風しんの追加的対策(予防接種)の延長について
更新日:2025年04月01日
昭和37年4月2日生まれから昭和54年4月1日に生まれた男性は、これまで予防接種法に定める定期接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代に比べて低いため、風しんの感染拡大防止を目的として、風しん抗体検査と予防接種を、令和7年3月31日まで無料で受けることができました。しかし、令和6年度中にMR(麻しん・風しん混合)ワクチンの偏在等により接種できないということが生じたため、平成26年4月1日から令和7年3月31日までに風しん抗体検査を受検し、陰性だった方は、令和7年4月1日から令和9年3月31日まで予防接種を受けることができます。
風しんは感染者の飛まつ(唾液のしぶき)などによって他の人にうつる、感染力が強い感染症で、妊娠早期の妊婦が風しんに感染すると、生まれてくるこどもに先天性風しん症候群(眼や耳、心臓に障害がでること)になる可能性があります。
風しんの予防接種(風しんの第5期定期接種の延長)
対象者
以下のいずれにも該当する人
(1) 接種を受ける日において、茨木市内に住所を有する者
(2) 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性
(3) 平成26年4月1日から令和7年3月31日までに抗体検査を受検し、陰性であった者※
【風しんの第5期の定期接種の対象となる抗体価基準】
測定キット名 (製造販売元) |
検査方法 | 抗体価(単位等) |
風疹ウイルスHI試薬「生研」 (デンカ生研株式会社) |
HI法 (赤血球凝集抑制法) |
8倍以下 (希釈倍率) |
R-HI 「生研」 (デンカ生研株式会社) |
HI法 (赤血球凝集抑制法) |
8倍以下 (希釈倍率) |
ウイルス抗体EIA「生研」ルベラIgG (デンカ生研株式会社) |
EIA法 (酵素免疫法) |
6.0未満 (EIA価) |
エンザイグノストB 風疹/IgG (シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社) |
EIA法 (酵素免疫法) |
15未満 (国際単位(IU)/ml) |
バイダス アッセイキット RUB IgG (シスメックス・ビオメリュー株式会社) |
ELFA法 (蛍光酵素免疫法) |
25未満 (国際単位(IU)/ml) |
ランピア ラテックス RUBELLA (極東製薬工業株式会社) |
LTI法 (ラテックス免疫比濁法) |
15未満 (国際単位(IU)/ml) |
ランピア ラテックス RUBELLA2 (極東製薬工業株式会社) |
LTI法 (ラテックス免疫比濁法) |
15未満 (国際単位(IU)/ml) |
アクセス ルベラ IgG (ベックマン・コールター株式会社) |
CLEIA法 (化学発光酵素免疫法) |
20未満 (国際単位(IU)/ml) |
i-アッセイ CL 風疹 IgG (株式会社保健科学西日本) |
CLEIA法 (化学発光酵素免疫法) |
11未満 (抗体価) |
BioPlex MMRV IgG (バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社) |
FIA法 (蛍光免疫測定法) |
1.5未満 (抗体価AI*) |
BioPlex ToRC IgG (バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社) |
FIA法 (蛍光免疫測定法) |
15未満 (国際単位(IU)/ml) |
Rubella-Gアボット (アボットジャパン株式会社) |
CLIA法 (化学発光免疫測定法) |
15未満 (国際単位(IU)/ml) |
バイオライン ルベラ IgG/IgM (アボットダイアグノスティクスメディカル株式会社) |
ICA法 (イムノクロマト法) |
IgG 陰性 |
*製造企業が独自に調整した抗体価単位 |
※製造企業が独自に調整した抗体価単位
予防接種の受け方
風しんの抗体検査の結果がわかるもの及び本人確認書類(各種健康保険の資格確認書、運転免許証など)を持参し、医療機関等にて予診票を記入し、予防接種を受ける。
予防接種について
接種するワクチンは、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)のみとなります。麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)は、麻しんウイルスと風しんウイルスを弱毒化して作られた生ワクチンです。接種を受けた人の95%以上に感染予防に必要な抗体ができると言われています。
予防接種は、当日の体調や基礎疾患等で受けれらない可能性があります。37.5度以上の発熱がある場合は接種できません。
予防接種を受けた後の注意事項
接種後、発熱や発疹等の副反応が発生するおそれもありますので、接種後24時間は症状の出現に注意し、特に接種後30分程度は医療機関で様子をみるようにし、医師とすぐに連絡がとれるようにしてください。
接種後は接種部位を清潔に保ち、接種当日は激しい運動を避けるようにし、接種部位の異常反応や体調の変化があれば、必ず医師の診察を受けてください。
予防接種により、重篤な健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく救済制度が使用できる場合がありますのでお問い合わせください。
接種時の持ち物
・本人確認書類(各種健康保険の資格確認書、運転免許証などの住所及び生年月日を確認できるもの)
・風しんの抗体検査の結果がわかるもの ※1
・(ある場合)平成26年4月1日以降の風しんの抗体検査記録(抗体陰性) ※2
※1、※2については、平成26年4月1日から令和7年3月31日までに受検されたものに限ります。
※1、※2については、どちらか一方の書類をご準備ください。
費用
令和7年4月1日以降に接種された場合は、医療機関が請求する金額を支払っていただいた後に、こども支援センターにて償還払いの手続きをしてください。(上限あり)
償還払い申請時の持ち物
・接種を受けた人名義の預金通帳等(金融機関名・口座番号・口座名義人が確認できるもの)
・風しん抗体検査の結果が分かるもの(原本)
・領収書及び明細書の原本(接種を受けた人の氏名、接種費用、接種医療機関名(医療機関の押印等)、費用の内訳(「但し、MRワクチン代として」等))
・接種済証等の原本または予診票の写し(接種を受けた人の氏名、接種ワクチン名、接種年月日、接種医療機関名が掲載されていること)
・風しん第5期のクーポン券
その他
・茨木市外へ転出された場合には、茨木市のクーポン券は、ご利用いただけません。転出先の市区町村へ問い合わせください。
詳しい情報は下記リンク先へ
- この記事に関するお問い合わせ先
-
茨木市 こども支援センター(子育て支援課)
〒567-0888
大阪府茨木市駅前三丁目9番45号 文化・子育て複合施設おにクル2階
電話:072-624-9301
ファックス:072-624-9302
E-mail kodomokn@city.ibaraki.lg.jp
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