12月17日 戦争の影響を受けた子どもたちを写真で伝える 人権週間記念講演会を開催

舞台上でマイクを持ち講演をする渡部陽一さんの写真
モニターに映る自身の撮った写真の説明をする渡部陽一さんの写真

17日、市民会館大ホールで、人権週間を記念し、「人権を考える市民のつどい」を開催しました。人権作品一般の部に入賞した方の表彰式と、テレビでおなじみの戦場カメラマンの渡部陽一さんの講演会に、約900人が集まりました。

渡部さんの講演会では、「世界からのメッセージ―希望のある明日のために―」と題し、渡部さんが戦場カメラマンになったきっかけや、イラクで撮った子どもたちの写真が紹介されました。渡部さんは、「イラクの戦争は、石油の取り合いが原因でした。戦争の犠牲になるのは子どもたちです。母親が妊娠中に被ばくし、悪性腫瘍を持って生まれた子や、銃撃戦に巻き込まれ目や腕を失った子もいます。私は、彼らを写真に撮って発信することで、彼らの声を伝えることができると思いました」と話しました。

講演の最後に設けられた市民からの質問コーナーでは、「渡部さんの独特の話し方は、小さいときから変わらないのですか」という質問に、渡部さんは「小学生のときから、友人に指摘されるほど話すスピードがゆっくりでした。大人になって世界を回っていると、言葉が通じない国でもゆっくり知っている単語を並べることで、相手に気持ちが伝わることがあります。その積み重ねが、この話し方に拍車をかけました」と答え、会場はなごやかな雰囲気に包まれました。