5歳~11歳(小児)の方のワクチン接種
更新日:2023年03月10日
小児(5歳~11歳)に対する新型コロナワクチン接種が特例臨時接種に位置付けられています。
令和4年9月6日から予防接種法上の「努力義務」の規定が適用されていますが、これはまん延防止の観点から皆さまにも「接種に協力していただきたい」という趣旨であり、義務ではありません。接種は強制ではありませんので、接種のメリット(発症予防・重症化予防等)とデメリット(副反応等)を、お子さまと保護者様で十分ご検討、ご理解のうえ、接種するかどうか決めてください。
また、接種を望まない人に接種を強要することや差別的扱いをすることがないよう、ご理解・ご協力をお願いします。
なお、努力義務の規定については令和5年5月7日までは全ての小児接種対象者に適用されますが、5月8日以降は「基礎疾患を有する方」、「重症化リスクが高いと医師が認める方」のみが努力義務の規定の適用対象となります。
【厚生労働省】今回のワクチン接種の「努力義務」とは何ですか。
【日本小児科学会】小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方
お知らせ
小児用オミクロン株対応ワクチンについて
令和5年2月28日に、ファイザー社の小児用オミクロン株対応ワクチンが薬事承認され、3月8日から使用が開始されました。これに伴い、小児の追加接種(3回目以降)は原則、オミクロン株対応ワクチンを使用することとなります。3回目を従来型ワクチンで接種済の方は、3か月経過後に4回目としてオミクロン株対応ワクチンを接種することができます。
また、5月8日~8月31日の期間において、基礎疾患を有する方、重症化リスクが高いと医師が認める方を対象とした「令和5年春開始接種」が開始され、対象の方は更に1回オミクロン株対応ワクチンを追加で接種することができます。詳細は下記をご確認ください。
なお、初回(1・2回目)接種は引き続き従来型ワクチンを使用します。

追加接種(令和4年秋開始接種、令和5年春開始接種等)について
子どもの感染者数の増加とともに、重症者数も増加傾向にあります。初回接種(1・2回目接種)後、時間経過とともに発症予防効果が低下しますが、追加接種を行うことにより効果が回復すると報告されています。
実施時期別追加接種
【1】実施期間:令和5年3月8日~令和5年5月7日
令和4年秋開始接種 | |
対象者 |
初回接種(1・2回目※1)接種が完了した、接種日に5~11歳の方 |
接種間隔 |
前回の接種から3か月以上 |
使用ワクチン |
ファイザー社(5~11歳用)オミクロン株対応2価ワクチン なお、接種前に12歳を迎えた場合は、12歳以上用のオミクロン株対応2価ワクチンを接種することになります。この場合、接種間隔は3か月以上となります。 12歳以上用のワクチン接種についてはこちらをご確認ください。
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接種回数 |
1回 |
接種場所 |
各医療機関 接種協力医療機関一覧(5~11歳)(PDFファイル:83.4KB) 現在のところ、集団接種の実施予定はありません。 |
予約方法 |
接種協力医療機関一覧(5~11歳)(PDFファイル:83.4KB)の「予約方法」をご覧ください。 各医療機関の窓口、電話、ウェブ、 |
その他 |
接種にあたっては、あらかじめかかりつけ医等と、よく相談してください。 |
※1乳幼児(生後6か月~4歳)接種での初回接種は、3回で1セットです。3回目の接種時までに5歳の誕生日を迎えた場合、まずは乳幼児ワクチンでの初回接種を完了していただく必要があります。
【2】実施期間:令和5年5月8日~8月(予定)
令和4年秋開始接種 | 令和5年春開始接種 | |
対象者 |
令和5年春開始接種対象者を除く5~11歳で、初回接種が完了し、上記【1】の期間にワクチン接種を受けていない方。※2 |
初回接種が完了している5~11歳で基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方。 基礎疾患の例はこちらからご確認ください。 |
接種間隔 |
前回の接種から3か月以上 |
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使用ワクチン |
ファイザー社(5~11歳用)オミクロン株対応2価ワクチン なお、接種前に12歳を迎えた場合は、12歳以上用のオミクロン株対応2価ワクチンを接種することになります。この場合、接種間隔は3か月以上となります。 12歳以上用のワクチン接種についてはこちらをご確認ください。
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接種回数 |
1回 |
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接種場所 |
現在、調整中です。詳細が決まり次第、情報共有いたします。 |
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その他 |
接種にあたっては、あらかじめかかりつけ医等と、よく相談してください。 |
※2努力義務の適用外です。
※3努力義務が適用されています。
【3】令和5年9月以降のスケジュールについて
国において、9月~12月にかけて、5歳以上の方で初回接種が完了し、追加接種可能な全ての方を対象とした「令和5年秋開始接種」の実施を検討しています。詳細は決定次第、改めて周知させていただきます。
追加(3回目)接種券の発送スケジュール
2回目接種完了日 | 接種券発送予定日 | 発送状況 |
令和4年4月18日まで | 令和4年9月9日 | 発送済 |
令和4年4月19日~4月25日 | 令和4年9月16日 | 発送済 |
令和4年4月26日~5月2日 | 令和4年9月22日 | 発送済 |
令和4年5月3日~5月16日 | 令和4年9月30日 | 発送済 |
令和4年5月17日~6月13日 | 令和4年10月31日 | 発送済 |
令和4年6月14日~6月20日 | 令和4年11月7日 | 発送済 |
令和4年6月21日~7月4日 | 令和4年11月21日 | 発送済 |
令和4年7月5日~7月11日 | 令和4年11月28日 | 発送済 |
令和4年7月12日~7月18日 | 令和4年12月5日 | 発送済 |
令和4年7月19日~7月25日 | 令和4年12月12日 | 発送済 |
令和4年7月26日~8月1日 | 令和4年12月20日 | 発送済 |
令和4年8月2日~8月16日 | 令和5年1月6日 | 発送済 |
令和4年8月17日~8月22日 | 令和5年1月10日 | 発送済 |
令和4年8月23日~8月29日 | 令和5年1月16日 | 発送済 |
令和4年8月30日~9月5日 | 令和5年1月23日 | 発送済 |
令和4年9月6日~9月12日 | 令和5年1月30日 | 発送済 |
令和4年9月13日~9月19日 | 令和5年2月6日 | 発送済 |
令和4年9月20日~9月26日 | 令和5年2月13日 | 発送済 |
令和4年9月27日~10月5日 | 令和5年2月20日 | 発送済 |
令和4年10月6日~10月12日 | 令和5年2月27日 | 発送済 |
令和4年10月13日~10月19日 | 令和5年3月6日 | 発送済 |
※以後の発送スケジュールにつきましては、順次掲載してまいります。
オミクロン株対応ワクチン接種のメリット・デメリット
メリット
これまでの知見から新型コロナウイルス感染症の予防に対する一定の有効性が期待されています。また、追加接種後は、オミクロン株を含む新型コロナウイルスに対する中和抗体価が上昇することに加え、時間経過とともに低下した初回接種による発症予防効果が、回復すると報告されています。
中和抗体価とは、ウイルスの感染力や毒素の活性を中和できる抗体の値のことです。
デメリット
5~11歳の小児におけるファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)について、従来型ワクチンの安全性と概ね同様と評価されています。
報告割合 | 接種後の症状(接種後7日間に現れた症状発現率の比較) |
50%以上 |
疼痛(64.0%) |
10~50% |
疲労(40.5%)、頭痛(25.2%)、筋肉痛(13.5%) |
1~10% |
悪寒(9.0%)、関節痛(9.0%)、発赤(7.2%)、腫脹(4.5%)、 発熱(4.5%)、嘔吐(3.6%)、下痢(3.6%) |
また、ごくまれにアナフィラキシー等の副反応が生じることがあります。
接種後の各種副反応と専門家の評価については、こちらをご覧ください。
厚生労働省からのお知らせ
【厚生労働省】5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ
【日本小児科学会】 新型コロナワクチンQ&A小児接種(5~11歳)
他の予防接種との接種間隔
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは、同時に接種可能です。
インフルエンザワクチン以外のワクチンを接種する場合は、新型コロナワクチン接種と前後2週間以上の間隔を空けてください。
初回(1・2回目)接種について
初回(1・2回目)接種の概要
対象者 |
5歳になる誕生日の前日から12歳の誕生日の前々日まで接種可能です。 (例)2010年4月3日生まれの方…2022年4月1日まで接種可能、4月2日以降は12歳以上と同じワクチンを使用 1回目接種時に11歳、2回目接種時に12歳となる方は、2回目も同じ小児用ワクチンを使用 |
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使用ワクチン |
12歳以上のファイザー社ワクチンとは別の製剤で、有効成分量は1/3 |
接種回数 |
1回目接種から3週間後に2回目を接種 |
接種場所 |
接種協力医療機関一覧(5~11歳)(PDFファイル:83.4KB) 現時点で、5~11歳向けの集団接種の実施予定はありません |
予約方法 ※ |
各医療機関の窓口、電話、ウェブ、 市ウェブ予約システム 、 市コールセンター(0120-695-890) |
※予約完了後、学級閉鎖や濃厚接触者となられてやむを得ず予約をキャンセルされた場合、再予約・接種への配慮を各医療機関に依頼しております。
市ウェブ予約システム・コールセンターから予約された場合は市コールセンターへ、各医療機関へ直接予約された場合は各医療機関へご相談ください。
接種券発送 2017年3月1日以前に生まれた方 ※1 |
2月24日(木曜日) |
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予約受付開始 |
基礎疾患を有する方 ※2 |
3月1日(火曜日) |
対象者全員 |
3月4日(金曜日) |
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接種開始 |
3月10日(木曜日)以降 ※3 |
※1 2017年3月2日以降に生まれた方には、おおむね2週間ごとに取りまとめて発送します。
※2 慢性呼吸疾患、先天性心疾患など、重症化リスクの高い基礎疾患を有するお子様へのワクチン接種により、COVID-19の重症化を防ぐことが期待されます。ワクチン接種については、本人の健康状態をよく把握しているかかりつけ医によく相談してください。
【日本小児科学会 】新型コロナウイルスワクチン接種に関する、小児の基礎疾患の考え方および接種にあたり考慮すべき小児の基礎疾患等
※3 令和4年3月7日(月曜日)の小児用ワクチン配送後、接種体制が整った医療機関から実施する予定であり、各医療機関によって接種開始日が前後することがあります。
※各予約開始日の前日から予約開始までの間、システムメンテナンスを行う場合があります。メンテナンス中はログインできない場合があります。ご自身の予約内容の確認やキャンセルも、メンテナンス中はできません。時間をあけて再度ご確認をお願いします。
市からの送付物
宛名台紙・予防接種済証
国内で ワクチンを接種したことの証明が必要な場合は、こちらをご利用ください。
接種券付き予診票
接種券は、予診票の右上に印字されています。
12歳以上の1・2回接種にも使用できます。

新型コロナワクチン接種の重要なお知らせ(5~11歳の方とその保護者様)
2月上旬の情報を記載しております。最新の情報は、国及び市ホームページをご覧ください。
ワクチン接種は強制ではなく、あくまで本人の意思に基づき接種するものです。接種を望まない人に接種を強要することや差別的扱いをすることがないよう、ご理解・ご協力をお願いします。接種の判断に当たっては、最新の副反応状況などを必ず確認し、接種のメリット・デメリットを十分把握のうえ、接種をするかどうか決めてください。
国・府の参考資料(重症化等) (PDFファイル: 1.6MB)
- 学校等におけるいじめ・嫌がらせなどに関する相談窓口は子どものSOS相談窓口
- いじめ・嫌がらせなどについての人権相談に関する窓口はこちら(電話やメールで相談を受け付けています)
厚生労働省からのお知らせ
【厚生労働省】新型コロナワクチンの5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ
【厚生労働省】新型コロナワクチンQ&A 小児接種(5~11歳)
ファイザー社からのお知らせ
ワクチン接種の効果と副反応
ファイザー社のワクチンは、5~11歳の小児においても、デルタ株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。
また、副反応の種類や発現頻度についても、成人と大きな違いはありませんでした。接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が確認されていますが、殆どが軽度又は中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
【厚生労働省】新型コロナワクチンQ&A ワクチンの安全性と副反応

三角筋の中央部に注射します。
適宜、お子さまへ声掛けを行い、お子さまが注射針を見ないようにするなど、不安や緊張を和らげるような対応をお願いします。
また、ワクチン接種後(特に接種直後~数日間)はお子さまの体調に変化がないか注意してください。
持ち物
- 接種券などが入った封筒の中身一式
- 本人確認書類(マイナンバーカードや健康保険証など)
- 母子健康手帳
- お薬手帳(お持ちの方)
保護者の同伴
- 接種当日は、 保護者の同伴が必要です。
予診票
- 電話番号は、 必ず保護者の方と連絡のつく電話番号を記載してください
- ワクチン接種に対する同意は、 保護者自らが署名してください
新型コロナワクチンの予診票・説明書・情報提供資材(厚生労働省)
感染対策
ワクチンを接種した人も接種していない人も、引き続き感染予防対策をお願いします。
【経済産業省Youtubeチャンネル】やってみよう!新型コロナウイルス感染症対策 みんなでできること
【第30回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料より】 公衆衛生の見地
科学的知見
公的関与の規定国では、小児におけるオミクロン株の感染状況(感染者、重症化の動向)が未だ確定的でないこと(増加傾向の途上にあること)や、オミクロン株については、小児における発症予防効果・重症化予防効果に関するエビデンスが必ずしも十分でないこと(オミクロン株の出現以前の知見であること)を踏まえ、現時点では、ワクチン接種に関する努力義務の規定は小児について適用しないこととし、改めて議論することとされました。 |
- この記事に関するお問い合わせ先
-
茨木市新型コロナワクチンコールセンター
電話:0120-695-890
ファックス:072-625-1650(お間違いのないようにご注意ください)
茨木市新型コロナワクチン専用窓口
〒567-0888 大阪府茨木市駅前四丁目7番55号
福祉文化会館会議室101号室
E-mail kenko@city.ibaraki.lg.jp
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