自宅で学べるパパ&ママクラス(妊娠中の生活編)
更新日:2024年08月28日
安心して出産が迎えられるよう妊娠中の生活に関する情報を集めました。
妊娠中の過ごし方
妊娠・出産は女性のからだの自然な営みですが、赤ちゃんの発育に伴い母体にはさまざまな変化が起こります。
異常の早期発見のために、妊婦健康診査は医師の指示通り定期的に受診するようにしましょう。
妊娠初期
つわりやからだのだるさなど体調が不安定な時期です。
仕事の仕方や休息の方法、食事のとり方に気をつけ、無理をせず過ごしましょう。
妊娠中期
胎盤が完成し、安定期と言われる時期です。
胎動も感じられるようになります。赤ちゃんが元気なサインですので、普段から意識するようにしましょう。
また、出産後の生活について家族で話し合い、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
妊娠後期
子宮が増大することで、動悸や息切れなどの症状が出ることがあります。
胃がもたれたり、一度にたくさん食べられなくなることもあります。少しずつ小分けに摂取したり、刺激の強い食品は控えるようにしましょう。
また、予定日よりも早く出産となることもあります。出産用品や育児用品は早めに準備しておきましょう。
陣痛が始まった時の入院方法や連絡先を確認しておきましょう。
妊娠中の栄養について
お腹の赤ちゃんが元気に育つために、そしてママの健康維持のためにも妊娠中の食事はとても大切です。
1日3食バランスのよい食事を心がけましょう。
現代の食事は肉や魚などの主菜が多くなりがちで、脂質を摂りすぎる傾向にあります。野菜、海藻、きのこ類を使った副菜をたくさん摂ることを意識しましょう。品数をたくさん作るのが難しければ、具材をたっぷり入れた汁物などがお勧めです。また、妊娠高血圧症候群の予防のため、塩分の摂りすぎには気をつけましょう。
妊産婦の食事バランスガイド (PDFファイル: 2.2MB)
つわりの時
食べられる時に食べられるものを少しずつ摂取しましょう。空腹の時に症状が出やすいことが多いので、簡単に口に入れられる飴や栄養補給用ゼリー、バナナ等を準備しておくのもお勧めです。
冷たいものや酸味のあるものが食べやすいこともあります。
水分も取れない場合や頻繁に嘔吐する場合は受診しましょう。
妊娠中、積極的に摂りたい栄養素
葉酸
胎児の発育に欠かせない重要なビタミンです。特に妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸摂取することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害発症リスクが軽減するといわれています。
多く含むもの:ほうれん草などの葉物野菜、ブロッコリー、納豆、いちご等
鉄
妊娠が進むにつれ必要となる血液量が増えるため体内の貯蔵鉄が不足して鉄欠乏性の貧血になりやすくなります。出産時の異常出血の予防、また、出産後の体力回復のためにもしっかり摂取しましょう。鉄はビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が高まります。
多く含むもの:レバーやマグロなどの赤身の肉や魚、あさり、高野豆腐、レーズン等
カルシウム
骨や歯を形成する大切なミネラルです。日本人女性はもともと不足している人が多いので、意識して摂るようにしましょう。きのこ類や青魚などに含まれるビタミンDと一緒に摂ると吸収率が高まります。
多く含むもの:牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐、納豆などの大豆製品等
魚の摂取について
魚は良質なたんぱく室やカルシウム等を多く含み、妊娠中の栄養バランスの良い食事には欠かせないものです。
一方で摂取にあたっては少し注意が必要なものもありますので、以下の情報も参考にしてください。
お魚について知っておいてほしいこと (PDFファイル: 2.5MB)
妊娠したら歯科健診を受けましょう
妊娠中はホルモンの変化やつわりの影響により、むし歯や歯周病などになりやすくなります。妊娠性歯周炎が悪化すると、早産の危険性など、生まれてくる赤ちゃんに影響します。
また、むし歯菌は身近な家族の口から子どもの口に伝播するため、完全に止めることはできません。しかし、むし歯菌以外のいい常在菌を多く伝播させることで、むし歯になりにくい環境にできることはわかってきています。
家族みんなが適切な口腔ケアを行い、むし歯を予防することが赤ちゃんの歯と口の健康づくりのスタートとなります。かかりつけ歯科医を持ち、出産までに歯科健診を受診しましょう!
妊娠したからといってむし歯や歯周病になるわけではなく、食生活習慣の乱れや体調不良のために十分な歯の手入れができないことが原因です。 妊娠性歯周炎を予防するためにお口の中を清潔にするように心がけましょう。
つわりの時期は・・・・小さめの歯ブラシを使用や洗口剤を使用したり、うがいだけでもするようにしましょう。
生まれてくるお子さんのために (PDFファイル: 1.3MB)
妊娠中に気をつけたい感染症について
何らかの微生物(細菌、ウィルス)がお母さんから赤ちゃんに感染することを「母子感染」といいます。妊娠前から元々その微生物を持っているお母さん(キャリアと言います)もいれば、妊娠中に感染するお母さんもいます。「母子感染」には赤ちゃんがお腹の中で感染する胎内感染、分娩時に産道を通る際に感染する産道感染、母乳を介して感染する母乳感染の3つがあります。
まだ発見されていない感染症や、検査が一般に行われていない感染症もあります。妊婦健康診査で検査が行われるものもありますので、きちんと受診しましょう。
母子感染を知っていますか(厚生労働省リーフレット表面) (PDFファイル: 478.6KB)
母子感染を知っていますか(厚生労働省リーフレット裏面) (PDFファイル: 160.0KB)
出産後の生活について
出産後の生活や育児動画についてはこちらをご覧ください。
妊娠・出産・育児に関する相談
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茨木市 こども育成部 子育て支援課
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