高温溶融処理方式について

更新日:2021年12月15日

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高温溶融炉方式の特徴

  1. ごみを処理したあとの残渣物のうち、スラグと鉄分を全量再資源化できますので、埋立物は少なくてすみます。
  2. 高温でごみを処理するため、多様なごみ質に対応できます。

溶融炉のしくみ

溶融炉のしくみ

溶融炉本体

熱分解炉と溶融炉を一体化した高効率でコンパクトな竪型シャフト炉で、ごみの水分を蒸発させる乾燥・予熱帯、可燃物をガス化さる熱分解帯、不燃物を溶かす燃焼・溶融帯を一本の炉の中にもっています。
堅固な耐火物構成で、炉内に駆動物のないシンプルな構造です。

ごみの装入

資源物を分別した後の普通ごみ、粗大ごみを投入します。(粗大ごみは許容サイズまで予備破砕します)
ごみを燃やす副資材としてコークスと成分を調整する石灰石を添加します。

乾燥・予熱帯(約300度)

ごみを乾燥させます。

熱分解帯(約300度~1000度)

乾燥されたごみは次第に降下し、酸素のない状態で高温にさらされ、有機物は熱分解で一酸化炭素、水素、メタン等を含む可燃性ガスとなって燃焼室に送られます。ガス化された残りの灰分及び金属、陶磁器、ガラスなど無機分が、次の溶融帯に降下します。

溶融帯(1500度以上)

溶融帯に到達したコークスが羽口から供給される酸素を付加した空気と急激に発熱反応して高温高熱を発し、熱分解帯より降下してきた灰分、陶磁器、ガラスなどの不燃分が完全に溶融され、溶融物(スラグ・鉄分)となって排出されます。

燃焼室

混合性にすぐれたバーナーと旋回燃焼方式の採用により、高温完全燃焼を実現しています。高温の状態で滞留時間を保つことにより、ダイオキシン低減に有効な燃焼室となっています。

この記事に関するお問い合わせ先
茨木市 産業環境部 環境事業課
環境衛生センター

〒567-0838
大阪府茨木市東野々宮町14-1
電話:072-634-1627
ファックス:072-634-1629
E-mail kankyoc@city.ibaraki.lg.jp
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