市民の皆さまへ(市長メッセージ:大阪北部地震から6年を迎えて)【6月14日】
更新日:2025年06月16日
平成30年6月18日、本市に多大な被害をもたらした大阪北部地震の発生から、まもなく6年を迎えます。
本市においては、お一人の尊い命が奪われ、公共交通機関の運休やガスの広域にわたる供給停止、住宅被害は13,000棟を超えました。
発災直後から、ボランティアの方をはじめ、各種団体の皆さま、各関係機関から、多くの幅広いご支援を頂戴し、大きな助けとなりました。皆さまへの感謝の気持ちは深く胸に刻まれております。
市長として3期目の市政を担当させていただくこととなり、思い返せば、大阪北部地震から同年発生した7月豪雨、台風21号、また、その後、3年にも及んだ新型コロナウイルス感染症等、これまで経験したことのない事態にあたり、市民の皆さまとともに難局を乗り越えてまいりました。
コロナ禍がようやく落ち着き、感染法上の位置づけが5類に移行され、今年、国中が初めて迎える正月に能登半島地震が発生、北陸地方に甚大な被害がもたらされました。いつでもどこでも起こりうる自然災害の脅威を改めて認識させられました。
被災された皆さまに哀悼の意を表しますとともに心からお見舞いを申し上げます。
市では、緊急消防援助隊をはじめ応急給水、避難所支援要員の現地派遣など可能な限りの支援を行ってまいりました。被災地の一刻も早い復興を心からお祈りいたします。
市といたしましては、危機管理体制の強化及び市民の防災意識の高揚を図るため、自主防災組織の支援体制の充実やハザードマップの普及啓発に努めるとともに、今年度、市民の皆さまや職員を対象とした大規模地震災害を想定した防災訓練を実施いたします。
「災害に強い安全・安心なまち」を実感していただけるよう、想定できないような事態に備え、防災・減災に向けた取組みを続けてまいります。
令和6年6月14日 茨木市長 福岡洋一