6月8日~7月15日 川端康成生誕月記念企画展を開催
更新日:2024年07月25日
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6月8日~7月15日まで、市立川端康成文学館(上中条二丁目11-25)で、川端康成生誕月記念企画展「川端康成と王朝文学―『源氏物語』への思いー」を開催しました。
川端康成は、3歳から旧制茨木中学校(現府立茨木高等学校)を卒業する18歳までを茨木で暮らし、その後、数々の小説を執筆した作家です。昭和43年には日本人として初のノーベル文学賞を受賞。茨木市で唯一の名誉市民でもあります。同展では、茨木に住んでいた少年時代から親しんでいたとされる、王朝文学との関わりを示す作品・資料を通じ、川端の『源氏物語』に寄せる思いを探りました。
また、「源氏物語に魅せられた作家たち」として、川端と縁のあった関西ゆかりの作家たち、与謝野晶子・谷崎潤一郎・田辺聖子・瀬戸内寂聴による『源氏物語』現代語訳について紹介したほか、ギャラリーでは岸和田市在住の書家・奥宣憲氏の著「三條西実隆 詠源氏物語巻々和歌」を展示しました。
訪れた人は、「川端康成に関する資料を間近で見ることができて良かったです」と話し、興味深そうに展示品を観覧していました。