令和7年度中学生ミーティング(茨木市の中学校給食について)
更新日:2026年02月02日
日時・場所
1 日時
令和7年12月19日(金曜日) 午後2時~午後4時
2 場所
おにクル 1階 きたしんホール
出席者・テーマ
1 出席者
茨木市からの出席者
福岡市長、森岡教育長、市民文化部長、学校教育部長、保健給食課職員、市民生活相談課職員、学校教育推進課職員
中学生の出席者
茨木市立中学校14校から29名
2 テーマ
茨木市の中学校給食について
ミーティングの概要
生徒たちは、中学校給食の残食を減らすために、自分たちでできる取り組みやアイデアを、A〜Eの各グループに分かれて発表しました。
発表に先立ち、各グループで20分間の打合せを行いました。自己紹介から始まり、各校で考案したアイデアなどを共有し、全体発表に向けて準備を進めました。初対面の生徒も多くはじめは緊張した様子も見られましたが、限られた時間の中で取りまとめた意見を発表用ホワイトボードに書き出し、発表内容をまとめあげる姿が印象的でした。
<Aグループの発表>
~取り組みやアイデア~
「好きな・苦手な給食のアンケート調査をおこない、献立メニューに反映させる」
「一口は頑張って食べよう!というポスターを制作する」
「ご飯のお供としてふりかけをクラスに置いておく」
Aグループは、給食の残食の原因として、好き嫌い、量の多さ、準備に時間を要して食べる時間が短くなることを挙げました。
残食を減らす取り組みとしては、給食をより食べやすくするためにアンケートを実施して献立に反映することや、一口も食べずに残すことを防ぐためのポスター制作などのアイデアを発表しました。さらに、準備を早くするよう声掛けをクラス内でおこなうことも効果的とのことです。ただ、ふりかけや牛乳用ミルメークの活用は食べやすさにつながる一方、アレルギーへの配慮も必要とのことでした。
~質疑応答~
Dグループ代表:少なめに配膳しても食べ残してしまった場合は、どのように対応しますか。
Aグループ:個々の食べる量に合わせて、少なめを希望する人には少なめに、よく食べる人には多めに最初から配膳しておくことが効果的だと考えます。
市長:ミルメークは、皆が好むものなのでしょうか。
Aグループ:全員が好きとは限りませんが、牛乳の残食を減らすため、飲む楽しみを少しでも高める工夫として提案しました。
<Bグループの発表>
~取り組みやアイデア~
「苦手な食材を使った献立メニューを中学生が考える」
「残食量を可視化するポスターを作成する」
「苦手な献立も一口は食べるようにする」
Bグループは、給食の残食の原因として、食べる時間の短さ、苦手な食材の存在、食品の大切さへの理解不足を挙げました。残食を減らす取り組みとしては、苦手な食材に関するアンケートを実施し、結果を踏まえて、食べやすくなる工夫を凝らした献立メニューを中学生自身が考案すること、残食量を可視化するポスターを作成すること、さらに「苦手なものでも一口は頑張って食べる」という意識づけが大切だと発表しました。
~質疑応答~
Eグループ代表:苦手な食材を使ったメニューを中学生が考えるというアイデアが良いと思いました。もう少し詳しく教えてください。
Bグループ:アンケートでは、苦手な食材を三つほど挙げてもらい、集計して最も多かった食材をテーマにします。例えば、どのような味付けなら食べやすいかを中学生に考えてもらい、その案を給食センターなど給食に関わる方々にメニュー化していただいてはどうかと考えています。
市長:ポスターを掲示しておくと効果があるとのことですが、給食と関係のないものも含め、これまでに効果的だったポスターはありますか。
Bグループ:以前、「スマホを触る時間が長い人は、その時間を他のことに充てましょう」というポスターを貼ったことがあります。効果があったかは分からないですが、みんな見てくれていたと感じました。
<Cグループの発表>
~取り組みやアイデア~
「クラス対抗準備・完食レース」
Cグループは、学校全体で取り組める企画として「クラス対抗準備・完食レース」を提案しました。給食の準備が全体的にゆっくりな現状を踏まえ、レース形式にすることで競争心が刺激され、準備が早まるのではないかと考えました。実際に、Cグループの3校のうち2校でレースを実施したところ、「準備時間が早くなった」という結果が得られたということです。また、本当はおかずの量を増やしたいのに周囲の目が気になって増やせないという現状もあるため、完食への意欲を高めるべく、完食についても無理のない範囲でレース化できればよいとのことでした。
~質疑応答~
Bグループ代表:レースの経験があるとのことですが、早く運ぼうとしてこぼしてしまうようなことはありませんでしたか。
Cグループ:こぼしたりすることはありませんでしたが、注意は必要だと思います。
市長:レースのご褒美はありましたか。また、実際にどのくらい早くなりましたか。
Cグループ:私たちの学校では、表彰状のようなものが贈呈され、それにより意識が高まり、達成しようという気持ちが強くなったと思います。実際、いつもは15分かかっていたところを10分まで短縮できました。
Cグループ:私たちの学校では特にご褒美はありませんでしたが、結果が掲示されていました。給食場を出発してから準備完了までの時間を計測し、通常は5分以上かかっていたところを3分で準備できました。
<Dグループの発表>
~取り組みやアイデア~
「準備時間を競うレース形式にする」
「クラスごとの食べる量をアンケートで把握し、クラス同士で分け合う」
Dグループは、4限目に体育や移動教室がある場合、どうしても準備時間が押してしまい、食べる時間が10分程度しか確保できないことを課題としました。食べ終えるまでに時間がかかる生徒は、量を減らさざるを得ないのが現状とのことです。
残食を減らす取り組みとしては、Cグループでも挙がった「レース形式」の導入や、クラスごとの適切な食べる量をアンケートで把握し、クラス同士で分け合うことで残食を減らせるのではないかといった提案がありました。
~質疑応答~
Cグループ代表:具体的には、アンケートを取った後にどのようなことを行うのですか。
Dグループ:アンケート結果から、例えば3組は食べる量が少なく、逆に4組は多いと分かれば、クラス間で配分を調整したり、そもそも配給量を見直すことで食べ残しを減らせるのではないかと考えます。
市長:残食が少ない学校もありますが、何か特別な取り組みをしているのですか。
Eグループ:小学校時代に「給食週間」があり、残食を減らす取り組みを何度か行っていたので、その影響もあるかもしれません。また、牛乳を飲まない生徒が多いクラスが、牛乳を飲む生徒が多いクラスへ牛乳を融通してくれることがあり、それも残食削減につながっているのかもしれません。
市長:すでにクラス間で十分なやり取りができているのですね。
<Eグループの発表>
~取り組みやアイデア~
「ふりかけやジャムを活用する」
「準備チャイムを流す」
「準備の時間に曲を流す」
Eグループからは、残食が多い品目としてご飯・牛乳・野菜が挙げられ、その原因は好き嫌い、量が多いと感じること、冷めていて食べにくいこと、味が薄いことなどだという意見があり、課題としてあげました。
残食を減らすための取り組みやアイデアを学校で話し合った結果、最も多かった意見は「ふりかけやジャムを活用すること」、また他に出たアイデアとして、食べる時間をより多く確保するために準備スピードを上げる目的で「準備チャイムを流す」というものがありました。ただし、ジャムやふりかけを用意する場合の課題として、ごみの増加、配付方式とする場合は市の費用負担が必要になること、高額なものであれば問題になり得ること、栄養バランスが崩れるおそれがあるとのことでした。
Bグループ代表:課題として挙げた「高額なものだと問題になる」とは、具体的にどういうことですか。
Eグループ:例えば、高価なふりかけを持参した場合、落として食べられなくなったり、なくしてしまう可能性もあるため、その点を課題として挙げました。
市長:栄養バランスが崩れるとのことですが、やはり栄養バランスは重要だと考えますか。
Eグループ:中学生が活動するために必要な栄養バランスを考慮して献立が組まれているので、そこにふりかけなどを自由に追加すると、塩分や糖分の過剰摂取につながる可能性があります。
市長:食べる時間を確保するための「準備チャイム」について、もう少し詳しく教えてください。
Eグループ:4限目終了のチャイムの後、5分後にもう一度チャイムを鳴らすかもしくはメロディ曲を流し、「この曲が終わるまでに準備を終える」という目安を設けることで、準備スピードが上がり、食べる時間の確保につながるのではないかと考えています。
市長:皆さんお疲れさまでした。今回発表を聞かせてもらって、明らかになったのは「圧倒的に給食を食べる時間が短い」ということでした。給食時間を確保するための取り組みやアイデアも色々な意見が出ましたね。メニューを中学生が考案すると、本当に残食の削減につながるのかなど、検証しがいのある提案が多かったです。いずれにしても、みなさんの発表を聞いて学ぶことが多かったので、今後の参考に間違いなくさせていただきます。ありがとうございました!
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