農薬の安全使用に努めましょう

更新日:2021年12月15日

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一般の人々には影響のない濃度であっても、ぜんそくの人や化学物質過敏症の人、あるいは化学物質に対する感受性の高い子どもや妊婦の人には影響を与えることがあります。
こうしたことを防ぐため、農薬の使用は出来るだけ控え、物理的防除を優先しましょう。
やむを得ず農薬を使用する場合は、周辺の環境に十分配慮して健康被害の防止に努めましょう。

次のことを守って農薬による危害と事故を減らしましょう。

1.農薬の使用量や使用回数を削減する工夫をしましょう

病害虫に強い作物や品種を選定し、適切な土づくりや施肥の実施に努めましょう。
日常の管理において、病害虫や病害虫による被害の発生状況を早期に発見し、剪定や捕殺、防虫網などの物理的防除を優先しましょう。
除草についても、早期の手抜き、あるいは刈り取りに努めましょう。
定期散布や、「とりあえず」農薬はやめましょう。

2.登録農薬を使用しましょう

国が安全性を確認した農薬(登録農薬)を使用してください。
農薬登録には農薬の効果・薬害、毒性及び残留性などに関するデータが必要で、この登録制度によって安全性が確保されています。
無登録の農薬は絶対に買わない、使用しないでください。

3.農薬容器のラベルをよく読みましょう

農薬のラベルや説明書には、使用基準のほか、使用上の注意事項や環境への影響等が表示されていますので、使用前に必ず読みましょう。

4.農薬の使用基準を守りましょう

農薬の適用作物、使用時期、使用方法、使用量等をよく守りましょう。

5.飛散しない農薬を選びましょう

農薬の使用方法は散布だけではありません。
誘殺や塗布、樹幹注入など散布以外の方法があります。
また、粒剤やDL(ドリフトレス)粉剤等の飛散が少ない形状の農薬及び農薬の飛散を抑制するドリフト低減ノズル等を使用しましょう。

6.農薬の飛散防止に最大限配慮しましょう

無風又は風の弱い時に行うなど、近隣に影響が少ない天候の日や時間等を選ぶとともに、風向き、ノズルの向きに注意して散布しましょう。
周囲に人や車両の通行が少ない時間帯を考慮して散布しましょう。
全域ではなく、最小限の箇所(1本から)散布しましょう。

7.周辺住民への周知をしっかり行いましょう

事前に周辺住民に対して、チラシの配布、回覧板などで十分な周知に努めましょう。
散布地域の近隣に学校、通学路等がある場合、当該学校や子どもの保護者等へ十分な周知に努めましょう。
散布中や散布後は、子どもや散布に関係のない人が、散布現場に近づかないように配慮し、必要に応じて、散布区域に人が立ち入らないように、カラーコーン、バーやロープ等で人止めしたり、散布の看板を立てたりしましょう。

周知内容

  • 農薬散布の目的
  • 散布日時
  • 散布する農薬の種類
  • 注意事項等

8.きちんと記録を残しましょう

農薬散布に係る記録をきちんと残すことを習慣づけましょう。
記録は、栽培方法や防除方法の改善に役立つとともに、安全性の証明にもなるので残しましょう。

9.農薬の処理は確実に行いましょう

散布する際は残液が生じないよう調整しましょう。
使用する農薬は計画的に購入・消費しましょう。

10.農薬の空容器は正しく処分しましょう

農薬の空容器は、法律で「野焼き」や「不法投棄」が禁じられています。関係法令に基づいて適切な処理に努めましょう。

11.農薬は鍵のかかる保管庫で保管しましょう

保管庫は必ず鍵をかけ、管理を徹底しましょう。
在庫台帳を備え、入庫と出庫の記録をつけましょう。

もし、体に異常を感じたら・・・

体に異常を感じたら(めまい、頭痛、その他気分の悪くなった時)医師の診断を受けてください。
医師には下記の点をお伝えください。

  1. 異常時の状況は・・・体のどこが?どんな具合?いつから?
  2. 使用した農薬は・・・名称は?取扱量は?取扱時間は?
  3. 農薬の現物あるいはラベルを持っていきましょう。

各種農薬関係ホームページ

関係機関の農薬についてのホームページへは、下記のリンクをクリックしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

茨木市 産業環境部 農林課
〒567-8505
大阪府茨木市駅前三丁目8番13号
茨木市役所本館7階
電話:072-620-1622
ファックス:072-620-2289  
E-mail nourin@city.ibaraki.lg.jp
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