令和7年6月上旬~7月上旬 見山地区の赤しそが収穫期を迎える
更新日:2025年06月23日

茨木市北部の見山地区で、今年も「赤しそ」の収穫が始まりました。毎年、6月上旬から7月上旬にかけて収穫する同地区の赤しそは、昼夜の気温差が大きい標高300~450mの山間部で栽培されることから、他の地域で収穫されるものよりも葉の色が濃く、梅干しや梅漬けの色上がりが鮮やかになると人気を誇っています。
収穫当日(5日)、梅雨入り前の青空の下、水田や大豆畑等が広がる中にひときわ目立つ赤紫色の赤しそがずらりと並びました。
生産者の猪谷昭弘(いのたにあきひろ)さん(81歳)は、生まれ育った地元の名産品を受け継いでいきたいという想いから、定年を迎えた約20年前より赤しそを栽培しています。収穫を迎え、「今年は5月上旬に霜が降りる夜があり、葉が弱りそうだったのですが、そこで耐えてくれて、色、大きさともに申し分のないものができました」と笑顔で話しました。
収穫した赤しそは、葉と茎をきれいに洗って水切りした後、1束700g程度に仕分けされ、「de愛・ほっこり見山の郷」(長谷1131、以下「見山の郷」)や大阪府中央卸売市場(宮島一丁目1-1)に出荷されます。
地元山間部の新鮮な野菜などを取り扱う見山の郷では、家庭で梅干しや赤しそのジュースを作るのに適した400gから販売しています。ほかにも赤しそサイダーや梅干などの加工品として販売され、施設内の飲食コーナーでも料理の一品として提供されます。
見山の郷(072-649-3328)の営業時間は午前9時~午後4時、火曜日定休。