市民の皆さまへ(市長メッセージ:大阪北部地震から7年を迎えて)【6月13日】
更新日:2025年06月13日
平成30年6月18日、本市に多大な被害をもたらした大阪北部地震の発生から、間もなく7年を迎えます。
本市におきましては、倒れてきた家具によりお一人の尊い命が失われました。多くの住宅被害、公共交通機関の運休や広域にわたるガスの供給停止による混乱も発生しました。
私たちは、ボランティアの方々をはじめ、各種団体の皆さま、各関係機関から、多くの幅広いご支援を頂戴したこと、そして皆さまへの感謝の気持ちを忘れてはなりません。
日本は災害大国であります。
昨年は、最大震度7の能登半島地震が発生し、8月には、初の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)も発表されました。
南海トラフ巨大地震は、今後30年以内の発生確率が80%とされ、本市での津波被害は想定されないものの、大阪北部地震同様の震度6弱の地震が想定されております。
市では、いずれは来る次の災害に対処すべく、地域防災計画やハザードマップなどの各種計画マニュアルの充実、災害用物資の備蓄などに努め、また、今月26日には、職員を対象とした風水害対応訓練を予定しており、梅雨を迎えたこの時期に、豪雨災害への備えも進めております。
さらに、地域においても、自主防災組織をはじめ、地域各団体が主体となって避難所開設・運営訓練に取り組まれているところであり、想定できないような事態にも備え、多くの方々と共に創る、共創の手法を取り入れながら、「災害に強い安全・安心なまち」を実感していただけるよう、引き続き、防災・減災に向けた取組を続けてまいります。
令和7年6月13日 茨木市長 福岡洋一