短期集中運動教室(介護予防教室)
更新日:2025年08月26日
対象
65歳以上の市内在住者で、以下のいずれかの状態等に該当する方
「最近足腰の力が弱くなってきた」
「歩く速度が遅くなった気がする」
「活動量が減って自宅に閉じこもりがちになってきた」
「転倒しないか心配」など
内容
・ご自身で3か月後の目標を設定
・体力測定
・集団型運動プログラム
・自宅でできる体操をアドバイス
・目標が達成できたかを確認


実施会場・日程は、下記チラシでご確認ください。
【令和7年秋コース】短期集中運動教室(10月~12月) (PDFファイル: 960.9KB)
参加方法
事前申込必要
9月1日(月曜日)9:00から申し込みを開始します(秋コース分)。
以下の申込フォーム、または、お電話でお申込みください。
ご参加にあたり以下のことをご確認ください。
参加条件
・65歳以上で市内在住者であること
・今年度始めての参加であること(1年度につき1コースのみご参加いただけます)
内容
1クール全10回(なるべく10回ともご参加ください)
持ちもの
動きやすい服装
筆記用具
はつらつパスポート(お持ちでない場合は初回の日にお渡しします)
上履き(耳原公民館、郡山公民館、ローズWAM)
水分
タオル
多世代交流センターは施設の利用証が必要
感染症対策
マスク着用は任意ですが、重症化リスクが高い方も利用されるため着用を推奨します。
運動の可否
以下のいずれかに該当する場合は、かかりつけ医に相談してからご参加ください。
・医師より運動を制限されている
・けがや手術後等で現在も治療中である
参加にあたっての注意点
・初回は書類の記入などがあるため、可能であれば早めにお越しください(教室開始の30分前から受付開始)。
・初回に目標を設定しますので、3か月後の目標を考えておいてください。
例:「梅田まで買い物に行けるようになる」「駅まで休憩せずに歩けるようになる」など
・申込をキャンセルされる場合、および、教室を欠席される場合は必ずご連絡ください。
気象警報発表時の対応
・茨木市に特別警報、大雨・暴風警報のいずれかがが発表されているときは、以下のとおり教室はお休みとなります。
【午前開催の教室】午前7時の時点で発表されていればお休み、および、教室開始までに発表されてもお休み
【午後開催の教室】午前11時の時点で発表されていればお休み、および、教室開始までに発表されてもお休み費用
短期集中運動教室の利用による効果(令和6年度)
参加者数
市内14カ所の公共施設で20クール実施しました。
各定員15人で計255人の方に参加していただきました。
参加者年齢構成
参加者の年齢構成をみると、75~79歳(33.5%)が最も多く、次いで80~84歳(30.4%)でした。
平均年齢は77.7歳、最年少は65歳、最年長は94歳でした。
目標
初日には、参加者自身で3か月後の目標を立てて頂いています。目標があることで普段の取組の励みになります。
立てる目標は、やってみたいこと、取り戻したい自分、新たに始めてみたいことなど何でもO.Kです。
ここでは実際に立てられた目標をいくつか紹介します。
座ってる状態から手をつかずに立ち上がれるようになる
歩く速度を上げる
夫婦で旅行
友人たちとおしゃべりや食事、旅行に行けるようになりたい
興味関心ごとなどの希望を少しでもかなえたい
階段昇降がスムースに
不用品の片付け
姿勢よく歩く
犬の散歩の継続
茨木駅まで歩いていくこと
3時間程度の家事を休憩なく続けられる体力
散歩の時間を長く
友達を作りたい
体力測定等の結果
初日と9回目に体力測定などを行っています。客観的な数値で自身の体力の変化を知ることができることで、身体を動かすことなどの意欲につながります。
結果を一部紹介します。初回と9回目の体力測定に参加された方の男女別の平均値を示しています。
(男性28人、女性191人)
TUG(Timed Up & Go test)
椅子に座った状態から立ち上がり、3m先のコーンを歩いて回り元の場所まで戻って椅子に座るまでの時間を測定します。歩く力や転倒リスクを知る指標となります。
男性:初日8.3秒→9回目8.2秒、女性:初日8.0秒→9回目7.6秒と、それぞれ改善しています。
開眼片足立ち(右足)
目を開けた状態で片足立ちができる時間を測定します。バランス能力を知る指標になります。
男性:初日21.9秒→9回目24.3秒、女性:初日25.5秒→30.4秒と、それぞれ改善しています。
CS-30
30秒間で何回椅子からの立ち座りができるかを測定します。足腰の筋力や転倒リスクを知る指標になります。
男性:初日11.8回→9回目14.2回、女性:初日13.4回→9回目15.0回と、それぞれ改善しています。
フレイル(※)度チェック
25問の質問に「はい・いいえ」で回答することで、フレイルの可能性があるかを知る指標になります。
初日と9回目の比較では、フレイルの割合が6.2%減少し、フレイルなしの割合が7.5%増加しました。
フレイル判定基準
フレイルなし…25問中該当数が3個以下
プレフレイル(フレイルの前段階)…25問中4~7個該当
フレイル…25問中8個以上該当
※フレイルとは、「心身の活力が低下し、要介護状態になる可能性が高い状態」のこと
目標達成状況
教室を通した目標の達成状況について、目標達成(31.5%)、一部達成(51.1%)、未達成(14.2%)となっており、目標達成と一部達成を合わせて82.6%の方が何らかの目標を達成できたと回答されています。
変化したこと
教室を利用されて変化したことについて、実際の声を一部紹介します。
スクワットなどできるようになった
体操が楽しくなった
姿勢を意識するようになった
疲れにくくなった
はつらつパスポートの体操を実行することができている
よく笑うことが多くなった
やる気が出てきました
継続しようという気持ちになった
左足が普通に歩けるようになった
もたれることなくスラックスがはけるようになった
明るく意欲的に何事にも取り組めるようになった
30分以上歩けるようになった
腰の痛みがやわらいだ
家から外へ出かけるようになった
教室終了後の目標
1クール10回終了後の目標について、実際に立てられた目標を一部紹介します。
もっと体力をつけてもっと長い距離を歩けるように
3か月習ったことを毎日続けていきたい
体操教室に続けて通いたい
ながら体操を心がけたい
毎日外出する
体育館で運動に行きます
毎日外出するよう心がける、体操・コーラスにも行くようになる
頑張ってグラウンドゴルフもしたい
小さい事でも目標を決めて達成することを喜びとしたい
パスポートのなかの自宅でできる体操をなんとか毎日続けたい
ウォーキング7,000歩続ける
毎日買い物に行く(3か所)
- この記事に関するお問い合わせ先
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茨木市 健康医療部 長寿介護課
〒567-8505
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ファックス:072-622-5950
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