市民の皆さまへ(市長メッセージ:大阪北部地震から5年を迎えて)【6月16日】

更新日:2023年06月16日

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平成30年6月18日、本市に多大な被害をもたらした大阪北部地震の発生から、まもなく5年を迎えます。

地震により、本市においては1名の方がお亡くなりになりました。

発災直後は、公共交通機関の運休やガスの広域にわたる供給停止が発生しました。住宅被害は13,000棟を超え、修繕に時間を要する中、ブルーシートの設置が喫緊の課題になりました。

改めまして、震災で亡くなられた方に哀悼の意を捧げ、被災された皆さまの復興に向けたご努力に対しまして敬意を表します。

発災直後の混乱を乗り越えるにあたっては、ボランティアの方をはじめ、各種団体の皆さま、各関係機関から、多くの幅広いご支援を頂戴し、大きな助けとなりました。皆さまへの感謝の気持ちは今なお胸に深く刻まれております。

本市では、震災の経験をいずれは来る次の災害への備えとして、これまでに詳細な記録と検証を行い、地域防災計画をはじめとする各種計画マニュアルの充実や職員防災訓練等を進めてまいりました。

地域においても、自主防災組織をはじめとした地域の各団体が主体となって定期的に避難所開設・運営訓練を実施されています。

震災対応が終わる間もなく起こったコロナ禍は3年超が経過し、現在、漸くコロナと共存する新たな社会へと移行が進んでおります。

市におきましては、市民の皆さまに「災害に強い安全・安心なまち」を実感していただけるよう、震災の経験を風化させることなく、想定できないような事態に備え、多くの皆さまとともに防災・減災に向けた取組みを続けてまいります。

 

令和5年6月16日 茨木市長 福岡洋一