胃がんリスク検診
更新日:2024年04月01日
胃がんリスク検診は、胃粘膜の萎縮度を調べる「ペプシノゲン胃検査」と、胃がん発生の原因となるピロリ菌の有無を調べる「ピロリ菌抗体検査」を組み合わせて、胃がんが発生しやすいかを調べる検診です。
胃がんリスク検診は、胃がんを発見する検査ではありませんが、茨木市内でも精密検査が必要と診断された人のうち、胃内視鏡検査(保険診療)を受けて、結果的に年間で10人程度、胃がんが見つかっています。
血液を採取するのみの検査ですので、ぜひご受診ください。
対象となる人 令和6年(2024年)度
令和6年(2024年)4月1日時点で、30歳・35歳・40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の人。
以下に該当する方は、対象年齢であっても検診の対象外となり受診できません。
- 食道・胃・十二指腸疾患等の消化器系の病気で治療中の人
- 胃を切除した人もしくは胃がんの既往歴のある人
- 腎不全(クレアチニン値が3 mg/dl以上)の人
- 胃酸分泌抑制薬(PPI:プロトンポンプ阻害薬)およびP-CAB(タケキャブ) を服用中もしくは2か月以内に服用していた人
- 既にピロリ菌の除菌をした人
- 過去に胃がんリスク検診でB・C・D群の判定を受けた人
検査内容
問診・ペプシノゲン胃検査・ピロリ菌抗体検査
ペプシノゲン胃検査とピロリ菌抗体検査は血液検査です。若年健康診査(U-39)、特定健康診査または後期高齢者医療健康診査の対象となる人は、健診と同時に受診されることをお勧めします。
(お知らせ)茨木市のピロリ菌抗体検査の基準値について
胃がんリスク検診の「ピロリ菌抗体検査」の基準値は、平成30年3月まで「10U/ml未満」として実施してきましたが、認定NPO法人日本胃がん予知・診断・治療研究機構が陰性基準値を3U/ml未満に引き下げる運用の提案をしたことに伴い、平成30年4月以降は「3U/ml未満」に変更しています。
以前、受診したことのある人で陰性(A群)と判定された人も、また、受診することができます。(B,C,D群だった方は検診の対象外となります)
なお、検査会社の検査方法により、一部、陰性判定の基準値が異なる場合がありますが、各医療機関では数値をご確認いただき、茨木市の基準である「3U/ml未満」で陰性判定としていただいています。ご不明な点がございましたら、検診を受けた医療機関や保健医療センターまでお問合せください。
実施場所
委託医療機関または茨木市保健医療センターで受診できます。
ただし、茨木市保健医療センターでは、若年健康診査(U-39)、特定健診・後期高齢者医療健康診査と同時の場合のみ受診できます。
なお、受診時には有効期限内の「茨木市健診チケット」が必要となりますので、忘れずにお持ちください。
委託医療機関
受診可能な医療機関は「委託医療機関一覧」をご覧ください。
委託医療機関での健(検)診は、実施人数・期間等が各々異なります。
したがいまして、ある医療機関で受け入れを終了している場合でも、他の医療機関では受け入れ可能な場合もございますので、受診前にご確認をお願いいたします。
特に、例年2~3月は大変混みあいます。
各医療機関へのお問い合わせ・ご予約はお早めにお願いいたします。
茨木市保健医療センター
40歳以上の人は特定健康診査または後期高齢者医療健康診査、30歳と35歳の人は若年健康診査(U-39)の予約時に、あわせて胃がんリスク検診受診希望の旨をお伝えください。
予約方法については、以下のリンク「特定健康診査・後期高齢者医療健康診査を茨木市保健医療センターで受診するには」「U-39健診(若年健康診査)」を参照してください。
※胃がんリスク検診のみの実施はありません。胃がんリスク検診のみの受診を希望する場合は、委託医療機関にお申し込みください。
特定健康診査・後期高齢者医療健康診査を茨木市保健医療センター等で受診するには
検査費用
400円
下記の項目にひとつでも該当する人は、検査費用が無料となります。
- 検診受診日に70歳以上の人
- 生活保護受給者(生活保護受給者証の提示が必要)又は中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律による支援給付を受けている人
- 市民税非課税世帯(世帯全員の市民税が非課税である世帯)の人
※事前に茨木市保健医療センターに申請が必要となります。ただし、市民税の申告をしていない場合は有料となります。
結果通知
委託医療機関で受診した場合
各医療機関で結果通知を受けてください。
茨木市保健医療センターで受診した場合
- 茨木市国民健康保険ご加入の人、また若年健康診査の受診者には、健診結果を活用していただけるよう、保健師等専門職による『健診結果説明会』を実施しています。健診結果と胃がんリスク検診結果通知をあわせて説明会でお渡しします。
- 茨木市国民健康保険以外の健康保険ご加入の人には、約1か月後に、健診結果と胃がんリスク検診結果通知をあわせてご自宅へ郵送いたします。
精密検査について
胃がんリスク検診の結果、陽性と判定された人は、ピロリ菌除菌や胃がんの治療が必要になることもあります。
自己判断はせずに、必ず精密検査を受診しましょう。
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 健康医療部 健康づくり課(保健医療センター)
〒567-0031
大阪府茨木市春日三丁目13番5号
電話:072-625-6685
ファックス:072-625-6979
E-mail kenko@city.ibaraki.lg.jp
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