蚊を介して感染する感染症について

更新日:2021年12月15日

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病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症を「蚊媒介感染症」と言います。

主な蚊媒介感染症は、ウイルス疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。

これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域が流行しています。

日本においては、日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症として見られていますが、デング熱に関しては2014年に国内感染例が報告されました。

 

 

デング熱について

2014年に、国内でデング熱に感染したことが確認された患者が報告されました。2016年には、海外から帰国した方がデング出血熱を発症し、死亡する事例が発生しました。

 蚊に刺されてから3~7日程度で高熱のほか、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気、嘔吐などの症状が見られれば、デング熱の可能性もあります。またデング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。そのため、早めに医療機関を受診してください。

屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊にさされないよう注意してください。

ジカウイルス感染症について

 2015年頃から、中南米を中心に、蚊媒介感染症の一つであるジカウイルス感染症の流行が報告されています。海外へお出かけの際は、渡航先の流行状況を確認し、流行地の場合は、できるだけ肌の露出を少なくし、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう。また、流行地で蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、関節痛、結膜炎などの症状がみられた場合は、医療機関を受診してください。

  妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連が示唆されていることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地への渡航を控えてください。

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