紙本著色総持寺縁起絵巻【絵第2号】
更新日:2025年08月15日
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しほんちゃくしょくそうじじえんぎえまき


総持寺所蔵の2本の縁起絵巻のうちの1本で、総持寺創建にまつわる霊験譚を描いたものです。詞書9段、絵8段からなり、第7段までは創建までの由来を、続く第8段で創建とその後貴顕の信奉を集め繁栄した様子を語っています。第9段で後世の荒廃ぶりを述べ、寄付を呼びかける内容となっています。詞書の筆者は不明ですが、絵は落款印章から海北友雪(1598~1677年)の筆であることがわかっています。海北友雪は桃山時代の画家・海北友松の息子で、禁裏御用絵師もつとめました。本絵巻も海北派の技法の特徴とされる水墨と彩色の調和がみられ、全体的には淡彩を基調とした穏やかで優美な雰囲気をまとっています。
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