深見遺跡現地見学会を開催しました。

更新日:2021年12月15日

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令和3年(2021年)3月6日に、市役所東側のグラウンドや公園跡地で昨年1月から行っている深見遺跡発掘調査の現地見学会を開催いたしました。

当日は不安定な天候の中、300人を超えるたくさんの方々にご来場いただき、深見遺跡の調査成果をじっくりとご覧いただきました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

市役所の横という大変目立つ場所での調査でしたので、気になっておられた方も多かったのかもしれません。

深見遺跡の発掘調査は、市の新施設建設に先立って、昨年1月から3月まで、そして8月から今年3月までの長期間にわたって実施しました。

現地見学会では、市役所の横のグラウンドや公園があった位置に、弥生時代には円形周溝墓というお墓がつくられたこと、円形周溝墓と居住域を隔てると考えられる2条の並行する溝など、調査員が現場に立って説明しました。

また、深見遺跡で出土した遺物も展示しました。壺(つぼ)や甕(かめ)などの土器だけでなく、石鏃(石の矢じり)や銅鏃(青銅製の矢じり)、周溝に入っていた石、近代のガラス瓶など、できるだけいろいろな種類の遺物を展示しようと試みました。

その中での一番人気は、、、弥生時代の井戸に入れられていた「モモの種」だったらしいです。土器などの無機質なモノは多くの場合残りますが、有機質のモノは環境次第でほとんど残りません。その希少性が好まれたのでしょうか。

 

 

調査員が説明をしている状況の写真

たくさんの方にご来場いただきました。雨降らなくて本当に良かったです。

 

調査員の説明に耳を傾けるみなさん

 

ご来場された方は、円形周溝墓という弥生時代のお墓や、弥生時代の井戸から出土した壺などについての調査員の説明に熱心に耳を傾けられていました。

 

 

当日お配りしたリーフレット及び添付資料は、茨木市役所南館6階 歴史文化財課の窓口で無料配布しています。

 

また、以下にPDFデータを入れています。リーフレットを印刷される場合は、印刷メニューの「ページサイズ処理」で小冊子を選択し、両面印刷するとリーフレットと同様の形状になります。

 

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