平成28年度いばらきエコプラットホーム

更新日:2021年12月15日

ページID: 54001

第1回

1 開催概要

  • 開催日時:平成28年10月27日(木曜日) 15:00~17:00
  • 開催場所:茨木市役所 南館3階 防災会議室
  • 参加者数:12名(内、事務局関係者5名)
  • 参加団体数:6団体(大阪大学、環境を考える市民ネットワークいばらき(大阪友の会北摂方面、茨木市消費者協会)、茨木市環境教育ボランティア(茨木工科高等学校)、淀川管内河川レンジャー、茨木商工会議所、大阪ガス株式会社、関西電力株式会社)
  • 内容:情報交換、取組紹介、意見交換(いばらき環境ポイントについて)

2 情報交換、取組紹介

  • 参加団体から、この間の活動と、今後の予定について報告を行った。
  • 茨木商工会議所から、12月8日に実施予定のエコドライブ講習会について案内があった。
  • 市から、いばらきエコプラットホームの参加団体も協力いただいている、11月19日・20日に実施予定のいばらき環境フェア2016について案内を行った。

3 意見交換~いばらき環境ポイントについて

  • いばらき環境ポイントについて1.「エコポイント」に活かせる、現在の取組は?2.「エコポイント」でこんな事にチャレンジできない?3.こんなふうに広げたい・使いたいをテーマに意見交換を行った。
  • 市の推進したい事業でエコポイントを付与し、補助事業を使うためにはエコポイントが貯まっていないと申請出来ないなどの工夫をしてはどうか。まず、エコポイントを市民に知ってもらうことが必要。
  • 行政主導では固すぎて、若い人は参加しづらい面がある。民間を巻き込んで、柔らかくするとともに、市域北部の自然環境や特産品を活かして健康や観光と関連づけてキャンプ場やレンタサイクルの利用や特産品の購入でポイントが付与されると良い。また、学生を巻き込むのも良い。
  • 学生のボランティア活動はさかんになってきている。学生の力は原動力になる。
  • 周辺の市町との連携が出来れば使いやすいポイントになる。
  • 省エネ生活を進め、環境負荷を下げることにつながる行動にインセンティブを付けられると良い。
  • 「自動車通勤を止めて自転車通勤にします」など宣言することにポイントを付与することはどうか。
  • 福祉や健康などとうまくコラボした形で統一して、ポイントを同じ枠組みで出来ると良い。
  • 子どもはクイズが好きなので、省エネや生物多様性に関係するクイズに答えて応募すればポイントを得られるようにすると、親子が巻き込めるのではないか。
  • 効果の見える化や主婦の好きなダブルポイントがあると参加者が増えるのではないか。
  • 考えるべきは、環境やエコを目的とせず、市民が実際にやることを考えた方がうまくいく。子どもと一緒に茨木で遊ぶ、茨木産パーティなどの楽しい行動を写真に撮ってSNSにアップするとポイントが貯まるなど。場づくりや情報収集すれば運営でき、手を抜いて、情報をため、自然発生的に成長すれば良い。「茨木ジャーナル」など既にある仕組みを利用し「エコ」というメニュー入れるなども良い。

第2回

1 開催概要

  • 開催日時:平成28年12月19日(月曜日) 15:00~17:00
  • 開催場所:茨木市役所 南館6階 第2会議室
  • 参加者数:12名(内、事務局関係者5名)
  • 参加団体数:6団体(大阪大学、環境を考える市民ネットワークいばらき(大阪友の会北摂方面、茨木市消費者協会)、茨木市環境教育ボランティア(茨木工科高等学校)、淀川管内河川レンジャー、大阪ガス株式会社、関西電力株式会社、彩都低炭素タウン推進協議会)
  • 内容:情報交換・取組紹介、いばらきエコポイントの検討経過の報告と意見交換

2 情報交換・取組紹介

  • 参加団体から、この間の活動と、今後の予定について報告を行った。
  • 市から、環境を考える市民ネットワークいばらきにも協力いただいている、環境市民講座「やっさん一座の紙芝居」について報告を行った。

3 いばらきエコポイントの検討経過の報告と意見交換

市から今年度エコポイントの状況について報告。また、事務局より、先行事例調査、アンケート調査、ヒアリング調査など調査の実施状況について説明があった。(以下、意見交換の概要)

【アンケートについて】

  • アンケートの無回答をどのように処理しているのか。無回答を非協力者とするのかどうか、分析に入れるか入れないかで大きく異なる。

【当選確率及び環境マイスターの育成】

  • 今年度は1年目で仕方がないが、環境フェアだけで30ポイント貯まる。せっかく市民が行動を移しても、1日で行動が終わるのはもったいない。1口ポイント貯めてくれたら2口目、3口目につながる、当たる確立が上がる仕掛けが重要だ。環境に良いことをしてくれる、環境マイスターを育てていけないか。

【市内全域の人が使える仕組み】

  • 見山の郷や観光協会を巻き込み、観光施設、大きな箱になっている所でポイントを使えるようにすべき。協力できるのは都心部であり、都心部の人しか使わない。茨木市は縦横に長く、全域の人が使えるような仕組みが必要だ。

【PRなど】

  • ポイントを貯めるほうについて、貯めることすら知らない市民がたくさんいる。もっとPRしなければならない。ポイントを使うところまで、貯まっていないから進めない。分かっている人は使い方も分かっている。
  • 環境フェア以降の活動で、親子で来られている方のほとんど全員がエコポイントカードを持っていた。環境フェアのお客さんは、無料のイベントを探して回っているのではないか。ただし、1家に1枚と思っている人がほとんどであり、5人家族なら5枚ということをその場で伝えている状況だった。
  • システムを一気に作って、普及にして行ったほうが良いのではないか。悪い情報が市民に伝わってしまってはダメだ。良い伝播の仕方をするためには、しっかり作り上げたほうが良い。

【ポイント対象手段の多角化など】

  • 健康ポイントと絡めていくことはできるかもしれない。ただし、環境というものは薄れてしまう。
  • ポイントを貯めるのは、多角化しないと参加が難しい。自治会の組織率が低下しているというが、公園の掃除活動に参加したらポイントを貰えるなど、ポイント対象手段の多角化が必要だ。
  • ポイントを使うのも、交換になるのではないか。そこのハードルがあると、浸透しないのではないか。金券のようにばらまくと処理が難しくなる。クレジットカードのポイントカードのように、30ポイント貯めたらこんなメニューがあるよというようにしたほうが広報誌にもアピールできる。使えるということを市民が理解しなければ広がらない。
  • ふるさと納税も、お金がある人はできるが、お金がない人はあまり対象にならない。何気ない毎日の暮らしの中で知らずのうちに貯まってきて、それが還元できると良い。スーパーにマイバッグを持っていくと2円引きにすることをポイントに出来れば、30ポイント貯まったら500円の金券になる。スタンプカードは残るので、それを元手に、クラウドファンディングのほうに投資するように、買い物に行く方も、無理している訳ではない。毎日の中に買い物があり、そこにマイバッグを持っていくのも無理をしている訳ではない。スーパーもそこまで損ではないはずだ。毎日の日常生活の中でポイントが溜まり、資金が貯まると良い。
  • 不用品をリサイクルするというのも、デパート等では10点までとして、500円の金券を出したりしている。お互いに無理をしていないため、エコなやり方ではないか。
  • 自分の店で完結するというのも1つではないか。飲食店では残飯が出る。それを食べきりなどでポイントを出す。飲食店も事業系ゴミ処理費用は削減されるのでメリットがある。市が関与する必要はなくなることになるが。
  • 彩都も最初の2年間CO2を減らした分を住民に付与し、金券に変える形でモノレールのカードや阪急のカーシェア、朝イチやエコな商品など、使い先を決めてやったが、回す仕組みにするのは大変だ。ただし、彩都の範囲だったらできるかもしれないが、いきなり茨木市でやるのは難しい。

【子どもの参画】

  • 子どもの扱いをどうするか。子どもを巻き込むと、ベルマークの活動も盛んになる。誰がどう使うかが見えてこない。子どもがやると親も動くような面もある。エコポイントの使い途は学校でも良い。

【事業者の参画】

  • 企業に現金を出してもらうのは難しい。事業者に対して、環境を増進させた場合に何がメリットに成るか、事業者がどの部分でメリットが出るか、継続的にお金を出すことは事業者にとって難しい。

【カーボン換算】

  • ポイント対象活動の中には、カーボンプライシングできるものもある。カーボン換算できるものは、企業に模擬的に打っていってはどうか。回し方を変えてはどうか。大手ならできるのではないか。

【まとめ】

  • 1つ目が労力をかけない、付加価値をつけるということだ。2つ目は連携・協働、3つめは自立するということ。また、茨木ファンをつくるという方針は良い。この方針で回す仕組みづくりをするのは良いが、エコポイントにこだわらなくても良いのではないか。この方向性を実現しながら、人が増えていくことさえ達成すればよいのなら、エコポイント以外でも良い。
  • 労力かけず、自立し、茨木のファンをつくる方針として、1が10になり、10が100になり、100が1000になる仕組みを作る。今の仕組みは成功している。環境に興味がある人は既に乗っているが、今のスケールが限界だ。すると、今の形のエコポイントから離れなければならない。何がネックとなっているかが問題だ。メディア系の学生を捕まえて、SNSの練習にしてもらうなど茨木を舞台に活動してもらうなど。

第3回

1 開催概要

  • 開催日時:平成29年3月1日(水曜日) 15:00~17:00
  • 開催場所:茨木市役所 本館6階 第1会議室
  • 参加者数:13名(内、事務局関係者5名)
  • 参加団体数:6団体(大阪大学、環境を考える市民ネットワークいばらき(大阪友の会北摂方面、茨木市消費者協会)、茨木市環境教育ボランティア(茨木工科高等学校)、淀川管内河川レンジャー、大阪ガス株式会社、関西電力株式会社)
  • 内容 :情報交換・取組紹介、いばらきエコポイントの検討経過の報告と意見交換

2 情報交換・取組紹介

  • 参加団体から、この間の活動と、今後の予定について報告を行った。
  • 3月26日に京セラドーム前の大阪ガスのショールーム「ハグ」にて、茨木市民40組程度を対象に茨木高校の生徒が教える親子クッキングを実施予定。食育会議等で学校の先生に声を掛け、活動をさせていただくこととなった。
  • 茨木市はイノシシやシカが多く、現在シカは高速道路やダムの工事を行っているので、1箇所・2箇所に溜まっている。猟師に山に入ってもらうと、イノシシよりシカのほうが従来は少ないが、茨木市はイノシシとシカが同じくらいいる。また、2〜3日に安威川でアリゲーターガーを釣った人がいる。
  • 環境ネット茨木では、ええことカレンダーのコンテスト結果報告と情報交換会を3月8日にきらめきで開催する。その際、パソコンを使い、環境家計簿を入力できる説明を行う予定。
  • 茨木商工会議所では、段ボールで茨木童子の形をしたコンポストを作っている。公募で愛称を募集し、「ゴミパク童子」という名前に決定し、受賞した方には現物を差し上げた。
  • 学会でIoT (Internet of Things)という話を聞いた。色々な物がネットワークにつながる概念だが、アナログプロセスのデジタル化をIoTがやってくれる。アナログプロセスというのは、数字とかになっていないものを数字にしてくれるということ。例えばヨーロッパの劇場でコメディを披露する時、席の前に笑った数だけお金を支払う仕組みが導入されたりしている。環境の世界でも、IoTを活用すると面白そうだ。

3 いばらきエコポイントの検討経過の報告と意見交換

事務局から、調査の実施状況について説明があり、今後の拡充策について意見交換を行った。

【実施状況について】

  • 8月からエコポイント制度を実施しているが、まずは普及が大事だという意見も多くいただいている。次年度も、基本的には普及をベースに実施する予定だ。しかし、今後の方向性としては、エコポイント制度である必要はないというご意見も含め、様々なシナリオがあるということをご提案いただいた。

【清掃活動について】

  • 国交省の河川レンジャーの活動で、全部一回掃除をしてみようということで、掃除をした所、参加者にコンビニ関係者が多く来た。河川レンジャーの仲間にコンビニ店長がおり、その横連携で集まってきたが、災害時にはコンビニに人が集まり、水等も買ってくれる。環境面でも、コンビニだけでなく、イオン等も関わってくれるようだ。また、トヨタのように環境を強く言っている企業も、偉い人に依頼すると、下部組織の人も来てくれた。また、市内には企業も多く、製薬会社もトヨタもあるだろうから、可能性があるのではないか。
  • 茨木土木事務所のアドプトリバー下穂積から、安威川に合流するまでみんなで掃除をしようという打合せの会に行ってきた。近隣に住む自治会やマンションの有志が集まっていたが、立命館大学のイデューサから30人程度のサークルの学生も関わっている。ボランティアをすることが目的の団体であり、掃除に関わるようだ。次回からは人海戦術もいるだろうということで学生の関与と、あわせてまわりの企業にも声を掛けたいが、受け入れ体制ができておらず、また参加いただく企業にもし怪我があった時にどうするかの対策が出来ていない。ごみ袋等の備品を調達できても、そのあたりがネックになっている。そのあたりが環境活動になり、ポイントにつながるなら、市民や企業も巻き込めるのではないか。
  • 物は要らないものはごみになる。ゴミ掃除をする人にはゴミ袋は必需品だ。それがないと困るという物を提供できると、Win-Winのかんけいになるだろ。大正川の活動について、町内会では保険に入っていないはずだ。よく清掃活動を行うところは、アドプトリバー制度を紹介すれば良い。そうすると府から備品支援が出る。
  • この間の掃除でも、ゴミ袋を提供する、軍手も提供する。若いまちづくり系の学生は、一生懸命ゴミを取るが、帰りしなに火ばさみがどこかに行って無いとか、ゴミ箱に軍手を捨てていた。環境を勉強しに来ている一方でどういうことか。反省会では「火ばさみはもう貸すな」という話をしたところである。
  • 学生とはモチベーションが異なる。軍手を捨てる気持ちも分からなくはない。この軍手を持ち帰っても、家にも軍手があったり、そもそも持ち帰る袋もないのではないか。

【担い手について】

  • コアで動いてくれる団体や企業を捕まえておくことが大切だ。ゼロからイチにするのが大変であり、そのあたりで動いてもらえる企業や団体を捕まえておく。1から2にするのは、その企業つながりで取り組むことができるが、0から1を生み出す時がキーとなる。

【活動のPRについて】

  • 環境ネット茨木は、平成28年度に環境サミットとして、環境フェアでセンターホールを利用して開催した。環境サミットを市民や事業者が集まる交流の場として、環境サミットをもっと賑やかになればと思う。今回はPRもせず、初めて開催したので参加者が少なく、寂しい様子だったが、内容自体は素晴らしく、もったいなかった。広めていきたい。
  • サミットも、参加された方は内容が良かったと聞いており、人数だけが残念だった。広報活動は市民団体や商工会議所は上手にやるのではないか。市職員は枠にとらわれがちで、動きたくても動けないところもある。色々な制約やしがらみがある。民間が動いていただくことがありがたい。

【活動の連携について】

  • 環境ネット茨木ではもう1つ、メンバーで詰めているところだが、環境家計簿を広めるために、年間を通じて勉強会又は茶話会を開催したい。その時は毎回おもしろいネタが必要であり、毎回事業者に講師として来ていただければ、またエコポイントをついていけば、全部が良い。写真もそこで告知も出来る。全部をミックスさせた形でできると良い。
  • 新しいことをしようと思うと、大変なところも多い。学生等にも関わってもらえれば。

【ファンづくりのしくみについて】

  • ファンがどう増えるかを考えてみた。茨木にはたくさんの活動があり、それを知り、面白そうだと思った人の何割化が体験してくれて、定着につながっていく。ファンが増えるというのが下のほうだが、誰かが体験したことで仲間が増えた場合、仲間に口コミで広がった場合は体験者が増える、ファンが増える。また、誰かが写真をアップしてそれが素敵だとすれば、知る人が増える。それがお金になりそうだ、楽しそうだとなると、企画者や実行者が増える。それによってサイクルが回りそうだ。
山口先生による図解
  • どうすればこのサイクルが活性するか。青字で書いたのは、うまく回りそうな要素である。例えば、活動を見える化して広報をうまくすれば、知る人は増えるだろう。魅力があっても、情報を見てから時間のやりくりをして、誰かと行くと約束をつけることも必要であり、そのハードルを低くしてあげると体験が増える。これがもし正しいとすると、エコポイントはどの部分をやってくれるかを考えるべきだ。
  • まずは、ポイントになって良かったというところだ。また、より知る人が増えるという広報の部分である。長期的に考えるならば、1つ1つに何かができるので、そこで何が出来るかを考えていくことが必要だ。
  • 学生ボランティアは使えるが、ボランティアにも色々あり、環境に良いことをしたいボランティアと、メディアをやりたい学生もいる。メディアをやりたい学生には、広報をやってもらうことで、他より安くできそうだ。茨木市内にある資源をどう使うかで、色々と変わっていきそうだ。
  • 新しいことをやろうとすると大変だ。安威川ダムもファンづくりに取り組んでいるが1人つながると、その横つながりでつながっていく。若い人はまた若い人に繋がっていく。
  • 環境ビジネスというところから環境事業を見てきた。企業は環境をどう良くするかよりも安くするか、売れるかのほうが大切だ。1つの中に様々な活動があるようにする。「面白そうだと思う」が大切だ。
  • 防災脱出ゲームというのをしたことがある。密室の中を20分で脱出する。3つの課題があり、災害が起きた時に家から持ち出すものを4つ出さなければならず、あちこちに「た」と「鉛筆が折れたもの」で「タオル」とか。大人が見ても面白い。マンションを管理しているコンシェルジュ会社が、防災訓練にはマンション住民が参加してくれないため、企画したようだ(次年度に企画予定)。

【企画者のメリットについて】

  • ポイント制度そのものが、下手すると乱発になる。そのためわかりやすく簡潔にしたほうが良い。こういうことをしたら1ポイントということが分かりやすいように。
  • 誰かが企画するとする。10月に竹炭を使って何かする。20人の人が集まった時、各自にポイントを渡すのではなく、企画をした人に人数分のポイントを上げてはどうか。そうすると、次も企画しようとなるのではないか。
  • 企画者としては、とても魅力に感じる。河川レンジャーに毎年100人入れているが、この制度だと100ポイントを貰えることになる。
  • 体験するか、参加するかでランクは分けたほうが良い。

【他事業との連携について】

  • 茨木市には健康ポイントというのもある。市の内部のことでもお互いに知らないこともある。マイナンバーカードには様々なポイントを貯められるようだが、エコポイントに限らず健康ポイントや防災ポイントなども含めて考えていけるのではないか。
  • 健康ポイントは、私は市民だが分からない。
  • シニアいきいき活動ポイントが正式名称。1時間で1ポイント、10〜15ポイントで活動支援金1,000円、年間5,000円(50時間の活動)が限度。
  • マイナンバーカードについて、市の企画政策課に依頼があり、照会をした際に健康ポイントがあった。我々も、こういう状況がなければ知っていなかった。広報が足りていない。
  • 総務省ではマイナンバーに対する批判がある中で、皆さんにもメリットがあることを提案している。
  • 今回のアンケートでも、商店街はそもそも個店にインターネット環境がなく、カードリーダーもない。うまく使うとお得に使えるということを伝えたい意図であると推察される。そもそもマイナンバーを作っていない人が多いことがネック。

【観光との連携について】

  • 色々なシナリオが出ているが、市では環境政策課がエコポイント制度を中心に広める中、観光を担当する課と連携してはどうか。環境政策課だけでは幅が広くならない。
  • サイクリングマップがある。北摂の北のほうがサイクリングに楽しいらしく、観光協会もPRしたいようだ。低炭素にも繋がる活動だ。エコポイントで他所の課と連携できると良い。
  • 環境と観光を混ぜて、横串で各課の壁を把握した形で取り組めると良い。
  • 日東電工のグランフロント事務所を見学させてもらった。フリーアドレス制のデスクの見学だったが、ちょうど大阪マラソンの会議をしていた。色々な人が参加しており、役員から新入社員、現場も営業も事務職も参加していた。そういう風になると良い。

【コ・ベネフィットについて】

  • 今日の話は、環境で言われている「コ・ベネフィット」の考え方のようだ。
  • ベネフィットは得るものがあると言う意味。それがコになると、得られるものが2つになる。環境では、環境に貢献することがベネフィットだと思う人は良いが、そう多くない。違う目的で参加した結果、環境のベネフィットがつながると良い。今までの議論は、そのような考えである。
  • 国の温暖化計画の見直しでも、コ・ベネフィットの比重が大きくなってきている。
  • 参加することにポイントを付けるのは良くないかもしれない。参加はコ・ベネフィットでやってもらい、人を増やす部分で、写真を乗せるのが面倒くさいということだが、そこにポイントが貰える仕組みのほうが良いかもしれない。1人来たら芋づる式になるところに注力をしたほうが良いかもしれない。活動をつくる企画者側がハッピーになるエコポイント制度として、参加者側はコ・ベネフィットとしてはどうか。

4 まとめ

  • 今日は生産的な議論だった。エコポイント制度が中心的に動いていて、来年度は現状を踏襲することが基本となる。一方、企画者のメリットについてのアイデアはすぐに改善できそうだ。
  • 長期的にはファンが増える仕掛けをすることでまとまってきた。究極的には、エコポイント制度をやらなくても、地域でお金が回っていくことが理想だ。エコポイント制度からの卒業を目指すことが長期的な目標ではないか。
  • 先ほど部署をまたいで、横串をという話があったが、茨木市にはいろいろな人が居る。そういう人がつながると良い。
  • 最近、スタバとドトールを比べて、ドトールのほうが魅力的だ、満足度が高かったというニュースが出てきた。「ドトールでいっか」という人が増えてきた。スタバに行って格好をつけなくても、ということだ。同様に「梅田に行かなくても、茨木でいっか」という流れがあるのではないか。茨木に魅力のある活動をぐるぐる回していけると良い。
この記事に関するお問い合わせ先

茨木市 産業環境部 環境政策課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所南館3階(24番窓口)
電話:072-620-1644
産業環境部ファックス:072-627-0289
E-mail kankyoseisaku@city.ibaraki.lg.jp
環境政策課のメールフォームはこちらから