発掘調査員から子供たちへ

更新日:2021年12月15日

ページID: 44643

 

私たちは暑い日も寒い日も茨木市の埋蔵文化財を守るため、原動機付自転車で市内を走り回っています。知恵と勇気と体力をふり絞り、発掘現場で日々頑張っています。

また、土人形つくりや古代の火おこし体験などの文化財普及啓発活動でみなさんのお目にかかるときもあります。

そんな茨木市の発掘調査員の紹介をします。

 

坂田 典彦(さかた のりひこ)

1 子供のころの夢

名探偵に憧れて。。。


2 経歴~茨木市の発掘調査員になるまで~

学生時代の四国での発掘調査を出発点として、河内(八尾市や東大阪市)や西摂(兵庫県芦屋市)で発掘調査をおこなってきました。しかし、大学に入るまでは、考古学にはまったく興味がありませんでした。

ただ、遠い記憶を思いおこせば、小学生の時にはマイナスドライバーとトンカチを持って化石さがしをしていたなぁ。。。


3 発掘調査員から子供たちへのメッセージ

昭和生まれのわたしが、今や三つ目の時代を生きようとしています。考古学は過去の終わったことを勉強する後ろ向きで生産性のない学問だ、と言われたことがあります。

もちろんわたしも未来に興味がありますし、大切だと思います。

わたしは、この世に存在していない、いわば産まれる前のことは「結果のある未来」だと考えています。

わたしたちといっしょに「未来」と「結果のある未来」にむかって歩を進めてみませんか。

 

正岡 大実(まさおか ともみ)

1 子供のころの夢

本屋さんにもなってみたかったのですが、歴史がとても好きだったので、歴史を勉強する人になりたかったです。夢かなってます!!

 

2 経歴~茨木市の発掘調査員になるまで~

大阪府内や鳥取県の遺跡をあちこち調査したり、博物館で働いたりしていました。

 

3 発掘調査員から子供たちへのメッセージ

ふだん私たちが暮らしている地面の下に、昔のひとが暮らしたあとがみつかるなんて、ちょっと想像できないですよね。

茨木市内はとても遺跡が多いところなので、もっとみんなに遺跡のこといっぱい知ってもらいたいな、と思っています。

学校の歴史の授業では出てこない、名前のない人たちの暮らしぶりが分かるのは遺跡の発掘調査でだけ!

文化財資料館にも遊びにきてね。

 

高村 勇士(たかむら ゆうじ)

1 子供のころの夢

刑事。あぶない刑事に憧れて。

中学生くらいには、日本や中国の歴史について考えていきたいと本気で思っていました。

 

2 経歴~茨木市の発掘調査員になるまで~

7年くらい愛媛県松山市で自動車を販売する営業マンでした。

クルマも営業も自分に向いている仕事だとは思っていませんし、むしろ苦手な部分の方が多い仕事でしたが、いろんな人たちに支えてもらえて楽しい仕事でした。

そして現在、なぜか発掘調査員です。

 

3 発掘調査員から子供たちへのメッセージ

埋蔵文化財は一度忘れ去られたものです。昔の人たちが捨てたものもあれば、大事に埋めたものもあります。

ご先祖様が大事に守り伝えたものも歴史を考える大きなヒントですが、守り伝えられたものは歴史のごく一部でしかありません。

長い年月の中で失われた文化の方がはるかに多いのです。一度失ったり隠されたりした文化が今よみがえる、それが発掘調査です。

失った文化を解き明かす、それが私たち発掘調査員の使命です。

 

木村 健明(きむら たけあき)

1 子供のころの夢

子供のころから歴史は好きでした。今の仕事はその延長なのかもしれません。

 

2 経歴~茨木市の発掘調査員になるまで~

大阪府内と奈良県内で埋蔵文化財の調査を担当していました。

 

3 発掘調査員から子供たちへのメッセージ

発掘調査は、暑い時や寒い時など、大変な時もありますが、昔の人が地面に残してくれた記憶に直に接することができる仕事です。

地震の痕跡など、今の生活と関係するものが見つかることもあります。

 

富田 卓見(とみた たくみ)

1 子供のころの夢

歴史が好きだったので、歴史にかかわる仕事がいいなとぼんやり思っていました。

 

2 経歴~茨木市の発掘調査員になるまで~

大阪北部を中心に各地の発掘調査に参加していました。

 

3 発掘調査員から子供たちへのメッセージ

現在私たちが暮らしている場所は、大昔の人たちが暮らしていた場所でもあることが多いです。

その場所の「土地の記憶」を調べ、記録・保護し、多くの人に知ってもらうため発掘調査を行っています。

阪急南茨木駅の近くにある茨木市立文化財資料館は、発掘調査で見つけた土器なども展示しており、茨木市の歴史を知るにはもってこいの場所です。

是非いらしてください!

 

宮西 貴史(みやにし たかふみ)

1 子供のころの夢

早くおとなになりたかったです。

 

2 経歴~茨木市の発掘調査員になるまで~

体操のおにいさん、お家に関係する仕事、なぞの料理人などをしていました。

 

3 発掘調査員から子供たちへのメッセージ

長い間茨木市に住んでいますが、発掘調査員になるまで、茨木市にこんなにたくさんの

すごい遺跡があることをまったく知りませんでした。

知れば知るほど、茨木市ってすごいところなんだなぁとおどろいています。

みなさんも、少しだけ興味をもってみませんか?

茨木市のすごいところ見れちゃいますよ!!

 

この記事に関するお問い合わせ先


茨木市 教育総務部 歴史文化財課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所南館6階
電話:072-620-1686
ファックス:072-620-6100 
E-mail rekibun@city.ibaraki.lg.jp
歴史文化財課のメールフォームはこちらから