市民の皆さまへ(市長メッセージ:大阪北部地震から4年を迎えて)【6月17日】

更新日:2022年06月17日

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大阪北部地震の発生から、明日で4年になります。
本市では、震度6弱の激震に襲われ、尊い命が奪われました。
改めまして、亡くなられた方に哀悼の意を捧げ、被災された皆さまには、復興に向けたこれまでのご努力に敬意を表し、お見舞いを申し上げます。

余震に怯える状況の中、市内の広範囲でガスが止まり、ほどなく雨にも見舞われ、ブルーシートの確保などに追われた日々を思い出します。
多くのボランティアの方々や団体の皆さま、国や府、多くの自治体からいただいたご支援を忘れるわけにはいきません。

震災において、本市は、ひとり暮らしの高齢者や要支援の方々、お一人お一人、全員の安否を確認することができました。これは誇るべきことでありました。民生委員や地域の皆さまの日ごろからの顔の見える関係づくり、そしてそれを補う本市職員の尽力が実を結んだものであります。今年度は、要支援者の安否確認のさらなる充実に向けた取組をスタートさせております。

本市では、震災の経験に学び、次への備えとして、大阪北部地震の詳細な記録と検証を行い、地域防災計画、業務継続計画、受援計画、対策部別活動マニュアルの充実につなげています。
いつ起こるかわからない災害から市民の皆さまを守る尊い使命を果たすべく、研修や訓練を通して計画やマニュアルの実践、習得に努めてまいります。

震災復興への対応が終わる間もなく訪れたコロナ禍は、長期に及び、今なお人々の暮らしに多大な影響を与えています。市におきましては、さまざまな制約の中、創意工夫し、各部署間、連携、協力して職務にあたっております。
これからも地道な活動を絶やすことなく継続し、市民の皆さまに「災害に強い安全・安心なまち」を実感していただけるよう取り組んでまいります。

 

 

令和4年6月17日 茨木市長 福岡洋一