まれに脳と脊髄を包む膜に炎症(髄膜炎)をおこすことがあります。
- ヒブワクチン導入以前、日本ではヒブによる髄膜炎は一年間に400人くらいが発症し、そのうち約25%に永続的後遺症が残り、約5%が死亡すると考えられていました。しかし、ヒブワクチンの導入により髄膜炎の発症率は約98%減少したと報告されています。
- 診断・治療が非常に難しい感染症ですが、ワクチン接種で予防することが可能です。
対象者・接種方法
実施場所
持ち物
母子健康手帳、予診票※
※5種混合ワクチンの予診票が手元にない場合は、医療機関でご記入いただくか、お手元の4種混合ワクチンの予診票を5種に手書き修正してご使用ください。
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 こども支援センター(子育て支援課)
〒567-0888
大阪府茨木市駅前三丁目9番45号 文化・子育て複合施設おにクル2階
電話:072-624-9301
ファックス:072-624-9302
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