茨木市の水道施設における小水力発電事業の実施について

更新日:2024年02月28日

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 令和3年度、市の「市有財産等の有効活用に係る民間提案制度」により、ダイキン工業株式会社から「マイクロ水力発電事業導入及び売電収益化―再投資へ」の提案を受けたことから、ダイキン工業株式会社の100%出資会社である株式会社DK-Powerからの導入可能性調査の結果を踏まえ、水道部において、実施可能な施設の選定検討を行いました。

 その結果、西穂積配水場において事業化の可能性があると判断したことから、今年度に水道部にて公募型プロポーザルにより、株式会社DK-Powerと令和6年2月19日に協定を締結しました。

1 内容

 西穂積配水場において、環境負荷やCO2排出量の削減に努めることを目的に、大阪広域水道企業団の受水エネルギーを有効活用して小水力発電事業を実施します。なお、年間の発電量は、一般家庭約60軒分の年間使用電力量に相当する約18万kWhを見込んでおり、CO2削減量は、年間約79.6トンを見込んでいます。

 水道部は、発電設備設置のため敷地の使用を有償で許可し、発電設備の設置及び維持管理については発電事業者にて行います。

 災害等により停電となった場合、発電設備に搭載されている蓄電池より、携帯電話等へ給電を行うことができます。

 本事業の実施により、土地の目的外使用料及び受水圧の余剰エネルギー使用料として年間で約33万円、固定資産税として20年で約600万円の歳入を見込みます。

2 発電事業者

株式会社DK-Power(吹田市垂水町三丁目21番10号)
代表取締役 松浦 哲哉

3 発電期間

令和6年度~令和25年度(20年間)

協定書を手にする福岡市長(左)と松浦代表取締役(右) (令和6年2月27日撮影)

協定書を手にする福岡市長(左)と松浦代表取締役(右) (令和6年2月27日撮影)