日本語読み書き学級
更新日:2021年12月15日
茨木市には、十分な学校教育を受けられなかった方や、母国を離れて日本で生活している方など、さまざまな事情で日本語の習得を必要とされている方がおられます。
茨木市立中央公民館では、そのような方々が気軽に利用できる「日本語読み書き学級」を開催しています。
日本語読み書き学級の授業風景
日本の方や、中国、タイ、マレーシア、韓国、インドネシア、ネパール、ブラジル、イスラエルなどから来られた方々、約40人が日本語を学んでおられます。レベルは一人ひとり異なっているので、講師は個別の指導を基本として、それぞれのニーズに合わせた指導をしています。
また、日本語の読み書きや会話指導するだけでなく、日本の風習や文化などにも触れて、四季折々に日本の行事などを紹介するほか、異文化をより理解することができるような工夫もしています。
春には開講式を行います。
七夕にあわせて、笹に飾りつけをして願い事を書きました。
2時間の学習の中では、毎回、季節の歌を全員で歌うことにしています。
毎年3回ほど演奏会を開催しております。
令和元年(2019年)は6月と10月にハーモニカクラブさんをお招きして、「ハーモニカコンサート」を催しました。
みんなでハーモニカの演奏に合わせて歌を歌って楽しいひとときを過ごしました。
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ハーモニカクラブさんの紹介
生涯学習センターで、主に、金曜日に活動しているグループです。
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学級生は、ここに集う方々とのコミュニケーションを楽しみにされています。また、指導する講師の方々の温かい励ましやアドバイスは、学級生の心の支えにもなっています。
学級生の声
- 敬語で使い方が難しく、あいさつするとき混乱してしまいます。先生は分りやすく教えてくださり、何でも質問できます。ここへ来るのが楽しみです。
- 日本に来て10年になります。家の中で靴を脱いで生活することや日本食にもなれました。今は、漢字の読み書きなどの問題集に取り組んでいます。先生と気軽に話すことができるので、気持ちが楽になります。
- 日本は同じアジアの国なので、目立ったカルチャーショックはありませんでした。ただ、漢字の読み書きや文の構造、そして、特に、助詞の使い方が難しいです。
- 家に帰るとつい母国の言葉に戻ってしまい、日本語での会話が続きません。子どもたちは両国の言葉を理解できるので、通訳の役目をしてくれます。
講師の声
- 私は日本語がほとんど話せない学級生を担当しています。言葉が十分理解できないため、買い物などの日常生活がとても不便だと聞きます。まずは、生活に密着した会話の指導をしようと思っています。日本語習慣は、焦らず細く長く続けてほしいですね。
- 学級生ができるだけ多くの日本語を話せるように指導しています。また、正しい日本語、生活に使える日本語を覚えてもらっています。大切なことは学級生が何を必要としているかを的確に把握することだと思います。
- 私は会話にさほど不自由しない学級生を担当しています。学級生が書いた日記を添削したり、興味ありそうな話題を提供したりして、そこから話を膨らませて会話をするようにしています。ここで日本語をしっかり学んでいただき、社会生活に役立ててほしいですね。
場所 | 茨木市立生涯学習センター「きらめき」 3階304号室 |
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日時 | 毎週金曜日 午前10時~正午 (春、夏、冬休みあり) |
費用 | 無料 |
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 教育委員会 教育総務部 社会教育振興課公民館係(中央公民館)
〒567-0028
大阪府茨木市畑田町1番43号 生涯学習センターきらめき内
電話:072-622-1256
E-mail cyuokominkan@city.ibaraki.lg.jp
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