SDGs(持続可能な開発目標)について

更新日:2023年03月16日

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SDGs(エス・ディー・ジー・ズ:持続可能な開発目標)とは

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

2015年の9月の国連サミットにおいて採択された国際目標で、「誰一人残さない」持続可能で多様性・包括性のある社会の実現のため、2030年を期限とした17の目標、169のターゲット、232の指標が定められています。

先進国・発展途上国は関係なく、また、自治体や企業など様々な主体が取り組むべきとされる世界的な目標です。

SDGsポスター
下記のページに、SDGsにおける詳しい解説が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

SDGs「17のゴール」について

市民の皆さまに、SDGsに関してより知っていただくため、広報いばらき令和4年9月号より、SDGsの17のゴールを毎月1つずつ、巻末にて解説しています。

ゴール 解説

世界には、衣食住にも困る極めて貧しい状態の人が約7億人いると言われています。また先進国でも、その国の水準の中で比較して、大多数よりも貧しい状態である「相対的貧困」に苦しむ人がいます。

本ゴールでは、あらゆる貧困を終わらせることをめざしています。

 

【私たちにできること】

フェアトレード商品(児童労働や低賃金労働等を防ぎ適正な価格で取引された商品)の購入、寄附や募金への協力、こども食堂への支援等

世界では、10人に1人が飢餓に苦しんでいると言われています。また先進国などでは、栄養不良による肥満なども問題視されています。
本ゴールでは、全ての人が栄養のある十分な食事を確保できるようにすること、また地球環境に配慮した持続可能な農業を促進することをめざしています。

 

【私たちにできること】

食品ロスの削減(買い物前に冷蔵庫を確認、賞味期限の近いものを購入など)、フードドライブへの協力

世界では、人口数万人に対して医師が1人という国も珍しくありません(日本は約400人に対して1人)。また、薬物・アルコール・たばこなどの健康課題に取組む必要もあります。

本ゴールでは、全ての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進することをめざしています。

 

【私たちにできること】

自身の健康に気を遣う(健康診断の定期的な受診、運動習慣・食生活の改善等)、ワクチン募金へ協力等

世界では、約5900万人の子どもが小学校に通えていないといわれています。古い慣習が残る地域では、性別や民族の違いによる教育機会の格差なども指摘されています。
本ゴールでは、全ての人へ質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を増やすことをめざしています。

 

【私たちにできること】

日本と世界の教育の現状を知る、教育・学習支援ボランティアへ参加、教育支援の活動を行う団体への援助等

世界では、女性であるという理由で教育を受けられない、人身売買の対象とされるなどの差別や人権侵害を受けることがあります。日本では、特に経済・政治分野での課題が多いといわれています。
本ゴールでは、ジェンダー平等を達成し、女性と女児の能力の可能性を伸ばすことをめざしています。

 

【私たちにできること】

家事や育児を平等に分担する、性による先入観をなくし、性の多様性についての理解を深める等

世界では、7億人以上が高い「水ストレス(水不足による生活が不便な状態)」を抱えているといわれます。水不足が招く不衛生なトイレは、感染症の原因にもなります。
本ゴールでは、全ての人が安全な水を飲むことができ、トイレなどの衛生的な環境が確保できることをめざしています。

 

【私たちにできること】

水道の蛇口をこまめに閉める、風呂の残り湯を洗濯に再利用する、世界の水事情を知る等

世界では、7億人以上が電力を使えず、薪や炭を室内で使用することによる健康被害も指摘されています。また、環境にやさしい再生可能エネルギーの割合は約2割にとどまっています。
本ゴールでは、全ての人が安価で信頼できる、持続可能なエネルギーを利用できるようにすることをめざしています。

 

【私たちにできること】

節電に取り組む(電気をこまめに切る、LED電球や太陽光発電を導入)、公共交通機関を利用する等

世界では、7億人以上が仕事があっても貧困状態であり、また、10人に1人の子どもが働いているといわれています。日本では長時間労働や非正規雇用問題なども指摘されています。
本ゴールでは、持続可能な経済成長の実現に向け、全ての人が働きがいと十分な収入のある仕事に就くことをめざしています。

 

【私たちにできること】

ワークライフバランスを意識する、地産地消の推進、フェアトレード商品の購入等

世界では、道路・電気・水道などのインフラが整備されていない地域があり、インターネットに関しては約6割の人がアクセスできないといわれています。日本でも、災害に強いまちづくりが求められます。
本ゴールでは、災害に強いインフラを整え、技術革新による産業の発展を目指しています。

 

【私たちにできること】

科学技術や世界のインフラ整備の状況について関心を持つ、災害復旧などへの募金等

国籍・人種・宗教・性別等により差別を受け、不平等な扱いを受けている人が多くいます。世界には約9千万人もの難民がいるといわれています。日本では6人に1人が、平均的な生活水準よりも貧しい生活を送っているといわれています。
本ゴールでは、各国内および各国家間の不平等をなくすことをめざしています。

 

【私たちにできること】

互いの違いを認め合う、いじめや差別をしない・させない、パラスポーツイベントに参加する等

世界的に都市化が進み、2050年には世界人口の約7割が都市部に住むようになると予測されています。一方、多くの都市にはスラム街があり、治安悪化、不衛生などさまざまな危険性を有し、災害時には甚大な被害が発生しています。
本ゴールでは、安全で災害に強く、持続可能な都市及び居住環境を実現することをめざしています。

 

【私たちにできること】

地域活動(清掃活動や防災訓練など)への参加、地域の魅力について考える等

我々は今、地球が1年間に生み出す量よりも多くの資源を消費しており、現在の生活を支えるためには地球1.7個が必要といわれています。また、日本では年間522万トンの食糧を廃棄(食品ロス)しています。
本ゴールでは、持続可能な消費と生産の実現をめざしています。

 

【私たちにできること】

マイバッグを持参する、ごみをきちんと分別する、食べ残しをしない等

地球温暖化を原因に、集中豪雨や干ばつなど、世界中でさまざまな自然災害が起きています。日本は、二酸化炭素排出量が世界で5番目に多い国であり、私たち一人ひとりの取組みが求められます。
本ゴールでは、地球温暖化が招く気候変動やその影響を防止・軽減することをめざしています。

 

【私たちにできること】

電気をこまめに消す、公共交通機関を利用する、環境保全活動に参加する等

プラスチック製品による海洋汚染が社会問題となっており、2050年には海に流れ込んだプラスチックの量が、魚の量を超えるという予測もあります。また、乱獲に伴う水産資源の減少も課題です。
本ゴールでは、海洋資源を保全し、持続可能なかたちで利用することをめざしています。

 

【私たちにできること】

河川の清掃活動に参加する、プラスチック製品の使用量を減らす、認証マークのついた魚を購入する等

世界中で森林破壊が進んでおり、毎年約470万haの森林が失われています。また、現在、絶滅の危機に瀕する野生生物は約4万種もいます。
本ゴールでは、陸上の生態系や森林の保護・回復と持続可能な利用を推進し、生物多様性を確保することを目指しています。

 

【私たちにできること】

紙を節約する(簡易包装を選ぶ、印刷をできるだけ控える)、植林活動などに参加する、環境に配慮した製品を選ぶ等

世界では、紛争地で暮らす人々や、住む場所を追われ、母国を離れて生活を送る「難民」が数多くいます。日本も、平和の実現に向けて世界の中で求められる役割を果たしていく必要があります。
本ゴールでは、平和で誰も置き去りにしない社会、全ての人が法や制度で守られる社会を構築することをめざしています。

 

【私たちにできること】

国内外の現状を知る、選挙に行くなど積極的に政治に参加する等

SDGsの各ゴールは幅広い分野にわたり、国や自治体だけで実現できるものではありません。SDGsをきっかけに市民、企業、団体などが協力して、それぞれのできることを考え、一緒に取組みを進めていきましょう。
本ゴールでは、SDGsの達成に向けて、世界中のあらゆる人たちが協力することをめざしています。

 

【私たちにできること】

SDGsの達成に向けて取り組む企業を応援する(製品を買う)、SNSでSDGsに関する情報を発信する等

茨木市SDGs推進ガイドライン

本市では、総合計画及び総合戦略に基づき、誰もが安全で安心、健やかに暮らすことができ、一人ひとりが「豊かさ・幸せ」を実感できる「次なる茨木へ。」向けた施策を推進しています。
このような 本市の施策の方向性は、SDGs の理念との関連が非常に深く 、総合計画等に基づく 施策の推進が、SDGsの推進にも資するものといえます。
以上を踏まえ、施策の立案・展開の各過程においてSDGsの理念を取り入れ、取組をさらに推進していく ため、市の取組姿勢や部・課等が取り組むべき事項などをガイドラインとして定めました。

茨木×SDGs

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