紙本著色総持寺縁起絵巻 附 北向雲竹添書

更新日:2025年08月15日

ページID: 67392

しほんちゃくしょくそうじじえんぎえまき つけたり きたむきうんちくそえがき

紙本著色総持寺縁起絵巻 附 北向雲竹添書 絵
紙本著色総持寺縁起絵巻 附 北向雲竹添書 詞

「総持寺縁起絵巻」は総持寺に2本伝わっていますが、本絵巻は常稱寺(中総持寺町)に伝来したものです。寺伝によると、文明年間(1469~1487年)に藤原通雅が蓮如に帰依、総持寺別当職を同寺の僧に託して、自らは浄土真宗の寺を創建し常稱寺と名付けたとされています。

本作は、詞書8段、絵8段で構成され、縁起の大筋は総持寺本と同じですが、詞書の文体や絵の場面選択などに相違点も見られます。詞書は謹厳な筆致の漢文、絵はきらびやかで堅実な筆致から熟達した漢画系の絵師の手に成るものと推測されますが、筆者についてはいずれもわかっていません。江戸時代前期の京都の書家として知られる北向雲竹(1632~1703年)の添書一通を伴っています。

この記事に関するお問い合わせ先


茨木市 教育総務部 歴史文化財課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所南館6階
電話:072-620-1686
ファックス:072-620-6100 
E-mail rekibun@city.ibaraki.lg.jp
歴史文化財課のメールフォームはこちらから