よくあるご質問【離乳後期~完了期(9か月~18か月)Q&A】
更新日:2024年01月17日
噛まないで丸飲みしているようです
この時期の赤ちゃんは、舌を左右に動かして、歯茎に食べ物を移動させて食べることを少しずつ覚えていきます。柔らかく煮てから粗めに刻み、慣れてきたら少しずつ固さも変えていきます。逆に早く進めすぎても丸飲みすることになるので、赤ちゃんの食べ方を見ながら、少しずつステップアップしていきましょう。
フォローアップミルクはいつから飲ませればよいですか?
離乳食の進みが順調で、肉や魚、卵、大豆製品などが食べられるようであれば、与える必要はありません。離乳食が順調に進まず、鉄欠乏のリスクが高い場合や、適度な体重増加がみられない場合は医師に相談し、必要に応じてフォローアップミルクを活用しましょう。
手で食べようとするので、服もテーブルも汚して食べ散らかされて困っています
自分で食べたいという意欲が出てくると、スプーンを自分で口に運ぼうとしたり、食べものを手づかみしたり、ひっくり返したり…。でも、この時期は赤ちゃんがひとりで食べられるようになるための大切な時期。あらかじめ汚れてもよい環境を整えて、手で食べる経験を十分にさせましょう。そうした経験をさせないと、自分で食べることをしなくなってしまいます。
《手づかみ食べの環境づくり》
●ごはんはおにぎりに、野菜はスティックにするなど、献立や切り方に工夫を
●エプロンをつけたり、テーブルの下に新聞紙やビニールシートを敷くなど汚れてもいい環境にする
●子どもの食べるペースを大切にする
●自発的に食べるようにするために、たっぷり遊ばせて、食事時間に空腹を感じるようにしましょう。
離乳食より、濃い味付けを食べたがりますが、与えても問題ありませんか
家族といっしょに食卓につくようになり、大人と同じメニューが楽しめるころですが、離乳食は食品の素材自体を生かして薄味で食べさせるのが理想です。乳幼児期に培われた味覚や食事の嗜好は、その後の食生活にも影響を与えます。
将来の生活習慣病を予防するためにも、主食を基本に野菜や果物、魚をよく食べ、薄味にした和食を親しむようにしたいものです。赤ちゃんだけでなく、家族全員で取り組みましょう。
食事中に遊びだして食事時間がかかり叱ってしまうのですが
赤ちゃんはこのように遊びながら食べものを掴むことや、いずれは自分で食べることを学んでいきます。ですから、叱らずに見守ってください。ただし、食事時間は20~30分を目安に。遊び始めたら片付けてしまいましょう。また、おもちゃを片付けたり、テレビを消すなどして赤ちゃんの気が散らないようにすることも大切です。
コップの練習はいつごろから始めたらいいですか
1歳の誕生日ごろを目安に、コップで育児用ミルクや牛乳を飲む練習を始めましょう。コップは持ち手のついた落としても割れないものを。はじめは少量入れ、保護者が手を添えます。慣れてきたらひとりで飲ませてみましょう。こぼしたり、コップを倒したりしてもいいように、下にビニールシートなどを敷いておくとよいでしょう。ミルクやイオン飲料などの甘い飲みものが入ったほ乳瓶を長時間くわえることでむし歯になる危険性が高まります。歯の健康のためにも、1歳をめどにコップに切り替えていきましょう。
離乳食を食べてくれなくてストレスがたまります
赤ちゃんが成長し、いろいろなことに興味が出てきて、遊ぶのがとっても楽しい時期なのかもしれません。一方、いやなことは「いや」という意思表示もできるようになったのでしょう。悩んでしまうのも当然ですが、「成長する過程にはいろいろな時期があって、今は食べない時期なんだな」と割り切って過ごしてみましょう。また、以下のことを試してみても良いかもしれません。
●生活リズムをつくる
起床、食事、間食など、出来る限り規則正しくしてみてください。昼間は身体を使ってよく遊ばせてあげましょう
●離乳食作りに手間をかけ過ぎない
離乳食は手間をかけ過ぎず、大人が食べる食事から取り分ける部分を多くしましょう
●水分補給に気を配って
自分から「飲みたい」と言えない、1回にたくさんは飲めない時期ですので、水分補給だけは気をつけてあげましょう
外出するとき、帰ってきたとき、遊んでいてもひと段落したなど場面が変わるごとに機会を見つけて、水、麦茶などを飲ませてみましょう。量は飲んだところまでで大丈夫です。
離乳の完了の目安はありますか
形ある食べものを噛みつぶすことができ、エネルギーと栄養素の大部分を食事からとれるようになったら離乳は完了です。しかし、離乳が終わっても奥歯が生えて、かむ力が育つ3歳ごろまでは、やわらかめに煮たり、食べやすい大きさに切ったり、薄味にするなど、調理に配慮しましょう。
病気の時は何を食べさせたらいいですか
病気のときの食事は、体調を早く回復させるために大切なもの。かかりつけ医師の指示を最優先にしながら、十分な休養と症状に合った栄養を補える食事にすることが重要です。
発熱
熱があるときは、まず水、麦茶、ベビー用のイオン飲料などで十分な水分補給をしてあげましょう。
できるだけ、のどごしの良いものが適しています。水分もビタミンもミネラルも豊富なくだものは、発熱時にぴったりの食材です。発熱がおさまったら少しずつバランスの良い食事に切り替えましょう。おかゆやうどんなどのでんぷん質のほか、豆腐などの良質のたんぱく質、消化しやすくやわらかく煮た野菜を組み合わせましょう。
下痢
体内から急激に水分が失われるため、水分を補給して脱水症を予防することが必要です。水分とともに失われるミネラルなども補給しましょう。
〇おすすめ食材
下痢のときには、にんじん、かぼちゃ、りんごなど、ペクチンを多く含んだ食材を使ったレシピがおすすめ
×使わないほうがよい食材
・繊維の多い野菜類や豆類
・バターや植物油などの油脂類
・牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品
・オレンジやみかん、グレープフルーツなどのかんきつ類
嘔吐
赤ちゃんは、せきに誘発されて吐いてしまったり、ウイルス性の胃腸炎などが原因で吐いてしまうことがあります。心配ですが、強い吐き気がある間は飲んでも吐いてしまって体力を消耗することになるため、何も与えないのが原則です。吐き気がおさまったら少しずつ水分を飲ませましょう。水分を飲んでも大丈夫だったら、まずはおかゆを少しずつ食べさせます。それで大丈夫なら、今度は消化吸収のよい離乳食にしましょう。
何度も吐いてぐったりしていたり、下痢や高熱が続いている場合は、かかりつけ意志に相談しましょう。
離乳食に関するその他のお問い合わせ
離乳食に関して、何かお悩みがございましたらお気軽にご連絡ください。栄養士が対応いたします。
茨木市こども育成部子育て支援課(茨木市立こども支援センター内)
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