Vol,12 池永良光さん (地域密着型複合施設春日丘荘彩の家 ショートステイ)

更新日:2021年12月15日

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彩の家の玄関前の池永さん

12人目は地域密着型複合施設春日丘荘「彩の家」のショートステイで働かれている池永良光さんを紹介します。

今年は、コロナ禍の大変な状況が続いている中で、例年通りのイベントはできませんでしたが、ハロウィンではスタッフが仮装し、利用者の方に喜んでもらえたそうです。

コロナ禍の大変な状況の中でも、創意工夫し利用者のことを考えながら仕事をされている池永さんにお話を伺ってきました!!

池永さんと利用者の方

食事介助をする池永さん

介護職に就こうと思ったきっかけはなんですか?

中学校の時の福祉体験で関わった利用者から『ありがとう』と言われたときに何かをしてあげたつもりはないのにお礼の言葉を述べてもらえた事に嬉しさを感じたのと元々おじいちゃんっ子、おばあちゃんっ子であったこともあり福祉という仕事に興味を持ちました。その後、福祉が学べる高校、大学に進学して今の法人で勤めています。

つらかったこととその乗り越えかたは?

つらかったことは、初めて受け持ちの入居者様が亡くなった時です。自分の家族や身内も含めて、初めて人が亡くなる瞬間を目の当たりにした怖さと、その方の為に自分が何が出来たのかといった後悔で自分でもびっくりするくらい涙が出ました。その時に思ったのが、亡くなってから後悔する事がないように日々の関わりの中で入居者様・利用者様にとってより良い関わりを持たなければならないと思いました。

プライベートはどう過ごしていますか?リフレッシュ方法は?

インドアなので、休みの日は基本的には寝ている事がほとんどです。たまに映画鑑賞やサッカー観戦に行くことがありましたが、最近はコロナの影響もあり行けていません。自宅で過ごすことが多い為、最近はYouTubeの動画鑑賞に没頭しています。あと最近、世間で流行っている鬼滅の刃が職場でも流行っているので興味があります。職員の中で漫画を全巻持っている人がいるため、今度貸してもらう予定です(笑)

「私だけのこだわり介護術」はありますか?(心がけていることなど)

ショートステイの担当であるため、在宅生活の継続が基本になるように必要以上の介護は控えるようにしています。ご自分で出来る事はして頂き、お手伝いが必要な部分での介助やサポートを行う事に気を付けています。デイサービスのように体操などのレクリエーションは少なく、あくまでも生活の場であるため、利用者様も手持無沙汰になることが多く、余暇の充実にも繋げられるよう洗濯物たたみや食器洗い、食事の盛り付けを手伝って頂いたりすることもあります。

取材中の池永さん

あなたにとって介護の「魅力」とは?

介護職とは入居者様・利用者様の人生に携われる職業だと思っています。特養は「終の住処」と言いますし、施設で人生の最期を迎えられる方が多くおられます。

そういった方たちの人生の一部に携わり、入居者様や利用者様に介護職として日々関わる中でその方たちの人生が華やかになったり、何か彩りを付け加える事(入居者様・利用者様がしたい事を施設の中でもできるよう考えたり)が出来るのが介護の魅力だと思います。

「彩の家」のアピールポイントをお願いします

職員同士みんな仲が良いのは入職当初より強く感じています。現在はコロナの影響で難しいですが、仕事終わりや休みの日にプライベートで食事や飲み会に行くことも多くあり、上司との距離も近く仕事での悩みなども相談しやすい雰囲気です。

入職して1年目は学校で学んできた理想と現実のギャップに戸惑いがあり、辞めたいと思う事が多くありましたが、それを乗り越えられたのも先輩や同僚との仲が良かった事が大きな要因です。その他に施設としては看護職や栄養士も食事の時間には介助の応援に入ってくれたり、相談員や事務所職員も現場で負担になっていることの相談やフォローをしてくれたりと介護職だけでなく他職種協働で、入居者様・利用者様のケアに携わっているのは彩の家のアピールポイントだと思います。

お祭りなどの行事の時には施設全体で取り組み、ハロウィンの日には職員がみんなで仮装して入居者様・利用者様だけでなく職員も楽しめるイベントを実施しています。彩の家ではブログやインスタグラムで日頃の様子も掲載していますので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。

彩の家のみなさん

これから介護職を目指す皆さんにメッセージを!

“介護”というと『しんどそう、大変そう』とネガティブなイメージを持たれる方が多いと思います。ですが、それと同等もしくはそれ以上にやりがいがあって楽しい仕事です。一人ではなく、職員みんなでチームとしてのケアを行うので周りが助けてくれる安心感もあります。そして何より入居者様・利用者様の笑顔や『ありがとう』という言葉が支えややる気になります。自分に出来るか不安に思うかもしれませんがまずはチャレンジしてみてください!!彩の家で一緒に働いてくれる人が来てくれることを願っています。

この記事に関するお問い合わせ先

茨木市 健康医療部 長寿介護課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所本館2階(14番-①・②窓口)
電話:072-620-1637・1639
ファックス:072-622-5950 
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