平成30年度いばらきエコプラットホーム
更新日:2021年12月15日
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1.開催概要
- 開催日時:平成31年3月19日(火曜日)15:00~17:00
- 開催場所:茨木市役所本館8階会議室
- 参加者数:9名(内、事務局3名)
- 参加団体数:環境を考える市民ネットワークいばらき(大阪友の会北摂方面)、茨木商工会議所、関西電力株式会社大阪支社北摂コミュニケーショングループ、大阪大学、彩都低炭素タウン推進協議会、淀川管内河川レンジャー(注:現在は特定非営利活動活動法人ネイチャーワークス)
- 内容:情報交換、取組紹介、話題提供(大阪大学大学院工学研究科 山口容平准教授)、意見交換(「いばらき環境ポイント」及び「COOL CHOICE CHALLENGE」について今年度の実施状況と、無意識のうちにエコな行動につながるような「COOL CHOICE CHALLENGE」の募集内容について)
2.情報交換、取組紹介
関西電力株式会社大阪支社北摂コミュニケーショングループ
- 2018年は大阪北部地震や台風などの影響で大規模な停電が発生した。その際に、コールセンターに電話が殺到して繋がりにくくなる現象が生じた。今後、大規模な停電時には電話以外の有効な対応法を検討中である。
- 大規模な停電時には信号機なども止まるケースが多発し、復旧に時間を要した。また、自治体との連携の仕方も課題であると感じた。
- 昨年の台風が猛烈な風を伴い、飛来物の落下により電柱や電線に影響が出たことが大規模な停電の一因になった。台風が来る前に学校や各家庭で、外に出ている物をなるべく屋内に入れるなど、飛ばさないような工夫が必要である。
- 関西電力では『台風に備えた10個の事前チェックリスト』を学校等に配付した。
彩都低炭素タウン推進協議会
- 彩都ではコミュニティーサイクルが撤収された。彩都協では公道を走行できるカート等街の特徴にあった次世代交通の検討を行っている。
- 気候変動に強い関心を持っている。ビルの木質化などにも注目していきたい。
淀川管内河川レンジャー
- 淀川管内河川レンジャーを引退し、アドバイザーをしている。環境省の環境カウンセラーになっている。私事になるが今月の22日に環境省の表彰式に参加する。
- 「川いい会」という活動を行っている。2017年、2018年に茨木市内の鳥類の確認調査を行った。種が特定できるように広角・望遠レンズ等で鮮明に撮影できた写真で確認を行っている。また、市が行った調査では確認できなかった種も同定することができた。
茨木商工会議所
- 上泉町・片桐町にある古民家の蔵をリノベーションする事業を行った。今あるものを有効に活用して利用することは環境保全にも繋がる。
環境を考える市民ネットワークいばらき
- エコカフェを開催している。鍋の持ち数や靴の持ち数などの調査を独自に行っている。
- 夏休み子供料理教室に参加したが、この時に地震が来たらどうすれば良いか不安になった。
3.話題提供
大阪大学大学院工学研究科 山口准教授
テーマ:変化を起こすステップ
- 大きな変化を起こすためには6つのステップがある。ステップ3では問題解決の新しい事例・プロジェクトを立ち上げる段階。この時1.2.の2つの方法ある。1.はまず全体に少しずつ広めていく方法。この方法では時間の経過と共に広がりを見せていくが、100%になるのはなかなか難しい。2.は最初から100%できあがったのものを作り広めていく方法。この方法を用いると、全てに広まるころには100%を達成していることになる。
- 変化を起こすステップの中で大切なのは、市がそれを支援する仕事を行うことである。今回のエコプラットホームがそれに該当するが、現状のやり方では何のためにやっているのか、また、その内容が市民に届くように反映できているのかが判らない。即ちこのプラットホームが役に立っているのか検証をする必要がある。また、『環境』を従来の概念で捉えてはいけない。発想の転換が必要であり、プラットホームがそのような場であることも重要なファクターだ。
4.意見交換
いばらき環境(エコ)ポイント制度について
- エコポイント制度をひとつのきっかけとして環境配慮行動を定着させ、さらなる取り組みを推進することを目的としている。押印済みポイント数は減ってはいるものの、ポイント押印数は年々増えている。更なる促進方法について検討を行っている。
- 制度を知らない市民の方がまだまだ多いと感じる。小・中学校と連携すればもっと多くの市民の方に制度を知ってもらうことができ、利用促進につながるのではないか。そのための一つの方策として茨木市のPTA協議会に配付すると良いのではないか。
- もっと手軽にポイントが付くような方法があっても良い。学校の出前講座などに参加した児童・生徒にもポイントが付くなど。また、対象行動に食品ロスを入れてはどうか。
- 子どもを対象にした賞品が少ない。各世代にもっと関心をもってもらえるように、賞品を工夫する必要がある。
COOL CHOICE CHALLENGEについて
- 市の広報誌以外にSNSや美術学校、市営駐車場、茨木市駅にポスターやチラシを置くなど周知活動を行った。また、懸賞サイトで募集を行うなど全国に情報発信をしたが、応募数は20件で、思ったようには伸びなかった。
- 平成31年度はナッジを用いるなどして『COOL CHOICE』を募集したい。このプラットホームで何か良い方法がないか皆さんと検証を行いたい。
- 学生を巻き込む仕組みづくりをする必要がある。今までのやり方では「めんどくさい」と思う学生の方が多く効果が少ないと思う。
- 現在の高齢者は活き活きとして活動している方が多くいる。もっと高齢者の方にも参加してもらいやすいような企画をしたらどうか。
- もっと気楽に参加できる取り組みをおこなったらどうか。例えば川柳など。参加者が楽しんで間単にできる企画にすれば応募件数は増えると思う。
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 産業環境部 環境政策課
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