令和6年度茨木市介護ファンタジスタVol.4
更新日:2025年02月06日
Vol.19 小山梨穂さん(アクティブネットワーク訪問看護ステーション)
介護ファンタジスタ アクティブネットワーク訪問看護ステーション小山梨穂さん インタビュー記事(PDFファイル:819.8KB)

普段どんなお仕事をされていますか?
理学療法士として訪問でのリハビリテーションを行っています。理学療法士としては7年目、訪問を始めてからは3年目になります。
訪問時には、利用者様の自宅で1日60分間、体調に応じたリハビリを実施しています。体をほぐして動きやすい状態にしてから、関節が固くなって筋力が衰えないように、トレーニングを行います。また、自宅内での困りごとを聞いて、屋外歩行練習や、手すりの設置などの提案を行い問題解決に努めています。
今のお仕事に就かれたきっかけはなんですか?
幼いころ、妹がスポーツをしていた際ケガをしてしまい、一時期リハビリに通っていたんです。その時に理学療法士という職業を知り、興味を持つようになりました。実際にリハビリを見学し、私自身スポーツしていたこともあって、スポーツ分野に携わることができるリハビリ職に就きたいと思うようになりました。
大学生になって、病院で実習を受けた際には、幅広い年代の方と関わらせていただきました。中でも、ご高齢の方とお話しする機会が多かったのですが、皆さん本当に優しくて…。すごく可愛がっていただいたり、褒めていただいたり、働いているうちに、スポーツをされている方だけではなく、地域の方々の役に立つのもいいなと思うようになりました。そして理学療法士になって最初の勤務地は病院を選び、4年間勤務しました。その後は新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちから、今の事業所での訪問リハビリの仕事に移りました。
介護のお仕事で嬉しいことや辛いことはありましたか?
嬉しいことは、感謝のお言葉をいただくことですね。「あなたのおかげで元気になった、ありがとう」と直接伝えていただけるのは、すごく貴重な機会だと思うんです。利用者様アンケートで、名指しで褒めていただいたり、目に見えてリハビリの効果が表れたりすると、とてもやりがいを感じますね。もともと自宅に閉じこもりがちだった方や、リハビリに消極的だった方が、心も体もどんどんお元気になられているのを見ると、この先も一緒に頑張っていきたいという気持ちになります。
辛いことは、治療の効果があまり芳しくないときや、コミュニケーションがうまくいかなかったときですね。やはり人と人がつながる仕事ですので、思いがうまく伝わらないことがあって。でも、言葉選びの難しさを感じるとともに、気持ちのすれ違いを解決できるのもコミュニケーションだと思っています。訪問に慣れるまでは、利用者様も不安を感じておられるので、マスク越しでも伝わるように、大きな声で明るく元気に!を心掛けています。敬語で丁寧にというのも大切ですが、親しみをこめて話すことで信頼関係を築き、利用者様のお気持ちや理想を、より鮮明に汲み取ることができると考えています。
あなたのお仕事を一言で表すと?
「縁の下の力持ち」です。あくまで主役は利用者様、私たちはサポート役です。病院で勤務していたころは、入院中の様子しか見守ることができなかったので、退院された後のことがすごく気になっていたんです。
その部分が知りたくて訪問リハビリに興味を持ち、実際に働いてみるとやはり多くのことが目に見えました。病院よりも長い期間担当させていただけるので、すごくできることが増えていたり、逆に次の課題が見つかったり、生活の変化を詳細に感じることができますね。お元気になられてリハビリを卒業される方もいらっしゃいますが、それもすごく喜ばしいことなので、病院の頃より長くかかわることができるのは嬉しいです。
最後に、介護職の魅力を教えてください!
「二人三脚で成長できること」だと思います。リハビリ中のコミュニケーションやフィードバック、これまでに培ってきた知識など、1件1件の訪問が貴重な経験となり、利用者様の状態改善とともに、自分自身の成長にもつながります。そのためにも、日々しっかり利用者様の状態を記録しておくよう心掛けています。
理学療法士になっていきなり訪問リハビリというと、ハードルが高い印象かもしれませんが、実際はやりがいも楽しみもあるので、皆様に興味を持ってもらえると嬉しいです!
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