かがやき

更新日:2021年12月15日

ページID: 1494

識字運動

識字運動の始まりは、1963年12月に福岡県行橋市の開拓学校で始まり、やがて福岡県内の各郡筑豊産炭地帯を中心に発展してきたものです。

差別の結果、文字とことばを奪われた人々が日常の様々な困難を乗り越えて自らの力で奪い取られた文字を奪い返そうとして、懸命な努力を続けています。

人間の証である文字ことばを奪い、人間を押さえつけている「おもし」を自らの手ではねのけて、人間性を取り戻す運動、それが識字運動です。

また、ひとりで始まってひとりで終わってしまう学習、それは識字運動のすがたではなく、ひとりが書き、話をすればそれを受け止める仲間と場所があり、広げる組織があるということ、それが運動であり、識字教室です。

道祖本地区識字教室「かがやき」

村に接する国道171号線の陸橋建設問題をきっかけに道祖本支部が1970年2月14日に結成され、同年4月に女性部(当時婦人部)が結成されました。

それから2年後の1972年4月20日に解放会館が竣工し、その中で女性部などの学習会・講習会などが取組まれていったのですが、学習会をしていても多くの人たちが黒板に書かれた文字が読めない、大切なところでメモできないという悩みの中から7~8人の女性が集まり、豊川小・中学校の先生たちの協力で、同年6月13日より道祖本識字教室が開設されました。

当初、学習別グループは、読み書きができ、その内容も分かり、自分でも表現でいるようにするための「読み書きグループ」と、部落の歴史、解放理論がよく分かるようにするための「理論グループ」の2つで始まり、1975年度には仕事保障につなげられたら、ということで「めざす会」的なものを取り入れていきました。1999年度からは、従来の識字教室に日本語教室が加わり、国際色豊かな学習を進めています。

この記事に関するお問い合わせ先
茨木市 市民文化部 人権・男女共生課 豊川いのち・愛・ゆめセンター
〒567-0057
大阪府茨木市豊川四丁目4番28号
電話:072-643-2069 
ファックス:072-641-4804 
E-mail toyokawa_ai@city.ibaraki.lg.jp
豊川いのち・愛・ゆめセンターのメールフォームはこちらから