市指定有形文化財4件を新たに指定しました

更新日:2026年10月23日

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「紙本著色中川清秀像」(絵画)、「中川清秀宛羽柴秀吉書状」(古文書)、「中川清秀制札」(歴史資料)、「木造阿弥陀如来立像 附 蓮華座1基」(彫刻)の4件を令和8年10月23日付けで茨木市指定有形文化財に指定しました。

梅林寺所蔵の「紙本著色中川清秀像」は、像主である中川清秀の個性を的確に表現しようとした戦国期肖像画の優品です。眼は濃墨と淡墨を使い分け、髪や髭、眉や皺の一本まで細線を用いて緻密に表現されており、口元から二本前歯が覗くのも清秀の特徴であったとみられます。

梅林寺所蔵の「中川清秀宛羽柴秀吉書状」は、本能寺の変直後、中川清秀が羽柴秀吉にその発生を伝えた書状に対する返書と考えられます。秀吉は、本書状によって織田信長・信忠が無事であるとの情報をあえて伝えることで、清秀に味方勢力としての行動を促そうとしたことがわかります。

茨木神社所蔵の「中川清秀制札」は、天石門別神社に宛てて発給された禁制であり、境内の竹木の無断伐採や、参詣人や諸人による狼藉を禁じ、これに違反した者は厳罰に処することを中川清秀が保証する内容が記されています。「中川清秀宛羽柴秀吉書状」及び「中川清秀制札」は、本能寺の変直後の情勢や地域支配の実態を具体的に示す貴重な史料です。

光善寺所蔵の「木造阿弥陀如来立像 附 蓮華座1基」は、全国的に見てもきわめて上質で完成度の高い平安時代末期の彫像です。造立後の伝来は不明ですが、江戸時代前期には光善寺の本尊として迎えられていたと考えられます。また、蓮華座についても江戸時代を代表する仏師運節及びその子左近により補作されたことが分かり、框裏の明暦2年(1656年)の墨書銘も含めて大変貴重です。

紙本著色 中川清秀像

紙本著色中川清秀像

中川清秀宛羽柴秀吉書状

中川清秀宛羽柴秀吉書状

中川清秀制札案

中川清秀制札

木造阿弥陀如来立像

木造阿弥陀如来立像 附 蓮華座1基

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