令和4年度茨木市介護ファンタジスタ
更新日:2023年04月13日
Vol,14 牧裕子さん (デイサービス八重)
14人目は地域密着型通所介護の「デイサービス八重」で
勤務されている牧裕子さんをご紹介します!

デイサービス八重の牧裕子さん
きっかけは母の介護
(Q:介護職に就こうと思ったきっかけはなんですか?)
最近「ヤングケアラー」という言葉を聞くことがあると思いますが、私自身も、小学生の頃から母が入退院を繰り返しているなかで、家事や母の介護をしていました。そんな中、私が25歳のときに母が亡くなったのですが、「もっと知識や経験があれば、母に良いケアができたのではないか」という後悔があって、介護の資格をとって経験を積むことで、同じように苦しんでいる人の力になりたいという想いで、介護の仕事を選びました。母が亡くなるまでは全く別の仕事を目指していたので、25歳から勉強を始め、ヘルパー2級の資格を取ったのが始まりでした。

レクリエーションの様子
一人ひとりのケアを大切に
(Q:「デイサービス八重」の特色は?)
もともと八重のスタッフ全員が10年以上、病院の通所リハビリテーションで働いていたので、介護だけではなく、医療の知識や経験のあるスタッフがそろっています。「みんなで一緒に」というよりは、一人ひとりにスポットを当てたサービスを提供しているので、男性の利用者の方が多いのもそれが理由かもしれません。また、スタッフ同士も長い付き合いなので、チームワークが良く、利用者の方への細やかな気配りができる点も強みです。
普段仕事をしていたら利用者の方から「ありがとう」と言われることがあるのですが、私たちも、ケアの機会をいただいていることに感謝しています。その感謝を利用者の方に感じていただきたいという気持ちで働いています。

牧さんと利用者の方
利用者の方の一言に救われることも…
(Q:介護の仕事をしていて、しんどいことはありますか?(そんな時はどうしますか?))
体力的にも精神的にもしんどいことはあります。ミスをすると、怪我に繋がりやすい仕事なので、精神的に気を遣いますね。そんな時はスタッフ間で「今日は○○さんしんどそうやな」というのを感じたら、お互いに気遣ってフォローしています。八重では、自分がしんどい時には朝の連絡事項でみんなに言うようにしているんです。人間なので、調子の悪い時とか落ち込む事ってあると思いますが、言わないとわからないことって多いですよね。スタッフで助け合ったり、時には利用者の方の一言に救われたりします。
八重の「伍箇条(ごかじょう)」を大切にしています。
(Q:利用者の方に言われてうれしかった言葉は?)
「気配りができるねえ」と言われるのはうれしいですね。
事業所を始めるときに決めた、八重の「伍箇条」があるのですが、その「伍箇条」を利用者の方が褒めてくださったりするんです。私たちの想いを理解していただいているんだと感じてうれしかったですね。やっぱり、利用者の方はスタッフのことを見てくださっていますから。

デイサービス八重の「伍箇条」
休日は茨北(いばきた)ドライブ!
(Q:休日は何をして過ごしていますか?)
コロナ前までは、スタッフ同士でご飯を食べに行ったり、バーベキューしたりしていましたね。最近では家でゆっくりしたり、茨木の北の方は自然がたくさん残っているので、山手の方や、見山の郷までドライブに行ったりしています。
「その人に合ったケア」を見つけること
(Q:介護職の「魅力」を教えてください)
一人ひとりに合ったケアを見つけていくことにやりがいを感じています。そのためには知識と経験が必要なので、仕事とはいえ、様々な人と関わりながら、私自身日々成長できるのが介護の仕事であり、魅力でもあると思います。
自分自身を成長させてくれる仕事
(Q:これから介護の仕事に就こうと思われている方へメッセージをお願いします!)
本当によく食べてよく眠れる仕事だと思います!(笑)技術面、精神面など、どのような形でも、自分自身を成長させてくれる仕事だと思いますね。
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