9月16日~10月12日 「聖フランシスコ・ザビエル像」発見100周年記念 ザビエル・ストーリーを開催

更新日:2021年12月15日

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聖フランシスコ・ザビエル像を見る夫婦

9月16日~10月12日、茨木市立キリシタン遺物史料館(大字千提寺262)で、「聖フランシスコ・ザビエル像」発見100周年記念キリシタン遺物史料館企画展「ザビエル・ストーリー」を開催しました。

同史料館がある茨木市千提寺とその周辺は、かつて高槻城主でキリシタン大名として有名な高山右近の領地であり、いわゆる「隠れキリシタンの里」として、同地区の人々は禁教令が発令されたあとも密かに信仰を守り続けていました。その真実が明らかとなったのは、1920年(大正9年)9月。旧家で代々受け継がれてきた「あけずの櫃(ひつ)」から、教科書にも掲載されるなど有名な「聖フランシスコ・ザビエル像」など、数々のキリシタン遺物が発見されました。

「聖フランシスコ・ザビエル像」発見100周年を記念して開催した本企画展では、昨年9月に高精細デジタル撮影で作成されたザビエル像の複製品に加え、ザビエルの顔が描かれたメダル状の「メダイ」と呼ばれる金属製品などを展示したほか、ザビエル像の「発見」にまつわるストーリーを4つに分けて紹介しました。訪れた市民は「当時の人々が苦しみながらも大切に信仰を守り続けていたことが伝わってきました」と話しました。