還付金名目、ネットバンクで詐欺被害!!ご注意ください!!

更新日:2021年12月15日

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 インターネットバンキングを利用した医療費の還付金名目の詐欺被害に遭い、茨木市内の70代の女性が計1,400万円だまし取られるという詐欺事件が発生しています。

概要

平成25年5月27日のお昼、市役所職員を名乗る男から電話があり、「医療費の還付金案内は届いていますか。社会保険事務所に連絡して下さい。」と電話番号を教えられた。女性がその番号に掛けると、社会保険事務所の職員を名乗る男から「返金手続きをするので口座番号と暗証番号を教えて下さい。」と持ち掛けられ、インターネットバンキングの口座と暗証番号などを伝えた。

 話の内容に不信感を抱いた夫が代わると、電話はすぐに切れた。金融機関に残金照会すると、すでに計1,400万円が引き出され、数十の別口座に振り替えられていた。

不審な電話や還付金詐欺事件等が多発しています!!

 市役所や社会保険事務所の職員を名乗り、「医療費の還付があるので社会保険事務所へ電話し手続きするように。」といった内容の不審な電話が多発しており、茨木市でも実際に現金を振り込んでしまった詐欺被害が発生しています。

よくある手口のパターン

まず市役所職員等を名乗り、還付金等があるので、今すぐキャッシュカードと携帯電話を持ってATMコーナーに行き、着いたら連絡するよう説明する。
(犯人は、0120から始まる電話番号に電話するように指示する。)

その後、相手に言われるまま画面を操作することで、自分の口座から現金を振り込んでしまう。

そしてATMの操作が終わり、利用明細書を見て初めて騙されてたことに気がつくというもの。

 市職員がATMの操作をお願いすることは絶対にありません。
 このような不審な電話がかかってきた時は、指示に従わず、いったん電話を切り、すぐに市役所や最寄りの警察に電話をしてください。

問合先

保険年金課 072-620-1631
介護保険課 072-620-1639
こども政策課 072-620-1625

茨木市で実際に発生した事件事例

事例1

1 概要

平成29年3月21日午前10時頃、茨木市在住の国民健康保険被保険者宅に、茨木市の職員を装った「ヨコヤマ」と名乗る男性から「書類で通知しているが、後期高齢者医療保険により世帯主と妻にそれぞれ3万円の高額療養費の還付がある。2月末で期限が過ぎているため銀行での手続きはできない。至急、阪急茨木市駅ロサヴィア2階にある三菱東京UFJ銀行ATMで手続きするように。」と電話があった。

「市役所に手続きに行く。」と伝えたところ、「市役所は大変、こみあっており時間がないためATMで手続きしてほしい。」と言われる。

指示通り指定されたATMに向かい、携帯電話で連絡をとると、「周囲に係員がいないか。」と確認される。

いない旨を伝え、携帯電話で指示されたとおりATMを操作し、世帯主の口座より「ゆうちょ銀行」へ約100万円、また妻の口座より「東京スター銀行」へ約150万円を誤って振り込んでしまったとのこと。

振込後、「ご利用明細書はすぐに捨ててください。」と言われ不審に思った被保険者が市役所に来庁されたことにより本件が判明したもの。

2 対応

被害あり

市役所からATMの操作をお願いすることはないことを説明、
すぐに銀行に連絡するよう案内し、同時に職員より警察に連絡を入れ警察官が来庁。
被害状況を確認後、各銀行に口座凍結の手配を行う。

被害の確認のため、再度被保険者へ連絡を取ったところ、世帯主の口座より振り込んだ約100万円についてはすでに全額が引き落とされ、妻の口座より振り込んだ約150万円については取扱上限金額を100万円に設定していたため、約99万円が引き出されてしまっていたとのこと。

事例2

1 概要

 平成29年2月13日9時30分頃、茨木市在住の国民健康保険被保険者宅に、茨木市の職員を装った「イマムラ」と名乗る男性から「白い封筒で手紙を送付したが、見ましたか?1月末期限で保険料の還付があるが手続きしないのはお宅だけ。銀行が込み合うので、急いだほうがいいですよ。2万いくらか還付があるが、振込手数料が800いくらか掛かるが、残高が100万円以上の口座なら手数料が掛からない。」と電話があった。銀行で100万円を出金し、イオンのATMから指定の口座に100万円を振り込んでしまったとのこと。すぐに被害にあったと、気付いたため警察と銀行に連絡したとのこと。

2 対応

 被害あり
 市役所から保険料還付の電話連絡をし、ATMの操作をお願いすることはないことを説明。今後、被害に遭わないように注意喚起しておいた。

事例3

1 概要

 平成28年4月12日、茨木市在住の後期高齢者医療制度被保険者宅に、市役所職員を名乗る者から「医療費の還付金がある。市役所での手続きは締め切りが過ぎているのでできない。三井住友銀行の職員から電話する。」と電話があった。しばらくすると、三井住友銀行の職員を名乗る者から電話があり、ローソンのATMに行くよう言われたため、指示通りローソンに向かいATMを操作した。後から、そのようなことがあるのか不思議に思った被保険者が市役所に電話してきたことにより、本件が判明したもの。

2 対応

 被害あり
 被保険者が残高等を確認していなかったため、すぐ残高を確認し、警察と銀行に連絡するよう案内。後日、被害の確認のため、再度被保険者へ連絡を取ったところ、残高は減っていたが、金額等詳細は伝えたくないと言われたため被害額等は不明。警察には被害届を出したとのこと。

事例4

1 概要

 平成27年12月24日、茨木市在住の後期高齢者医療制度被保険者宅に、市役所の者と名乗る男性から「還付金が15,000円ほどある。書類を送ったが、返事がないため電話した。また、りそな銀行から手続きについて電話がある。」と電話があった。しばらくすると、りそな銀行の職員を名乗る者から電話があり、南茨木近くのりそな銀行ATMに行き、指示通りにATMを操作したところ、残高が100万円ほど減っていた。不思議に思い、明細を確認したところ、みずほ銀行の“マツダアイリ”名義の口座に、振込みをしたことになっていた。個人名義が明細に出ていたため不審に思い市役所に電話をかけてきたことにより本件が判明したもの。先日別件で、督促の電話が市役所からきたため、還付についても電話で連絡がくるようになったのかと思い、信じてしまったとのこと。ATMの操作中も不審な点はあったが、電話の相手から「大丈夫、そのまま続けてください」と強く言われたため、手続をすすめてしまったとのこと。

 2 対応

 被害あり
 市役所や銀行からATMの操作をお願いすることはないことを説明。警察に連絡するよう案内。今から警察に行くとのこと。