茨木市で活躍する講師へインタビュー![小学校・支援学級担任(民間経験あり)]
更新日:2025年10月18日
現在茨木市の小学校で支援学級の担任をしている先生にインタビューをしました!
民間の経験が長く、講師としての勤務は一年目になります。
どうして先生になろうと思いましたか。
高校時代の部活動の顧問が自分の人間性を成長させてくれた先生であり、体育大学を卒業して教諭になったとお伺いしていたので、同様の道に進みたいという思いがありました。学生時代に中学高校の体育の免許を取得したので、恩師の影響が一番の理由だと思います。
転職して講師になろうと思ったきっかけを教えてください。
民間に就職した理由は、自分がこの先ずっとこどもを好きなまま仕事を全うできるのか自問自答していて、教諭の採用試験に当時受からなかったこともあり、必要な収入を得られるか不安もあったためです。順調に民間で勤務をしていましたが、管理職になった時、今後会社をどうしていきたいのか具体的なイメージが持てず、本当に自分がしたい仕事をしているのかわからなくなりました。家族とも相談する中で、本当にやりたいことは教員であることに気づき、家族の応援もあり講師という職種を調べ始めたのがきっかけです。
調べていく中で大阪府が実施しているスタートアップ説明会に参加し、茨木市教育委員会の方とお話しさせていただき、面接を経て採用に至りました。
小学校の講師として勤務しようと思った理由を教えてください。
6年間という長い間、こどもたちの成長にかかわることができる小学校での勤務に魅力を感じたことが理由です。現在小学校の免許は所持していませんが、臨時免許※を取得することで勤務することができています。
※臨時免許…中高の免許を持っている方が、一定の条件を満たすと小学校で勤務できるような制度です。
実際働いてみて率直な感想を教えてください。
楽しいです!世間的にはつらい、しんどいというイメージが強いと思いますが、個人的には楽しいですし、ここに来てよかったなと思います。
具体的にどういったところが楽しいと思いますか。
時間は決まっていますが、こども主体でその子のために動いたり、突発的に誰かのために行動することが多く、“誰かのために”働いているということが楽しいと感じているからです。
現在の勤務内容を教えてください。
現在は支援学級の担任をしています。5.6年生を担当していて、主に国語と算数を教えています。
現在の仕事で大切にしていることはなんですか。
最初の3か月間は名前を呼ぶ、自分も名前を呼んでもらうことを大事にしています。
顔、名前を覚えてもらうことで、こどもとの信頼関係が構築されてきたかなと思います。
講師として働いてよかったと思うことを教えてください。
2点あると思っています。1点目は元々志していた講師としてこどもたちと接することができている現状に喜びを感じますし、楽しさを感じながら仕事をすることができていると思います。
2点目は、試験に合格して教諭になる前に実際に現場で働くことができるので、自分の中ではより早く、やりたい仕事につくことができ、常勤講師という役割があってありがたいなと感じています。
なぜ茨木市での勤務を希望しましたか。
茨木市は自分が生まれ育った場所であり、今でも好きなので貢献したいという気持ちが一番です。
講師として勤務を始める前に不安だったことはありますか。
二つあります。一つは実際にどの役割をするのかが勤務開始日までわからなかったので、イメージが持てなかったため、勤務するまでの間に何を勉強して備えればいいのかがわからなかった点です。もう一つは生活面です。民間から転職するという中で、講師では明確に給与がどれぐらいになるのかが分からない点が不安でした。周りの知り合いや説明会からおおよその目安がわかったので踏み切れましたが、具体的にわかればうれしいなと思います。
不安だったことをどう克服しましたか。
4月1日に支援学級の担任を務めることが決まった時に、同じく支援学級の担任になられた先生方にたくさん質問しました。民間での過去の役割は捨ててきたので、ゼロからの気持ちでわからないことをすべて聞くということができたおかげで、こどもと顔を合わせる前の準備はできたと感じています。先生方が優しく教えてくださったのでよかったです。
茨木市の小学校講師として勤務して感じていることがあれば教えてください。
新規講師のための研修を3月末にしていただいたのですが、準備のためのきっかけになったなと思っています。不安を解消するための一つの機会にもなりました。研修の中で知った“一人も見捨てへん教育”は実際に教育現場に立って、学校に根付いていることを実際に感じているのですごくいいなと感じています。
勤務をしていて大変なことはありましたか、またどう乗り越えましたか。
黒板に提示する教具の準備をどのようにすればよいのかがわからなかったことです。教具を使った授業を展開できればこどものためになるだろうと考えていますが、現在も苦労しています。聞きやすい人に聞く、自分が使用してみたい教具等を使用している先生に、教えてもらいに行くことができないとしんどかったなと思います。
今までお勤めしている中で印象に残っていることを教えてください。
家庭訪問です。家庭とつながることを学校として大事にしていて、生活がうまくいっていないこどももいる中で、その子の生活環境を知る、特性を知るのは大事だと感じています。家庭訪問に限らず、懇談や連絡帳でのやり取りなどより一層意識して取り組むことで、こどもを深く知ることができると実感したので、家庭とのかかわりを大事にしていきたいと思います。
最後に講師になろうと思っている人に一言お願いします。
ちょっとでも先生になりたいという気持ちを持っているのであれば、なってみた方がよいと思います。思っていたよりも職場環境もよく皆さん温かいですし、働く環境が変わることに不安はあると思いますが、その不安が吹っ飛ぶことは間違いないと思うので、特に民間から講師になろうという思いを持たれている方は、思った時がきっかけだと思ってやってみてほしいと思います。すごく楽しい世界が待っているということをお伝えしたいです。
| 開始時刻 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 8:00 | 出勤 | 授業の準備や担当との打ち合わせなどを行っています。 |
| 8:45 | 授業開始 | 支援学級で国語や算数の授業を行っています。 |
| 12:00 | 給食、昼休み | 担当のこどもを見守ったり、連絡帳の記入や確認をしたりしています。 |
| 13:45 | 授業再開 | 担当のこどもの学級に入り込み、授業を受けるサポートをしています。 |
| 15:30 | 終業後 | 支援の子どもたちの宿題をサポートしています。 |
| 16:00 | 事務 | 学校全体の会議や授業の準備をしています。 |
| 18:00 | 退勤 |
- この記事に関するお問い合わせ先
-
茨木市 教育委員会 学校教育部 教職員課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号 茨木市役所南館6階
電話:072-620-1823
E-mail kyousyokuin@city.ibaraki.lg.jp
教職員課のメールフォームはこちらから

