Vol.6宮村さん(春風)

更新日:2021年12月15日

ページID: 39528

6人目の輝くファンタジスタは、「特別養護老人ホーム春風」の宮村学さんです!

「春風」では、四季折々の行事が行われ、利用者の方に楽しんでいただくのはもちろん、夏祭りには施設を開放し、地域の方にも施設をより身近に感じてもらえるような取組みをされています。

入所者の方、利用者の方が、「自宅のようにいつもリラックスして過ごせる施設でありたい」という思いを持って運営されています。

「特別養護老人ホーム春風」の外観

「春風」の外観。敷地内には庭園、施設のすぐ前には耳原公園があり、四季折々の姿を見せます。

春風の中に併設されているデイサービスセンターの写真

1階にはデイサービスやケアマネジャーの事業所もあり、多くの人が出入りしています。

特別養護老人ホームの施設内の様子

特別養護老人ホームのフロア

施設の利用者が歌のレクリエーションに参加している写真

お邪魔した日は、ちょうど歌のレクリエーションの日でした。

歌詞カードを見ながら皆さんで歌います。

他の職員が宮村さんに仕事の相談をしているところ

ベテラン職員として、リーダーとして、みんなの相談役であり、指導役です

介護職に就こうと思ったきっかけはなんですか

幼いころから祖母が好きでしたが、小学生のときに亡くなったので、自分はあまり祖母の世話ができませんでした。

姉が祖母の世話をしていたのを見て、自分もしたい、祖母への恩返しができたらと思い、介護職に就こうと思いました。

実際に仕事をしてみていかがでした?

最初はムリかもと思いました。認知症でお話が通じない方、中には手をあげる方もおられました。

でも、「入居者の気持ちになって寄り添う。」ことをいつも第一に考えて、何とかやっていくうちに、段々と対応の仕方が分かってきました。

「入居者の気持ちになって」というのは、今でも、新しく入ってきた職員に指導するときに、一番最初に伝えています。

宮村さんがインタビューに答えている写真

利用者さんのことを話されるとき、表情が和らぎます。

働いていて心に残っていることは?

嬉しかったことは、普段全く笑顔の見られない方に根気よく接していくうちに、行事で飾りつけをしたり、歌を歌ったりしたときに、一瞬でも笑ってくださったこと。

つらかったことは、色々ありますが、一番は好きだった入居様が施設で亡くなったこと。

笑顔が素敵な方で、今でも「もっとできたことがあったのでは。」と考えたり、忘れることはできませんが、これからも悔いの無いように努める一心です。

宮村さんが利用者の頬をほぐしている写真

後から来られた利用者さんのほっぺたを包んでほぐします。スキンシップやコミュニケーションから信頼関係を築いていくのが宮村さん流

あなたにとって介護の「魅力」とは?

介護職のやりがいや魅力を見出すのは、実は簡単なことではないと思います。

でも時間が掛かって大変だったからこそ、大きな喜びに変わる瞬間が大きいとも言えます。

例えば入居者の方に名前を覚えてもらったり、入居者の方が職員から声掛けをするだけで、自分で食事が摂れるようになったり、日々の積み重ねが大切で、喜びに変わると思います。

宮村さんが施設の庭園に立っている写真

悩んだり、ぶつかったりして歩んでこられた道が、宮村さんの礎となっています。

これから介護職を目指す皆さんにメッセージを!

介護職は、精神的・肉体的負担が大きく大変な職業です。

でも、高齢者の生活をサポートする社会貢献性の非常に高い職業です。

自分自身の成長にもなり、小さなことでもやりがいを感じるときも多いと思います。

少しでも興味を持たれたり、おじいちゃん、おばあちゃんが好きな方はぜひ、一歩足を踏み出してみてください。

この記事に関するお問い合わせ先

茨木市 健康医療部 長寿介護課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所本館2階(14番-①・②窓口)
電話:072-620-1637・1639
ファックス:072-622-5950 
E-mail kaigohoken@city.ibaraki.lg.jp
長寿介護課のメールフォームはこちらから