予防接種全般に関する注意事項
更新日:2023年11月26日
予防接種は、各種の感染症に対する免疫を持たない人、あるいは免疫の増強効果(ブースター効果)を目的とする人を対象に実施するもので、感染予防、発病予防、重症化予防、感染症のまん延予防などを目的としています。
全般的な注意
- 予防接種は体調の良いときに受けてください。
- 接種する予防接種の効果や目的、副反応などについて理解するため「予防接種と子どもの健康」等をよく読んでください。
- 予診票の必要事項を正確に記入してください。
- 接種時は、母子健康手帳を持参してください。
- 対象年齢、接種間隔、接種回数に注意してください。
- 対象接種開始年齢は、すべて満年齢です。(例:3か月~は満3か月~)
注意:年齢の計算方法について
予防接種法における年齢・月齢の計算方法は、民法第143条を準用します。
年齢は、出生の日から起算し、起算日(=出生日)に応答する日の前日をもって年齢が加算されます。
つまり、年齢が1つ上がるのは、誕生日の前日となります。対象年齢の「~歳未満」とは、誕生日の前日までになります。月齢についても同じ考えかたです。
ヒブ(Hib)・小児用肺炎球菌予防接種の「~歳に至るまで」は、誕生日の前日までになります。
例)1月1日生まれの人の生後6か月未満 6月29日まで
生後6か月以上6月30日から
1歳未満 12月31日まで
1歳に至るまで 12月31日まで
1歳以上 12月31日から
接種を受ける前の注意
- 母子健康手帳・予防接種予診票を必ずご持参ください。(個別接種の予診票は委託医療機関にも配布しております。)
- 体温は、接種会場(医療機関、こども支援センター)で測ってください。
- 医師の問診・診察により、接種できない場合があります。
接種を受けた後の注意
- 接種後30分程度は、接種会場(医療機関、こども支援センター)でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
- 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動はさけて下さい。
- 接種後は、副反応のため接種箇所が赤くなったり、痛んだり、軽い発熱など多少不快な反応が起こることがあります。高熱、けいれん、その他異常な反応がある時は医師の診察を受けましょう。
接種を受けることが適当でない人(接種不適当者)
- 明らかに発熱(通常37.5℃以上)している人
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- 接種する予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシーを呈したことが明らかな人
- 麻しん、風しん予防接種を受ける人で妊娠していることが明らかな人
- その他、医師が不適当な状態と判断した人
過去にけいれん(ひきつけ)の既往歴のある人は、主治医に相談してください。
アナフィラキシー:通常接種後約30分以内に起こるひといアレルギー反応。発汗、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、吐き気、嘔吐(おうと)、声がでにくい、息が苦しいなどの症状につづき、ショック状態になるような激しい全身反応
接種を受けるとき注意が必要な人(接種要注意者)
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている人
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた人及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある人
- 過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある人(必ず、かかりつけ医と事前に相談しましょう)
- 過去に免疫不全の診断がなされている人及び近親者に先天性免疫不全症の人がいる場合
- 接種しようとする接種液の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある人
- BCG接種においては、家族に結核患者がいて長期に接触があった場合など、過去に結核に感染している疑いのある人
- 子宮頸がん予防接種においては妊娠中及び授乳中の人
その他、それぞれの予防接種について注意事項があります。予防接種の効果や目的、副反応などについても理解した上で、接種をうけてください。
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 こども支援センター(子育て支援課)
〒567-0888
大阪府茨木市駅前三丁目9番45号 文化・子育て複合施設おにクル2階
電話:072-624-9301
ファックス:072-624-9302
E-mail kodomokn@city.ibaraki.lg.jp
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