はじめに

更新日:2021年12月15日

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「読み書きできずに65年 識字に入ってまる5年 自分で書けたうれしさよ」
「歳老いて 字を学ぶ 喜びの日 それは識字の日」

これらは、本市識字学級生の作品です。
識字とは、文字どおり字を識ることであり、この反対の言葉として、字を識らないことを非識字といいます。
文字の読み書きに不自由することは、日常生活を送るうえで、たいへん不便なことであり、人間としての尊厳を奪われ基本的人権をも侵される重大な問題です。

だからこそ、文字の読み書きができるようになることは、人と人、人と社会をつなぐ大切なコミュニケーションの手段でもあり、喜びでもあります。

このことは、識字学級生の作品からも強く伝わってきます。

現在でも、差別や貧困のため、また障害を理由として教育の機会から疎外されてきた人々、在日外国人、海外からの帰国者等、文字の読み書きに不自由する人々が存在しています。

国際連合においても、本問題の解決が世界の平和の発展につながるという認識のもとに、平成2年(1990年)を国際識字年と定め、平成12年(2000年)までに読み書きのできない人々をなくす行動計画を策定することなどを決議しています。

本指針は、このような識字問題の重要性を認識し、非識字を克服するための施策の方向や取組を明らかにするとともに、市民の識字に関する認識を高めるための啓発活動、自主的な生涯学習活動の支援等の施策を推進することを目的とします。

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