第5回生きもの調査員養成連続講座
更新日:2021年12月15日
里地の水辺の生きもの観察
日時:令和2年9月10日午前9時45分から午後2時30分まで
場所:佐保川(南条付近)、千提寺(せんだいじ)地区のビオトープ
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策や、雨の影響により、中止が続いていた生きもの調査員養成連続講座ですが、ようやく今年度はじめて実施することができました。
雨が降ったり止んだりのお天気でしたが、受講生のみなさんは積極的に川に入り、網で生きものを捕獲したり、観察ケースやルーペを使って同定を行ったりして、生きもの調査を体験しました。
佐保川では、カワヨシノボリやカワムツの稚魚などの魚のほか、サワガニ、ニッポンヨコエビなど、きれいな水にすむ生きものが見つかりました。
その後、千提寺地区のビオトープに移動し、ビオトープの成り立ちや、生息する生きもののお話を聞いた後、植物班と水生生物班に分かれて調査体験を行いました。
ビオトープとは、動植物が生きていけるよう作られた人工的な空間のことです。
千提寺地区のビオトープは、新名神高速道路の工事に伴い、里山の生きものを守り伝えるために作られました。
高速道路の工事でなくなる、ため池の底の泥にあった植物の種や、水辺の生きものの一部を移すことも行い、多様な生きものがすむ場所として守られています。
調査体験では、いろいろな種類のヤゴのほか、クロゲンゴロウなど珍しい生きものも観察することができました。
体が切れても再生するナミウズムシの生態についての話は、みなさん興味深く聞かれていました。
普段、ビオトープには入ることができないので、貴重な機会となりました。
帰路はお天気に恵まれ、展望台から市街を一望することができました。
川に入って生きものを捕まえました。
ビオトープでの調査の様子
千提寺の展望台からは茨木市役所も見えました。
サワガニ
クロゲンゴロウ
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