地福寺所蔵『紙本著色 大織冠像』を市指定有形文化財(絵画)に指定

更新日:2023年09月20日

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大織冠像(たいしょっかんぞう)

本市北部の桑原にあります地福寺は、藤原鎌足による創建とされ、鎌足父子3人の姿を描いた『紙本著色 大織冠像(しほんちゃくしょく たいしょっかんぞう)』が伝えられています。「大織冠」とは、鎌足が死の間際に天智天皇から藤原姓とともに授けられた最上位の冠位のことです。 藤原鎌足は、645年乙巳の変(大化の改新)において中大兄皇子(のちの天智天皇)とともに蘇我氏をほろぼし、天皇を中心とする国づくりを進めた人物です。 本市は藤原氏と関わりの深い土地ですが、なかでも桑原を含めた安威地域には、鎌足に関連する伝承を持つ寺社や文化財が残っており、中世以来鎌足への信仰が存在した地です。本図は、鎌足が怒った表情を浮かべるなど古式の大織冠像を踏襲したものと考えられ、歴史的意義の高いものであることから、令和5年9月20日付けで茨木市指定有形文化財に指定されました。

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