ワクチンの効果と副反応

更新日:2022年11月14日

日本では現在、ファイザー社、モデルナ社及び武田社(ノババックス)のワクチンが薬事承認されており、予防接種法における接種の対象となっています。これらの新型コロナワクチンは、いずれも新型コロナウイルス感染症の発症を予防する効果があり、また、重症化を予防する効果が期待されています。

一方、接種後の主な副反応として、接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛等が報告されています。また、稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)の発生も報告されています。

新型コロナウイルスワクチン接種は強制ではありません。接種の効果と副反応のリスクについてご理解いただいたうえで、本人の意思に基づいて接種を判断することが重要です。

ワクチンの効果

オミクロン株対応ワクチン

従来のワクチンの接種と比較して、中和抗体価と中和抗体応答率が同等以上であることが確認され、重症化・感染・発症を予防する効果が期待されています。

【厚生労働省】オミクロン株対応ワクチンの接種にはどのような効果がありますか。

追加接種(4回目)

感染予防効果は短期間しか持続しなかったという報告がある一方、重症化予防効果は6週間経過しても低下せず維持されていたことや、死亡予防効果を示唆する報告があります。

【厚生労働省】新型コロナワクチンQ&A 追加(4回目)接種には、どのような効果がありますか。

 

追加接種(3回目)

オミクロン株に対する1・2回目接種による発症予防効果は、デルタ株と比較して著しく低下するものの、3回目接種により回復することが示唆されています。入院予防効果も、デルタ株と比較すると一定程度の低下はありますが、発症予防効果よりも保たれており、3回目接種で回復することが報告されています。

【厚生労働省】新型コロナワクチンQ&A オミクロン株にも追加(3回目)接種の効果はありますか。

初回接種

いずれのワクチンも、薬事承認前に、海外で発症予防効果を確認するための臨床試験が実施されており、ファイザー社のワクチンでは約95%、武田/モデルナ社のワクチンでは約94%の発症予防効果が確認されています。

ワクチンの副反応

接種回数に関わらず、接種後、接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛等の副反応が現れることがあります。症状は翌日に出ることが多く、大部分は数日以内に回復しています。また、18歳以上の追加(4回目)接種後21日目までに現れた症状及びオミクロン株対応ワクチン接種後7日目までに現れた症状は下表のとおりです。いずれも海外の研究結果では、重大な副反応は認めなかったと報告されています。なお、接種回数を問わず、まれにアナフィラキシー(重いアレルギー反応)がみられますが、接種会場や医療機関ではすぐに対応できるよう医薬品等の準備を整えています。

追加(4回目)接種後
21日目までの報告割合
ファイザー社・モデルナ社
50%以上 疼痛(78.8%)
10~50% 倦怠感(33.2%)、筋肉痛(24.5%)、
頭痛(21.5%)、硬結・腫脹(12%)
1~10% 関節痛(8.4%)、37.5℃以上の発熱(6.6%)、
リンパ節腫脹(4.7%)、紅斑・発赤(8%)、知覚障害(1.5%)、
アレルギー反応(1%)

 

オミクロン株対応
ワクチン接種後
7日目までの報告割合
症状
ファイザー社 モデルナ社
50%以上 注射部位疼痛(58.1%) 注射部位疼痛(77.3%)、
疲労(54.9%)
10~50% 疲労(49.2%)、頭痛(33.6%)、
筋肉痛(22.3%)、悪寒(13.0%)、
関節痛(11.3%)
頭痛(43.9%)、筋肉痛(39.6%)、
関節痛(31.1%)、悪寒(23.8%)、
リンパ節症(17.4%)、
悪心・嘔吐(10.3%)
1~10% 下痢(9.0%)、発赤(7.0%)、
腫脹(6.6%)、発熱(5.0%)、
嘔吐(1.7%)
紅斑・発赤(6.9%)、
腫脹・硬結(6.9%)、
発熱(4.4%)

 

予防接種健康被害救済制度

一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療・障害年金等の給付)が受けられます。
新型コロナワクチンの接種についても、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。

各種副反応等報告と専門家による評価について

11月11日時点で、厚生労働省が公表している各種副反応等報告と専門家による評価は下表のとおりです。それぞれの報告に関して、現時点でワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされています。

国に報告
された
件数

ファイザー社
(12歳以上)

243,304,176回
接種
(注1)

モデルナ社

78,941,637回
接種
(注4)

アストラ
ゼネカ社

117,838回
接種
(注2)

ファイザー社
(5~11歳用)
3,315,127回
接種
(注5)

武田社
(ノババックス)

220,465回
接種
(注6)

「死亡」

1,683件(注1)

α0件
β10件
γ1,673件

202件(注4)

α0件
β1件
γ201件

1件(注2)

α0件
β0件
γ1件

2件(注5)

α0件
β0件
γ2件

1件(注6)

α0件
β0件
γ1件

「アナフィラキシー」

3,314件(注1)

α619件
β5件
γ2,690件

599件(注4)

α61件
β0件
γ538件

6件(注2)

α0件
β0件
γ6件

11件(注5)

α3件
β0件
γ8件

9件(注6)

α2件
β0件
γ7件

「血栓症」

63件(注2)

α0件
β0件
γ63件

14件(注2)

α0件
β0件
γ14件

2件(注2)

α2件
β0件
γ0件

0件 0件
「心筋炎」

256件(注3)

α0件
β0件
γ256件

164件(注3)

α0件
β0件
γ164件

0件

7件(注5)

α0件
β0件
γ7件

1件(注6)

α0件
β0件
γ1件

「心膜炎」

92件(注3)

α0件
β0件
γ92件

38件(注3)

α0件
β0件
γ38件

0件

2件(注5)

α0件
β0件
γ2件

0件

 

評価記号について

α=ワクチンとの因果関係が否定できないもの、β=ワクチンとの因果関係が認められないもの、γ=情報不足等によりワクチンとの因果関係が評価できないもの

集計期間

(注1)令和3年2月17日~令和4年10月9日、(注2)令和3年8月3日~令和4年10月9日、(注3)令和3年12月6日~令和4年10月9日、(注4)令和3年5月22日~令和4年10月9日、(注5)令和3年2月21日~令和4年10月9日、(注6)令和4年5月25日~令和4年10月9日

全国で接種後に死亡として報告された事例(コミナティ筋注)

第88回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策調査会(令和4年11月11日)の資料によりますと、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、令和3年2月17日から令和4年10月9日までに新型コロナワクチン接種後に医療機関または製造販売業者から死亡として報告された件数は1683件(うち、4回目接種後の事例は29件)です。

なお、10月9日までに報告された1683件のうち、ワクチン接種が死亡原因と国で認定(評価)された件数は0件です。また、10月10日から10月28日までに医療機関または製造販売業者から死亡として報告された16件(うち、4回目接種後の事例は2件)についても、専門家による評価が行われます。

  男性 女性 不明 割合
10歳代 4人 5人 1人 10人 0.6%
20歳代 16人 7人 1人 24人 1.4%
30歳代 32人 7人 0人 39人 2.3%
40歳代 30人 23人 2人 55人 3.2%
50歳代 61人 34人 3人 98人 5.8%
60歳代 86人 62人 3人 151人 8.9%
70歳代 256人 151人 1人 408人 24.0%
80歳代 289人 275人 4人 568人 33.4%
90歳以上 105人 220人 6人 331人 19.5%
不明 9人 5人 1人 15人 0.9%
888人 789人 22人 1699人 100%
割合 52.4% 46.4% 1.2% 100%
主な死因
  • くも膜下出血
  • 脳出血
  • 脳梗塞
  • 心筋炎
  • 急性心筋梗塞
  • 心不全
  • 大動脈解離など

全国で接種後に死亡として報告された事例(スパイクバックス筋注)

第88回科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策調査会(令和4年11月11日)の資料によりますと、スパイクバックス筋注の副反応疑い報告において、令和3年5月22日から令和4年10月9日までに新型コロナワクチン接種後に医療機関または製造販売業者から死亡として報告された件数は202件(うち、4回目接種後の事例は16件)です。

なお、10月9日までに報告された202件のうち、ワクチン接種が死亡原因と国で認定(評価)された件数は0件です。また、10月10日から10月28日までに医療機関または製造販売業者から死亡として報告された3件(うち、4回目接種後の事例は2件)についても、専門家による評価が行われます。

  男性 女性 不明 割合
10歳代 1人 0人 0人 1人 0.5%
20歳代 14人 3人 0人 17人 8.3%
30歳代 15人 1人 0人 16人 7.8%
40歳代 18人 4人 0人 22人 10.7%
50歳代 26人 3人 0人 29人 14.1%
60歳代 15人 12人 0人 27人 13.2%
70歳代 19人 14人 0人 33人 16.1%
80歳代 21人 18人 0人 39人 19.0%
90歳以上 7人 12人 0人 19人 9.3%
不明 0人 2人 0人 2人 1.0%
136人 69人 0人 205人 100%
割合 67.5% 32.5% 0% 100%
主な死因
  • くも膜下出血
  • 心筋炎
  • 大動脈解離
  • 虚血性心疾患
  • 急性循環不全
  • 心不全など

全国で接種後に死亡として報告された事例(バキスゼブリア筋注)

第88回科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策調査会(令和4年11月11日)の資料によりますと、バキスゼブリア筋注の副反応疑い報告において、令和3年8月3日から令和4年10月9日までに新型コロナワクチン接種後に医療機関または製造販売業者から死亡として報告された件数は1件(57歳、男性)です。

なお、10月9日までに報告された1件のうち、ワクチン接種が死亡原因と国で認定(評価)された件数は0件です。また、10月10日から10月28日までに医療機関または製造販売業者から死亡として報告された件数は、0件でした。

全国で接種後に死亡として報告された事例(コミナティ筋注5~11歳用)

第88回科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策調査会(令和4年11月11日)の資料によりますと、コミナティ筋注(5~11歳用)の副反応疑い報告において、令和4年2月21日から令和4年10月9日までに新型コロナワクチン接種後に医療機関または製造販売業者から死亡として報告された件数は2件(11歳女性、11歳男性)です。

なお、10月9日までに報告された2件のうち、ワクチン接種が死亡原因と国で認定(評価)された件数は0件です。

全国で接種後に死亡として報告された事例(ヌバキソビッド筋注)

第88回科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策調査会(令和4年11月11日)の資料によりますと、ヌバキソビッド筋注の副反応疑い報告において、令和4年5月25日から令和4年10月9日までに新型コロナワクチン接種後に医療機関または製造販売業者から死亡として報告された件数は1件(29歳男性)です。

なお、10月9日までに報告された1件のうち、ワクチン接種が死亡原因と国で認定(評価)された件数は、0件です。また、10月10日から10月28日までに医療機関または製造販売業者から死亡として報告されたのは0件でした。

副反応についての問合先

副反応等、医療についてのお問い合わせは大阪府の専門相談窓口で対応しています。

電話番号:06-6635-2047
ファックス番号:06-6641-0072
相談受付時間:24時間(土日祝日も対応)

10代・20代の男性と保護者の方へ(新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について)

令和3年10月15日に開催された厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において、10代・20代の男性については、新型コロナウイルスに感染した場合に合併して発症する心筋炎等の発生頻度よりは低いものの、ファイザー社ワクチンに比べてモデルナ社ワクチンの接種後に生じる心筋炎等の発生頻度が高いことから、ファイザー社のワクチンの接種も選択することができるとの見解が示されました。

10代・20代男性で、1回目未接種の方や 1回目にモデルナ社のワクチンを接種後、2回目の接種についてファイザー社のワクチン接種を希望する方は、市コールセンターへご連絡ください。

【市コールセンター】
電話番号:0120-695-890
受付時間:午前9時~午後5時(12月29日~1月3日除く)

(注意)

  • モデルナ社ワクチン接種後27日以上経過している必要があります。
  • 1回目にモデルナ社ワクチンを接種し、2回目にファイザー社ワクチンを使用することの可否は、予診する医師の判断によります。
  • 交互接種対象者以外の方は、これまで通り、同一のワクチンを接種することが原則となります。

 

1~3回目接種後の心筋炎及び心膜炎の報告状況については こちら

 

(厚生労働省)新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について

 

問合せは市コールセンターへ

市新型コロナワクチンコールセンターで、接種に関する問合せに対応しています。

電話番号 0120-695-890
ファックス番号 072-625-1650
受付時間 毎日 午前9時~午後5時(12月29日~1月3日除く)
受付内容 ・予約に関すること
・接種券(クーポン券)に関すること
・接種場所に関すること 等
注意事項 ・午前中、正午から午後1時は電話が込み合うことがあります。つながらない場合は、お手数ですが、時間をあけておかけ直しください。
・電話番号をおかけ間違えのないようお願いします。
・お問合せの内容によっては専門の窓口にご案内する場合があります。
この記事に関するお問い合わせ先

茨木市新型コロナワクチンコールセンター
電話:0120-695-890
ファックス:072-625-1650(お間違いのないようにご注意ください

茨木市新型コロナワクチン専用窓口
〒567-0888 大阪府茨木市駅前四丁目7番55号
福祉文化会館会議室101号室

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