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会議の名称 茨木市総合計画審議会第1専門部会第1回会議
開催日時 平成16年8月11日(水)午後5時30分 開会 午後7時30分 閉会
開催場所 茨木市市民福祉文化会館 2階202号
出 席 者 審議会委員:
國井 和郎、志水 紀代子、小尾 義則、瀧端 真理子、
井上 勝美、朝田 充、原田 弘毅、松本 秀夫、土肥 佳代、小山 邦夫

参与:
南助役 、川上総務部長、松本総務理事、松本総務部長、
津田市民生活部長、奥原健康福祉部長、川本人権部長、越水管理部長、
八木学校教育部長、松山生涯学習部長、安田次長、奥田次長、大迎次長
欠 席 者 斉藤 愼
事 務 局 刈谷企画調整課長、塩見課長代理、神谷係長、小西主査、阿曽主事 石井主事補 他
次   第 1)開会
2)副部会長の選出について
3)基本計画(案)第I編第1章、第5章、第6章について(審議)
4)その他
5)閉会
配布資料 なし
傍聴者 0名

議事の内容(一部は要旨):(敬称略)

1)開会

刈谷課長 ただ今から、茨木市総合計画審議会第2専門部会を開会いたします。委員の皆さまには、大変ご多用のところご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。茨木市総合計画審議会運営規則第2条第4項に基づき、志水部会長に議長を務めていただき審議をお願いします。

志水部会長(以下、部会長) 委員の皆さん、参与の皆さん、ご多用のところ当部会にご出席いただきありがとうございます。会議の前に、本日の委員の出欠状況を事務局から報告していただきます。座ったままで結構ですのでよろしくお願いします。

刈谷課長 審議会委員の出席状況ですが、第1専門部会委員は総数11名です。本日斉藤委員が欠席という連絡をいただいていますので、出席10名、欠席1名という状況です。したがって、過半数のご出席をいただいていますので、茨木市総合計画審議会運営規則第2条第6項により、会議は成立しています。

部会長 ありがとうございました。それではこれより会議を開会します。会議は2時間程度を予定しています。よろしくご協力下さいますようお願いします。なお審議会第1回会議で決定されたとおり、会議は公開としておりますので、よろしくお願いします。


2)副部会長の選出について

部会長 案件1番目の「副部会長の選出」の件についてお諮りします。事務局の説明をお願いします。

刈谷課長 茨木市総合計画審議会運営規則第2条の規定により、部会に属する委員の互選により、副部会長を選ぶということになっておりますので、選出方法についてお諮りしたいと思います。

部会長 事務局から説明がありましたが、いかがしたらよろしいでしょうか。

松本委員 副会長は福祉分野で活躍されている原田委員にお願いしたいと思います。

部会長 ただ今、原田委員にとのご発言がございましたが、ご異議ございませんか。

 【異議なしの声】

部会長 ご異議なしとのことですので、副部会長には、原田委員にお願いをしたいと思いますが、原田委員、よろしいでしょうか。

 【原田委員承諾】

部会長 それでは、原田委員にご了承をいただきましたので、第1専門部会では原田委員が副部会長ということで決定いたします。


3)基本計画(案)第I編第1章、第5章、第6章について(審議)

部会長 続きまして、審議案件2番目の基本計画(案)第1編第1章、第5章、第6章の説明と審議に入りたいと存じます。全ての概要説明とその審議になりますと、長い時間を要することになります。事務局から専門部会の開催は3回を予定しているとの説明がありましたので、私としては第1回、第2回で審議を行い、第3回目は第1専門部会の総括とさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 【異議なしの声】

部会長 ご了承いいただいたということで、まず第I編第1章についての説明と審議をさせていただきたいと思います。事務局から第1章「こころすこやか福祉充実都市の実現」を一括して概要説明していただきたいと思います。

刈谷課長 「茨木市総合計画基本計画案」の第1章から概要を説明します。
 基本計画は、基本構想で示しております6つの将来像ごとの施策の大綱に沿って、部門別計画を体系的に記したものです。節、細節と分類して、各細節ごとに「現況と課題」、「目指すべき姿」、「将来計画」の3項目で構成し記述しているものです。以下、この3項目の要点を説明する形で進めさせていただきます。
 なお、今回の基本計画案では、前回との違いとして、「目指すべき姿」として10年後の姿を想定している点が大きな特徴となっています。
 「第1章 こころやすらか福祉充実都市の実現」では、第1節に「ともに支え合う地域社会の形成」を掲げております。ここでは「(1)地域福祉の充実」から10ページの「(9)勤労者福祉の充実」まで、9つの細節を施策の方向として提示しています。
 まず、「(1)地域福祉の充実」についてですが、現況と課題として、福祉施策へのニーズがますます多様化・複雑化する中で、行政による施策のみでは限界があることから、地域住民と行政が、ともに協働して取り組むためのしくみづくりが必要だとしています。
 地域住民と一体となった福祉の充実したまちづくりが求められていますので、目標年次における目指すべき姿として、援助を必要とする人が地域で把握できている、福祉の相談窓口が町丁目に確保されている、元気な高齢者が地域を見守る中心になっている等を想定しています。
 この目指すべき姿を実現するための将来計画として、1点目として、地域福祉計画の策定により、必要なサービスの内容や量を明らかにし、地域住民とのパートナーシップによる福祉サービス体制の確保を図ること、2点目として、各種団体による支援や啓発により、身近な福祉の担い手を育成すること、3点目として、住民同士による助け合いのしくみづくり、4点目として、高齢者や障害者などの社会参加を促進する都市施設の整備を進めること、これらの施策に努めることとしています。
 次に2ページ「(2)高齢者福祉の充実」ですが、高齢化の進展に伴い、介護が必要な高齢者が増える一方で、家庭での介護力は低下していることから、高齢者が住み慣れた地域で安心して自立生活を送れるよう、健康づくり、生きがいづくり等の総合的な高齢者福祉施策が必要となっています。
 目指すべき姿としては、見守りが必要な高齢者への支援体制が地域で整備されている、シルバー人材センターが活性化している等の姿を挙げています。
 そのための将来計画として、高齢者への自立支援や地域支援体制の構築による地域生活の支援施策の推進、元気な高齢者への生きがいづくりの場を提供する等の支援、介護サービスの安定的な供給と基盤整備等に努めることとしています。
 次に、4ページの「(3)介護保険の充実」ですが、ここでは、介護保険サービスの給付の適正化を背景に、市民が積極的かつ容易にサービスを利用できる取り組みが求められていることから、目指すべき姿として、市民が信頼と安心をもって利用できるよう制度が充実している姿を挙げています。
 将来計画として、要介護認定を適切に実施すること、利用者の権利擁護体制を充実すること、介護サービスの普及啓発に努めること等を計画しています。
 続いて、「(4)障害者福祉の充実」については、ノーマライゼーションの理念のもと、障害者個人のサービス選択権を尊重した施策や、地域での自立した生活を支援する在宅福祉を進める必要があることから、目指すべき姿として在宅福祉サービスや医療助成制度が充実した姿、障害者の社会活動参加が進んでいる姿などを想定しています。
 将来計画としては、市民への障害や障害者に対する理解を進める啓発活動の推進、障害者を取り巻く福祉サービスの充実と生活環境の整備、社会参加を促進するための雇用・就労対策の促進などに努めることとしています。
 続いて、6ページ「(5)生活福祉の充実」についてです。本市における生活保護率が戦後最大となり、被保護者の自立を積極的に促進する必要があることから、目指すべき姿として、生活保護被保護者が自立し、安心して生活している姿、生活困窮者が適切な保護を受け、自立への努力をしている姿を描いています。
 将来計画としては、生活保護対策の推進、低所得層への支援の推進と並んで、ホームレス問題の解消に努めることとしています。
 7ページ「(6)子育て環境の整備」については、今後一層、少子化が進行すると予想され、その対策として、子育て環境の整備が必要とされていることから、目指すべき姿として、地域の保育機能が充実した姿、子育て支援体制が整っている姿、ひとり親家庭の住宅が確保され、子どもの就学が保障されており、また、医療費助成制度が確立している姿を挙げています。
 将来計画としては、児童福祉の充実、ひとり親家庭の自立の促進に努めることとしています。
 「(7)国民健康保険の充実」については、制度自体の構造的な弱さに加え、医療費の増大により、財政基盤が圧迫されるなど、非常に厳しい財政運営を強いられていることから、目指すべき姿として、一般会計からの繰入金が縮減され、保険料収納率が上昇しており、医療費用が抑制されている姿などを描いています。
 将来計画としては、事業運営の安定化、財政運営の健全化、健康づくりの推進に努めることとしています。
 続いて、9ページ「(8)国民年金の充実」については、国民年金制度が老齢、障害又は死亡によって国民生活の安定が損なわれることを国民の共同連帯によって防止し、国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とした、国民皆年金を根底で支える社会保障制度であることから、目指すべき姿として、20歳到達者等の適用率が向上している姿を挙げています。
 将来計画としては、年金制度の普及啓発と加入促進、受給権の確保に努めることとしています。
 10ページ「(9)勤労者福祉の充実」については、産業構造の変化や長引く景気の停滞、終身雇用制度の崩壊による雇用不安など、雇用を取り巻く環境はこれまでにない厳しい状況が続いていることから、目指すべき姿として、雇用と労働環境の改善が図られている姿を想定しています。
 将来計画として、勤労者福祉のなかでも、雇用の安定、情報提供の充実、労働環境の改善、事業所福祉共済制度の充実、就労の支援などに努めることとしています。
 次に「こころすこやか福祉充実都市の実現」の第2節として、11ページに「健康づくりの推進」を掲げていす。ここでは、「(1)保健・医療の充実」を施策の方向として提示しています。
 「(1)保健・医療の充実」については、近年の高齢化等に伴う生活習慣病の増加と、それによる壮年期の死亡や要介護者の増加が深刻な社会問題となっていることから、目指すべき姿として、すべての市民が、世代に応じた自主的な心と体の健康づくりに取り組んでいる姿を描いています。
 将来計画として、各世代に適した健康づくりである生涯保健の推進、地域医療の充実に努めることとしています。
 「こころすこやか福祉充実都市の実現」の第3節として、12ページにあります、すべての人が活躍できる人権尊重社会の形成を掲げております。ここでは、「(1)恒久平和の実現と人権の尊重」から13ページの「(2)男女共同参画社会の推進」まで、2つの細節を施策の方向として提示しています。
 「(1)恒久平和の実現と人権の尊重」については、最近の世界情勢を見ても、安定した平和と秩序は未だ遠いものとなっており、また、基本的人権の尊重に関しても、その確立には、数々の課題が残されていることから、目指すべき姿として、国際社会が核兵器の廃絶と恒久平和の実現を願い、地域社会の中で互いに手を携え訴えている、また、あらゆる分野で人権尊重の視点に立った行政施策が行われ、日常生活の中でも人権尊重の精神が生かされている姿を挙げています。
 将来計画として、非核平和の啓発活動に積極的に取り組み、生命の尊さを守る非核平和社会を創造すること、一人ひとりを大切にする人権に根ざした文化の創造に努めることとしています。
 続いて13ページ「(2)男女共同参画社会の推進」についてですが、豊かで活力のある地域社会を築くためには、男女が互いに人権を尊重し、その個性と能力を発揮することができる男女共同参画社会の実現が求められていることから、目指すべき姿として、各種審議会に女性委員の参加が増加している、男女共同参画への意識啓発が進んでいる、女性の社会参画を支える条件が整備されている、男女ともに能力を発揮している姿を想定しております。
 将来計画として、社会における意思決定への女性の参画促進、男女共同参画社会に向けての意識づくり、男女共同参画を進める教育と学習の充実、働く場における男女平等の推進、仕事と家庭・地域生活の両立支援、女性に対する暴力の根絶に努めることとしています。
 以上、基本計画の第1章「こころすこやか福祉充実都市の実現」についての概略でした。なお補足として、今回、市民意向調査と市民からの提言もいただいています。市民意向調査からは、保健医療の充実、高齢者福祉の充実、障害者福祉の充実に対する要望が高いというアンケート結果となりました。また、市民提言の意見として、弱い立場の人を社会全体で支える、そしてお互い様の気持ちで市民が参画し元気な人をつくる仕組みづくり、ということが福祉関連の意見です。それらの意見を踏まえて、基本計画に反映しています。

部会長 ありがとうございました。全体を審議するとなると大きすぎるので、まず、第1章の第1節から順に皆さんの発言を戴きたいと思います。ご自由に発言ください。

小山委員 基本計画の中で書かれていないことについて提案し審議を賜りたいと思います。4ページの「(3)介護保険の充実」のところですが、提案事項として、「介護保険の予防事業の充実」を掲げるべきではないでしょうか。その理由は、介護予防に最も効果的な手法といわれているパワーリハビリ等と生活機能の低下に対応したリハビリモデルの確立が重要といえるからです。今後、介護給付費の抑制にも結びつく「介護予防事業の充実」に努めるべきと思います。

部会長 「介護予防事業の充実」という項目を追加すべきでは、という提案がありましたが、ご自由にご発言ください

瀧端委員 第1章の節ごとに議論する前に全体の書き方について気になりました。まず全体を通じて気になる点を確認すべきではないでしょうか。

部会長 それでは、全体にかかわることですので、先にうかがいたいと思います。

瀧端委員 この基本計画は誰が誰に提示したものかわかりにくいと思います。これは文章の主語が不明確であることが原因と思います。例えば、13ページの目指すべき姿についてでは、1つ目は誰が「手を携え訴えて」いるのかわかりません。2つ目はおそらく行政が主語でしょうが、3つ目は「人権意識に満ち溢れている」のは、おそらく行政と市民でしょうし、4つ目も行政によって「促進」されているのかどうか等、各文章で主語が異なっているようです。目指すべき姿のところでは、あえて主語を書いていないのか、行政が市民に約束するのか、市民がこういう姿になっているのか、それとも行政と市民が手を携えていくべきということなのか、混乱しますので、個別の審議に入る前にその点をうかがいたいと思います。

部会長 その件について事務局お願いします。

刈谷課長 まず、考え方について説明します。総合計画を作るのは行政の責任でありますが、これは行政も市民も事業者も取り組んでいくものとして指針にするものです。茨木市で住み、働く人はこの総合計画にそって活動を進めていくものとして、基本構想でも理念を掲げています。今回は特に市民との協働がテーマとなっています。目指すべき姿にはご指摘のとおり主語が明確でないところもあります。例えば、1ページの「援助を必要とする人を地域で把握できている」のは行政かもしれませんし、市民の方、あるいは事業者の方かもしれません。確かにこれではわかりませんが、全てが把握できるような姿を、理想的な姿として掲げており、逆にわかった上でぼやかした部分もあります。ご指摘のとおり、文章としてそれでよいのか、また責任がはっきりしないのでは、という意見もあるでしょうが。

南助役 行政運営のための方針は、毎年市長が掲げる市政方針ですが、市民側からみた総合計画であり、行政から見た指針でもある、という両方の理念を掲げるのが総合計画の目的ではないか、と思っています。確かに一つ一つを行政か市民か区分するのは難しいですが、逆に市民からはもっと指針を出すように意見が出るかもしれません。今回審議いただく基本計画について、今後、実施計画として行政が事業を進めていき、市民に提示していく、という流れを考えています。

國井委員 瀧端委員がおっしゃることはよくわかります。基本計画には、市が実施できることのみを書いているのではなくて、茨木市がこうあってほしい、という理想像を描いたうえで、その中で市が取り組める内容として文章で表記していると捉えてはどうでしょうか。そうはいっても、説明内容の半分でも市役所が本当にできるのか、という意見もあるかも知れません。しかし、そういう世界をイメージしなければ適切な行政が浮かび上がらないのでは、と思います。主語が確定していないところにポイントがあると考えます。

小尾委員 主語の問題はについては同感です。私たちが目指すべき姿をどう作っていくか、という役割分担の議論になるでしょう。
 また、目指すべき姿の中で、「元気な高齢者が地域を見守る中心となっています。」という表現がありますが、これは違和感があります。それぞれがコミットして目指すべき姿に向かって目指すべきではないでしょうか。

瀧端委員 今後は財政難が予想されますので、行政ができないことをはっきりした上で、できないことは市民と一緒にするというように、ある程度線引きしたほうが今後10年で進めやすいのではないか、と思ったのですが、いかがでしょうか。

南助役 そのように行政ができることを区切ることができればよいのですが、それはできないでしょう。行政ができることはやるが、行政だけでできないことについては市民といっしょにやっていきたい、というのが本計画の主旨です。一つ一つの目標に向かっての役割分担はおのずとはっきりすると思います。その中で協働で進めていくべきと思います。

瀧端委員 それならば、その内容を基本計画の最初に明記しておいたほうがよいのではないでしょうか。

南助役 その点に関しては、基本構想の1ページに総合計画の目的があり、そこでは「市、市民、事業者が一体となって進める総合的・計画的なまちづくりの基本となるもの」としており、総合計画の大前提の内容となっています。その内容を基本計画の中へ再度一つ一つ表記する必要がありますでしょうか。

國井委員 我々が今後すべきことは、行政を縛ることと、取り組みの方向性をつけることです。ただ、縛ってはいけない内容も中にはあるでしょう。基本構想では目指すゴールや理念などの大枠については縛る必要がありますが、年度ごとに施策を実現する際の各論的な話をするとなると、あまり詳細について縛るのはいかがかなものかと思います。おっしゃることはわかりますが、基本計画では方向性をはっきりと示すにとどめ、その他については役所に任せて、市民の要望の充実度に期待する、というものが基本計画ではないでしょうか。

南助役 総合計画は10年間の計画であり、市として重要な計画です。これが成立すると、それを実現する責任が発生します。その中で目標数値を出すのは難しいですが、これは今後10年間、市として実現するための努力をやっていく、という縛りがかけられる内容と自覚しています。

部会長 助役さんから、この点について非常に力強く前向きにとらえていて、皆さんと一緒に取り組んでいきたい、という決意表明がされたような印象を受けました。

刈谷課長 小尾委員の意見への回答ですが、高齢者でも元気な方とそうでない方がいます。元気な高齢者にがんばってもらわないといけない、という思いがあり、そうした表現になってしまいましたが、おっしゃられた意見はごもっともですので、修正を考えたいと思います。

部会長 続いて小山委員のご提言についての議論に入りたいと思いますが、よろしいでしょうか。

南助役 ご指摘いただいた4ページの「(3)介護保険の充実」のところに介護予防の充実・リハビリについての項目が必要ではないか、という発言をいただきました。

部会長 それは介護「予防」ですか。

小山委員 「介護予防事業の充実」です。

部会長 介護予防事業とはどういうことでしょうか。

國井委員 介護しなければならない状態にならないための予防のことを意味していると思います。今実施しているのは自立性事業のようです。

南助役 介護予防事業については、11ページ「2 健康づくりの推進(1)保健・医療の充実」の中でやるべきこととして理解しています。ここで介護予防という言葉は書いていませんが、介護保険は介護保険という制度の中でどうやっていくかということであり、施策としては含まれるでしょうが、総合計画の基本計画の中では分けるべきと思っています。

部会長 小山委員、今の説明でいかがでしょうか。

小山委員 今の説明はどうも納得できません。介護予防事業をもっと充実してほしいというのが私の考え方です。現行の介護保険制度のリハビリはさしたるものではなく、まだまだ不十分なところがあります。リハビリについては本当におざなりなものです。11ページでも関連がある、ということですので、その節の際に発言したいと思います。おおよその主旨はわかりました。

部会長 ありがとうございました。第1章第1節について他にご意見がありますでしょうか。様々な意見をいただきましたが、市が一方的にサービスをするのではなく、市民と一緒になって市全体の将来を考えていくという基本姿勢があること、それにもとづき、目指すべき姿については、主語があいまいなところもありますが、ぼかしが入っている、ということでした。今後、市がどれだけのことをやっていけるか、ということについては前向きに捉えるという説明もいただきましたので、納得いただけると思います。また、小尾委員の発言については修正をする、とのことです。それから小山委員からご提言いただいた「介護予防の充実」については「健康・医療の充実」のところで話をされる、ということでよろしいでしょうか。

部会長 それでは、続いて「2 健康づくりの推進」について委員の皆様のご意見を賜りたいと思います。

小山委員 11ページの健康づくりの推進において、「アレルギー性疾患対策の充実強化」を事業として掲げてほしいと思います。理由として、アレルギー疾患は国民病とも言われ、人口の約30%がアレルギー症状を起こしています。また、花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎は全国的にも子どもを中心に増えています。茨木市でもアレルギー疾患の患者への対応が必要と考えます。また、アレルギー疾患の患者が気軽に相談できる窓口なども設置も求められています。したがって保健行政の充実強化として「アレルギー性疾患対策の充実強化」を掲げる必要があると思う次第です。

部会長 ありがとうございました。この件に関し事務局から何か説明がありますか。

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