11月12日 新名神高速道路で多数傷病者発生事故対応訓練を実施

ヘリで搬送する様子
応急処置の様子
救急車で搬送する様子

12日、12月10日の開通が決定したばかりの新名神高速道路(高槻~川西IC区間)上り竜王山トンネル入り口付近で、多重衝突事故により多数傷病者が発生したとの想定の下、近隣の消防本部や災害派遣医療チームのほか、地元大学生、滋賀県や兵庫県の医療機関など、各関係機関と連携してブラインド型訓練を実施しました。

ブラインド型訓練とは、実施者に対して事前に訓練の進行やシナリオは知らせず想定のみを知らせる実践的な訓練方法で、今回は、12月10日の開通後に実際の事故が発生した場合に迅速な災害救護活動が行えるよう、各関係機関との相互連携を図ることが目的です。

当日は消防ヘリやドクターヘリなどのヘリが4台、救急車や消防車などの車両が24台、消防隊員・医師等が155人参加し、新名神高速道路同区間で初めてとなる大規模訓練となりました。事前に詳細が知らされてないこともあり、現場は実際の事故現場さながらの緊迫感が漂っていました。現地対策本部が事故の情報収集などを行い、規模・負傷者の程度を素早く判断して緊急搬送などの手配を行う一方で、最前線の現場では本部からの指示に対応しつつ、「こちら重傷病者2名、至急対応求む」などと、医療機関や阪急バスなどのさまざまな職種の人たちと連携して臨機応変に対応していました。特にヘリが重傷病者を搬送する場面では、当訓練で緊張感が最も高まる現場となりました。10回ほど上空を旋回し、轟音を響かせながら4台のヘリが並んで着陸するさまは、大規模な災害現場そのものでした。

茨木市消防本部の泉消防長は「高速道路で起きる事故はバスなどが絡むと大規模な災害につながってしまう。今回は、各医療機関との連携や重傷病者の広域的な搬送などを確認する意味でとても有意義なものになった。また、課題も洗い出すことができたので、早急に対応していきたい」と話しました。