トータルライフデザイン構築事業

更新日:2021年12月15日

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自分の人生を自分で歩くための授業in藍野大学

平成28年度に、少子化・結婚・子育てをめぐる社会の変化やお金の面からライフプランを考える講義と合わせて、子どもとその母親・父親たちと交流する講座を藍野大学の協力を得て、授業の中で全2回実施しました。

「NPO法人ファザーリング・ジャパン関西(FJK)」と「NPO法人ママの働き方応援隊」の初コラボ企画として、赤ちゃんや小さい子どもと触れ合う経験がない学生たちもいる中で、子育ての模擬体験をしながら、パパ・ママから結婚・子育て・生活の実情を聞き、これからの生き方や働き方など自分の将来について考える機会を提供しました。

「自分の人生を自分で歩く授業in藍野大学」チラシ

【1回目】

日時 平成28年10月27日(木曜日)午前9時から午後0時10分

場所 藍野大学地下1階 A002室 物理・運動療法実習室2

内容 1、 講義「ライフデザインについて」小崎恭弘さん(大阪教育大学教育学部准教授)

       2、ふれあい交流・グループワーク

1、講義の概要

    人口・初婚年齢・収入(男女の働き方)等の観点から、若者を取り巻く環境や、男性の育児・家事など子育てにおけるモデルも大きく変化していること。また、急激な時代の変化により、人生設計のモデルがいないため、自分で「ライフデザイン」を考え、作ることが大切になることをご説明いただきました。

講義

 小崎恭弘さんの講義風景

2、ふれあい交流・グループワークの概要

FJKの親子とママの働き方応援隊の赤ちゃん先生と交流し、子育て中のパパ・ママから赤ちゃんのいる生活や夫婦の馴れ初めなどの話を聞いたり、赤ちゃん・子どもと一緒に、着替え・遊び・おむつ替えなどの子育て模擬体験をグループに分かれて行いました。

ワーク

パパ・ママから子育てのリアルな話を聞いています

ワーク1

実際にだっこしたり、着替えなども体験しました

【効果】

アンケート結果では、「結婚したい年齢」・「子どもが欲しい年齢」がともに高くなるという結果になりました。

<結婚したい年齢>

実施前 27.7歳→実施後 29.5歳

<子どもを欲しい年齢・人数>

実施前 27.5歳~31.5歳の間に1.8人欲しい→実施後 28.4歳~33.7歳の間に2.0人欲しい

 

これは、より具体的に結婚・出産について考える事が出来たということではないかと思われます。

 

【所感】

「今まで結婚や出産について考えたことがない」、「赤ちゃんと接する機会がない」という学生が多かったのですが、結婚後の仕事のことや家事・育児の分担について熱心に話を聞いたり、恐る恐るでしたが笑顔で赤ちゃんをだっこしている姿が印象的でした。

【2回目】

日時 平成29年2月23日(木曜日)午前9時から午後0時10分

場所 藍野大学地下1階A002室 物理・運動療法実習室2

内容 1、講義「幸せになるためのお金のハナシ」

                    天野勉さん(特定社会保険労務士・キャリアコンサルタント)

        2、ふれあい交流・グループワーク

1、講義の内容

人口が増える時とこれから減っていく時における収入のモデル比較のお話や、貯金・今後のライフプラン・日本で1日に起こる出来事(結婚組数、出生者数、離婚者数、死亡者数)などについて考えるグループワークを行いました。

 

ワーク

天野勉さんの講義風景

2、ふれあい交流・グループワークの概要

FJKの親子とママの働き方応援隊の赤ちゃん先生と交流し、子育て中のパパ・ママからお金にまつわる生活の話を聞いたり、赤ちゃんや子どもと一緒に、着替え・遊び・おむつ替えなどの子育ての模擬体験をグループに分かれて行いました。

ワーク

赤ちゃんの1日の様子を聞いたり、荷物がたくさん入ったマザーズバッグを見せてもらい実際に持ってみました

【効果】

お金にまつわる話を中心に、結婚してからの具体的な生活について考えてもらうことができたと思います。また、家庭内でのお小遣いや、子どもを産み育てることについてどれだけの金額がかかるかなど、実際に子育て中の親から話を聞くことができました。

【所感】

「児童手当の200万円を含めて、中学卒業時に400万円になるよう貯金をして、今後の進路は自分で決めてもらうことにしている。」というパパや、「現在3LDKで子ども3人を育てている。親の介護時に同居することになるかもしれない。その時には、もう少し部屋数の多い家に住み替えることになると思うけどきっと何とかなるよ。」、「子育てが落ち着いたら再就職しようと考えている。就職に関してはそんなに心配していない。」というママの話を熱心に聞いている学生の姿が印象的でした。

 

 

赤ちゃんがやってくる特別授業~結婚、子育て、仕事のリアルをパパ・ママに聞いてみよう!~

若者、学生、夫婦、出産を控えた夫婦などが、「FJK」と「ママの働き方応援隊」とのコラボで、赤ちゃんとのふれあいを通じて、子どものいる生活の模擬体験をしながら、パパやママとの交流を通じて働き方や、家庭のあり方などを考えるイベントを実施しました。

チラシ

日時 平成29年2月4日(土曜日)午前10時から午前11時30分

場所 茨木市役所南館10階大会議室

内容 ふれあい交流・グループワーク

 

 

ふれあい交流・グループワークの概要

FJKの親子とママの働き方応援隊の赤ちゃん先生と交流し、子育て中のパパ・ママの話を聞いたり、赤ちゃん・子どもと一緒に、着替え・遊び・おむつ替えなどの子育て模擬体験をグループに分かれて行いました。

ワーク

ご夫婦で参加しているプレパパ・プレママも多く、実際のパパ・ママに熱心に質問していました

ワーク

最後にみんなで輪になり感想をシェアしました

【効果】

プレパパ・プレママの参加が多く、実際のパパ・ママに話を聞いたり赤ちゃんとふれあうことで、これから生まれてくる赤ちゃんをイメージ出来たと思います。また、参加者の年齢層が10代~30代と広く、独身、既婚者、学生、社会人など参加者間の交流となり意見交換もできました。参加者のご夫婦を見て「結婚っていいかも」と思った学生がいたことも企画者が意図していなかった効果です。

【所感】

授業開始前に「探検してみようか」と、子どもの手を引いて楽しそうに過ごしていたパパ、授業中もパパによじ登ってニコニコしていた子ども、いろんな思いや日常生活を伝えてくれたママ、ママの側で安心して他者とふれあう赤ちゃん。みんな今しか出来ないことを楽しんでいることが手に取るように感じられました。

未来のパパさんへ

~幸せなファミリーをめざして、パパになる前に(もちろんママにも)知っておいてもらいたいこと~

生まれて数か月、まだ目がよく見えていない頃には、赤ちゃんは耳と「快・不快」の感覚を使って「敵か味方か」を判断しているそうです。

だから、この時期に「気持ちいいねー」などたくさん声掛けしながらお風呂に入れたり、オムツを変えたりしていると、赤ちゃんは「この人は味方だ」と覚えてくれる。そうなると、その後ママがいない時も仲良く過ごせる親子関係が築けるよと、とあるパパが言っていました。

また、「授乳以外はパパにもできる。寝かしつけまでできるようになれば、ママを3時間外出させてあげられる。美容院に行ったり、買い物に行ったり、ママは安心してリフレッシュできるんじゃないかな」とも言っていました。リフレッシュできたママは、心に余裕を持って育児ができるだろうし、赤ちゃんもママもパパのことが一層好きになるに違いありません。

全3回講座のアンケート結果

「自分の人生を自分で歩くための授業」「赤ちゃんがやって来る特別講座」の全3回のアンケート結果です。

この事業は「地域少子化対策強化推進交付金」を活用して実施しました。

業務委託先 : NPO法人 ファザーリング・ジャパン関西

 

この記事に関するお問い合わせ先
茨木市 こども育成部 こども政策課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号 茨木市役所南館3階
電話:072-620-1625 
E-mail kodomoseisaku@city.ibaraki.lg.jp
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